ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

アベノマスク、総経費260億円の見込み

2020-06-01 15:27:06 | 政治経済
今回の施策が果たしてどういうメリットがあったのか、それだけの金を使うなら
もっと別の使い方があっただろうというご意見は至極ごもっとも。

いまだに配布率が4割に届かない現状を鑑みれば、国産マスクの増産に注力した方が良かった。
そうはいっても製造ラインがない、機械がない、マスク製造能力にも限度がある・・・そうでしょう。
しかし、原材料がないのはどうしようもないとしても、マスク製造機を増産させても良かったんじゃ。
今や各メーカーが布製機能性マスクを大量に製造販売するようになっている。
そちらにはっぱをかけても良かったし、アベノマスクを配り終えるより早く全国に使い捨ての不織布マスクを
行き渡らせることができていたかもしれない。

ま、ほかにも言いたいことはあるけど、それはそれとして、当初の466億円っていったい何だったんだ。
配達にかかる経費を含めても1枚当たり360円近くになる。もったいないと思うのも無理はない。

それが260億円となれば、1枚200円。マスクが140円ちょいで配送費が60円弱。
布製だからそんなべらぼうな価格ではない。

妊婦用のマスクで汚れやほつれがあり再検品に8億円かかると言われたのが、800万円の間違いでしたと
文字通り桁違い(それも2桁)だったし、安いからまだましだけど一体厚労省の見積もりはどうなっているんだ。
(ついこの間の情報バラエティで「8億円」と大々的にやっていた。訂正もなかったけどいいのか)

こういう計算で予算を取って、予算があるから使わなくちゃとなるとしたらとんでもない話だ。
今回は緊急だったので計算を間違った。正規の予算取りの場合は厳重に検証を重ねて起案するのでこんな間違いはない。
と言うのであればいいけど。
概して見積もりは甘いというか、適当と言うか、発案者の意思が大きく反映される。
高いと反発されそうなものは安く見せ、通りやすそうなものは枠一杯に取っておこうとするのが常だから。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今朝のアゲハの幼虫、またも減る | トップ | ヘリ、東邦航空 ユーロコプ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治経済」カテゴリの最新記事