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全米週末興行ベスト10  2017/2/10-2/12

2017-02-14 16:17:55 | 映画関連
毎週金、土、日の3日間の全米興行収入のベスト10です。

今週はトップ3が新作に入れ替わるなど順位はかなり変動。
初登場のトップは「レゴバットマン・ザ・ムービー」、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編は2位。



1. The LEGO Batman Movie
2. Fifty Shades Darker
3. John Wick: Chapter Two
4. Split

5. Hidden Figures
6. A Dog's Purpose
7. Rings
8. La La Land
9. Lion
10. Sing

***
11. The Space Between Us
12. xXx: The Return of Xander Cage
**
14. Resident Evil: The Final Chapter



私の独断による「見たい度」を×、★、★★、★★★の4段階で記載。

1.The LEGO Batman Movie (×)

初登場1位。
5300万ドルは好成績だが、初週の成績は前作の3/4程度にとどまる。
バットマンとロビンが活躍。敵役はジョーカー。

「レゴバットマン・ザ・ムービー」2017/4/1(WB)



2.Fifty Shades Darker (×)

初登場2位。
初週の興収は4660万ドルとなかなかいい数字だが、
前作「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の55%程度

女性目線の妄想エロ小説を映画化したシリーズ2作目。
来年3作目の「フィフティ・シェイズ・フリード」の公開が予定されている。

邦題未定、年内公開予定(東宝東和)



3.John Wick: Chapter Two (★★★)

初登場3位。
3040万ドル。

キアヌ・メリープス、イアン・マクシェーン。
続編。
素直に第2章のほうがいいと思うんですけど、どうでしょう。

「ジョン・ウィック:チャプター2」2017/7/7(ポニーキャニオン)



4.Split (★)

1位から4位にダウン。
1/3減って950万ドル、累計1億1240万ドル。

ジェームズ・マカボイ。
Mナイト・シャマラン、久々のヒットで、大台突破。
「エアベンダー」「アフター・アース」と100M$超の大作が連続して惨敗。
「ビジット」本作と10M$が続き、本作でついに大台越え。

多重人格者に捕まった女性たちが逃げるお話。

「スプリット」2017/5/12公開(東宝東和)



5.Hidden Figures (★)

4位 から5位にダウン。
興収は2割減って800万ドル、累計1億3140万ドル。

タラジ・P・ヘンソン、オクタビア・スペンサー、
ジャネール・モネイ、ケビン・コスナー。

1960年代初頭、偏見にあいながらもNASAの職員として
マーキュリー6号(ジョン・グレン宇宙飛行士)のアメリカ初の
地球周回軌道を支えた黒人女性3人の語られることのなかった実話。
「隠された数字」ってとこか。

日本公開未定。
黒人物は受けないと思っているんでしょうか。



6.A Dog's Purpose (★)

3位から6位にダウン。
3割減って720万ドル。累計4250万ドル。

デニス・クエイド。
複数の「犬と飼い主の交流」をオムニバス映画っぽく描き、
最後は輪廻転生での運命の再開?

邦題未定、2017年秋公開(東宝東和)



7.Rings (×)

2位から7位にダウン。
半分以下の560万ドル。累計2130万ドル。
「リング」のハリウッド版リメイクのシリーズ最新版。

と言っても「ザ・リング2」(2005)からは12年ぶり。
元々は2015年公開の予定だったらしいがいろいろあって遅れたようだ。
本作ではマチルダ・ラッツがひどい目に遭う役で、ナオミ・ワッツは出ていない。

日本公開未定。



8.La La Land (★★)

5位から8位にダウン。
興収は1/3減って490万ドル、累計1億2590万ドル。

ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、JKシモンズ。
ハリウッドでスターダムを夢見る恋人のミュージカル・ラブストーリー。

「ラ・ラ・ランド」2017/2/24(GAGA)



9.Lion (★★)

10位から9位にアップ。
興収は微増で390万ドル。累計3020万ドル。

デブ・パテル。
幼少期に迷子になり、その後オーストラリア人に養子に引き取られたインド人が、
25年後に「グーグル・アース」を使って故郷や実の両親を探し出したという
嘘のような実話の映画化。

「LION ライオン 25年目のただいま」2017/4/25(GAGA)



10.Sing (★)

7位から10位にダウン。
半分以下170万ドル、累計2億6540万ドル。

アニメ。
潰れそうな劇場オーナーが立て直しのためにオーディションを行う。
声にリース・ウィザースプーン、マシュー・マコノヒー、
スカーレット・ヨハンソンなど。

吹き替えは、専門の声優も多いが、またぞろ芸人などを多用している。
メディア誘因効果はあろうが、技量を見極めて採用しているのかは不透明。

「SING/シング」2017/3/17(東宝東和)

*** 今週ベスト10圏外に落ちた作品 ***

11.The Space Between Us (★)

9位から11位に陥落。
半分以下の160万ドル、製作費は3千万ドルなのに累計650万ドルと大誤算。

タイトルからは、ありがちなラブストーリーに見えるが、SF。
火星移住計画の宇宙飛行士は、地球出発後妊娠が発覚。
火星で出産後、父親を明かさないまま死亡してしまう。
16年後、遺された男児は父親を捜しに遠距離通信相手の女子高生を頼って
地球に来るが、地球環境は体力的に耐えられないことがわかる。

エイサ・バターフィールド、ブリット・ロバートソン。
ブリット・ロバートソンは「トゥモローランド」のケイシー。

エイサ・バターフィールドは個人的にコーディ・スミット・マクフィーと区別がつかない。
エイサ・バターフィールドは「縞模様のパジャマの少年」「ヒューゴ」
「エンダーのゲーム」「ミス・ペレグリン」など。

コーディ・スミット・マクフィーは「ザ・ロード」「モールス」
「猿の惑星:新世紀」「X-MEN:アポカリプス」など
(アポカリプスではナイトクローラーで素顔は見えず)

日本公開未定。



12.xXx: The Return of Xander Cage (★★)

8位から12位にダウン。
6割減の150万ドル、累計4310万ドルといまだ製作費の半分以下。

海外分は国別を見てもヒットしている国が見えないが、2億ドル近く稼いでおり、
契約次第では黒転かも。

ビン・ディーゼル、サミュエル・L・ジャクソン。
アイス・キューブ主演でずっこけた2作目の興収は越えたが、
1億4千万ドル突破の1作目には届かない。
日本での配給は前2作のソニーの手を離れ、東和ピクチャーズ。

「トリプルX再起動」2017/2/24公開(東和ピクチャーズ)



14.Resident Evil: The Final Chapter (★)

6位から14位にダウン。
7割減の130万ドル。
累計2520万ドルと大苦戦で、シリーズ最低興収になりそう。
ただし、海外分は1億ドル超稼いでおり総計では黒字かもね。

海外組トップは日本の35M$(全米より多い!)で、
ミラ・ジョボビッチはますます日本びいきに?

「バイオハザード:ザ・ファイナル」2016/12/23公開(Sony)

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