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ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

移民とエリス島

2007-06-25 10:50:26 | 趣味
今回の面接授業のテーマは、「国際経済社会と移民」
中心は、現代における欧米の移民だ。

その中で、突然教師が、ニューヨークのエリス島の話を始めた。

「エリス島」
かつて、移民管理局があり、
ヨーロッパからの移民がアメリカに着いたとき、
自由の女神像(リバティ島)を左に見て、エリス島に着岸する。
移民はここで検査を受け、OKとなって初めて、
ニューヨークに渡ることができる。
NGとなった移民はニューヨークの土を踏むことなく帰還させられる。
今でも移民博物館には当時の移民の名簿が残っているそうです。

そこでハタと思いついた映画がある。

原題「HITCH」邦題「最後の恋のはじめ方」
恋愛指南を業とするウィル・スミスが、自分自身の恋に目覚め、
ジャーナリストのエバ・メンデスとの最初のデートに
島の博物館に連れて行って名簿を見せるシーンがある。

もともと移民だったエバ・メンデスの祖父、だったかな、
その名前を見つけたエバ・メンデスが見つけて涙する、
という感動シーンです。

その島こそエリス島、その博物館こそ移民博物館。

映画を見た時は、エリス島のことなんか知らなかったので、
そんなんで泣くほど感動するか?ぐらいの勢いでした。

何十年か前、貧困から逃れるため、夢と希望を持って
新天地にやってきた祖父(か、その父くらい?)

彼らが苦労して、この地で働き、家庭を持ち、
そして今の自分たちがある。

当時の祖先たちの苦労を思い、
感謝と同情の念から思わず涙する。
そう思うと、多くのアメリカ人の心にぐっとくるものがあるはず。

映画では、偶然を装ってエバ・メンデスを感動させた出来事が、
全部ウィル・スミスの仕込みだったとばれて、喧嘩になるのですが、
いずれにしても歴史的背景を知らないとうまく伝わらないものだな、
と改めて思いました。

(注、エリス島のことを知らないのは私だけで、この映画では
 多くの人がエリス島と移民について言及されています)

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