2009/12/15、109シネマズ木場。
*
ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール
**
実在のギャング、ジョン・デリンジャーの物語。
ジョン・デリンジャーが愛したビリー・フレシェットにマリオン・コティヤール。
FBIのフーバー長官にはビリー・クラダップ。
FBI捜査官、メルヴィン・バーヴィスにクリスチャン・ベイル。
**
時は大恐慌から4年、1933年。
インディアナ州インディアナポリスの刑務所。
ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)が車に乗せられてやってくる。
デリンジャーはこの刑務所に収監されるはずだった。
しかし、中では、ハリー・”ピート”・ピアポント(デビット・ウェンハム)らが
脱獄の準備をしていた。
デリンジャーは、すきを見てピートらとともに脱獄に成功するが仲間一人を失う。
彼らは一旦は隠れ家に潜むが、デリンジャーは再び銀行強盗を重ねる。
翌年、捜査局(DOIのちのFBI)のフーバー長官(ビリー・クラダップ)は、
ジョン・デリンジャーを1番の社会の敵(パブリック・エネミー・ナンバー1)と宣言、
ギャングのプリティ・ボーイ・フロイド(チャニング・テイタム)を射殺した
捜査官、メルヴィン・バーヴィス(クリスチャン・ベイル)を
ジョン・デリンジャー逮捕チームのリーダーに任命する。
デリンジャーはたまたま見初めたビリー(マリオン・コティヤール)を
強引に自分のものにする。
パーヴィスは、デリンジャーのアジトを突き止めるが、
張り込んでいた捜査官のミスでまんまと逃げられたことを契機に、
チャールズ・ウィンステッド(スティーブン・ラング)ら3人の優秀な捜査官を呼び寄せる。
デリンジャーはビリーとの逃亡中のホテルを捜査官に急襲され逮捕され収監される。
デリンジャーは、黒く塗った木片を銃に見せかけて看守を脅し脱獄する。
大金を稼いで、足を洗おうと考えていたデリンジャーは、
ベビー・フェイス・ネルソン(スティーブン・グラハム)を仲間にするが、
大した金は奪えず、肩を撃たれる。
徐々に仲間を失い、追い詰められていくデリンジャー。
パーヴィスはデリンジャーをとらえることができるのだろうか。
デリンジャーとビリーの行く末に待つものとは、、、。
***
ちゃんと読む時間はなかったが、エンド・ロールに
「事実に基づいてはいるがフィクションが入っている」
みたいなことが書いてあった。
もちろん全部がそうではないだろうが、
ポイントポイントはWikiを見る限り、事実のようだ。
大勢の人物が登場し、そして死んでいくので全部は覚えきれない。
初代FBI長官、ジョン・E・フーバーが
当時からDOI(捜査局、のちのFBI)の長官だとは知らなかった。
この時代、1933年といえば、大恐慌の嵐吹きやまず、
街は失業者であふれ、ギャングが闊歩していた。
しかし、その一方で当時世界一を誇るエンパイヤ・ステートビルが
1931年に完成している。
ちなみに、最初の「キングコング」がこのビルに登ったのは1933年である。
1931年にはアル・カポネが逮捕収監され、
1932年にアルカトラズ刑務所に送られている。
そのギャングたちを太らせる結果となった国家禁酒法は1933年に廃止され、
アルコールの是非は州法に戻されている。
そんな時代だった。
ついでに言うと、「アンタッチャブルス」のエリオット・ネスは
当時、酒類取締局(BOP、現在のATF)の捜査官で、FBIとは無縁。
FBIに入りたかったらしいが、フーバー長官から嫌われていたらしい。
**
マリオン・コティヤールは、もともとはフランス出身。
「TAXI」「TAXI2」「ロング・エンゲージメント」にも出ていたらしいが、
全く記憶にない。(「TAXI3」にも出演しているが未見)
ハリウッド作品は、「ビッグ・フィッシュ」が最初。
「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」 では、
第80回アカデミー主演女優賞を獲得している。
*
FBI側で最も存在感のあったのは、パーヴィスのクリスチャン・ベイルではなく、
ウィンステッドのスティーブン・ラング。
クリスチャン・ベイルは、「ダークナイト」ではヒース・レジャーに食われ、
「ターミネーター4」ではサム・ワーシントンに食われ、
この映画ではスティーブン・ラングに食われてよくよくついてない。
*
ジョニー・デップ、クリスチャン・ベイル、マリオン・コティヤール
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実在のギャング、ジョン・デリンジャーの物語。
ジョン・デリンジャーが愛したビリー・フレシェットにマリオン・コティヤール。
FBIのフーバー長官にはビリー・クラダップ。
FBI捜査官、メルヴィン・バーヴィスにクリスチャン・ベイル。
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時は大恐慌から4年、1933年。
インディアナ州インディアナポリスの刑務所。
ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)が車に乗せられてやってくる。
デリンジャーはこの刑務所に収監されるはずだった。
しかし、中では、ハリー・”ピート”・ピアポント(デビット・ウェンハム)らが
脱獄の準備をしていた。
デリンジャーは、すきを見てピートらとともに脱獄に成功するが仲間一人を失う。
彼らは一旦は隠れ家に潜むが、デリンジャーは再び銀行強盗を重ねる。
翌年、捜査局(DOIのちのFBI)のフーバー長官(ビリー・クラダップ)は、
ジョン・デリンジャーを1番の社会の敵(パブリック・エネミー・ナンバー1)と宣言、
ギャングのプリティ・ボーイ・フロイド(チャニング・テイタム)を射殺した
捜査官、メルヴィン・バーヴィス(クリスチャン・ベイル)を
ジョン・デリンジャー逮捕チームのリーダーに任命する。
デリンジャーはたまたま見初めたビリー(マリオン・コティヤール)を
強引に自分のものにする。
パーヴィスは、デリンジャーのアジトを突き止めるが、
張り込んでいた捜査官のミスでまんまと逃げられたことを契機に、
チャールズ・ウィンステッド(スティーブン・ラング)ら3人の優秀な捜査官を呼び寄せる。
デリンジャーはビリーとの逃亡中のホテルを捜査官に急襲され逮捕され収監される。
デリンジャーは、黒く塗った木片を銃に見せかけて看守を脅し脱獄する。
大金を稼いで、足を洗おうと考えていたデリンジャーは、
ベビー・フェイス・ネルソン(スティーブン・グラハム)を仲間にするが、
大した金は奪えず、肩を撃たれる。
徐々に仲間を失い、追い詰められていくデリンジャー。
パーヴィスはデリンジャーをとらえることができるのだろうか。
デリンジャーとビリーの行く末に待つものとは、、、。
***
ちゃんと読む時間はなかったが、エンド・ロールに
「事実に基づいてはいるがフィクションが入っている」
みたいなことが書いてあった。
もちろん全部がそうではないだろうが、
ポイントポイントはWikiを見る限り、事実のようだ。
大勢の人物が登場し、そして死んでいくので全部は覚えきれない。
初代FBI長官、ジョン・E・フーバーが
当時からDOI(捜査局、のちのFBI)の長官だとは知らなかった。
この時代、1933年といえば、大恐慌の嵐吹きやまず、
街は失業者であふれ、ギャングが闊歩していた。
しかし、その一方で当時世界一を誇るエンパイヤ・ステートビルが
1931年に完成している。
ちなみに、最初の「キングコング」がこのビルに登ったのは1933年である。
1931年にはアル・カポネが逮捕収監され、
1932年にアルカトラズ刑務所に送られている。
そのギャングたちを太らせる結果となった国家禁酒法は1933年に廃止され、
アルコールの是非は州法に戻されている。
そんな時代だった。
ついでに言うと、「アンタッチャブルス」のエリオット・ネスは
当時、酒類取締局(BOP、現在のATF)の捜査官で、FBIとは無縁。
FBIに入りたかったらしいが、フーバー長官から嫌われていたらしい。
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マリオン・コティヤールは、もともとはフランス出身。
「TAXI」「TAXI2」「ロング・エンゲージメント」にも出ていたらしいが、
全く記憶にない。(「TAXI3」にも出演しているが未見)
ハリウッド作品は、「ビッグ・フィッシュ」が最初。
「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」 では、
第80回アカデミー主演女優賞を獲得している。
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FBI側で最も存在感のあったのは、パーヴィスのクリスチャン・ベイルではなく、
ウィンステッドのスティーブン・ラング。
クリスチャン・ベイルは、「ダークナイト」ではヒース・レジャーに食われ、
「ターミネーター4」ではサム・ワーシントンに食われ、
この映画ではスティーブン・ラングに食われてよくよくついてない。
デリンジャーの男の美学や生き様は良く解るし、それをジョニー・デップが演じることで個人的には凄く魅力的な主人公だったんですが、逆にそれだけだったかも。
人間関係の希薄さ故に作品にのめりこめませんでした。もっともこの監督からしたら、時代の雰囲気やデリンジャーそのものを楽しんでくれってことなのかもしれませんが…。
>人間関係の希薄さ
描き切れていない、というよりも
ハリウッド流の不親切さを感じます。
つまり、ジョン・デリンジャーも、
ベビーフェイス・ネルソンも、
プリティボーイ・フロイドも、
メルビン・パーヴィスも、
フランク・ニティですら、
アメリカ人ならみんなよく知っている人物で、
人物説明シーンなんか入れたら冗長になっちまう、ってとこで、
知らないかもしれない外国の観客なんか気にしてないでしょう。
a woman in redをググると、Anna Sageがヒットするくらいですけど、
そんなの知らないですもん。
私はベイルが好きなのですが、彼は食われてばっかり―という地位が定着しているみたいで悲しいです(笑)
時代背景を考えれば、なかなか見応えもある映画だったかもしれませんが、映画ではそられしい描写がほとんどなく、あまりピンとこぬまま鑑賞を終えてしまいました。
ジョニー主演ということで期待していたので残念です。
TVドラマの「アンタッチャブル」を見てからは、ロバート・スタックが演じるエリオット・ネスはてっきりFBI捜査官だとばかり思い込んでいましたら、KGRさんがおっしゃるように、劇場版「アンタッチャブル」では、ケビン・コスナー扮するエリオット・ネスは実は財務省の捜査官だったとされていて、驚いてしまいました。
そういえば、原題(The Untouchables)が複数形なのに邦題が単数形になっていたり、ギャングのフランク・ニッティ(Frank Nitti)がフランク・ニティとされるなど、私が見たTVドラマの方は怪しいところが随分あったようです。
これからも色々コメントをいただければ幸いです。
私も今回調べなおしてみるまでは、FBIだったと思ってました。
勝手にそう思い込んでいたのか、どこかで(日本の局かなんかが)設定を変えてしまっていたのかもしれません。
ネスの所属は現在のATFですが、「デジャブ」のデンゼル・ワシントンもそうでした。
>クリスチャン・ベイルは、「ダークナイト」ではヒース・レジャーに食われ、
>「ターミネーター4」ではサム・ワーシントンに食われ、
>この映画ではスティーブン・ラングに食われてよくよくついてない。
クリスチャン・ベイルは割と好きな役者で、彼の出演作は当たりが多いんですけどねぇ…そういわれれば食われっぱなしな気も…。
で、この映画ではジョニー・デップでは無く、スティーブン・ラングに食われてるんですね
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
ジョニー・デップを追い詰めるのに、クリスチャン・ベイルより存在感があったし、ジョニデの最後の言葉からマリオン・コティヤールとの対面までは圧巻でした。