JLPGA最終戦、リコーカップ、２４日から

賞金女王は安宣柱(アン・ソンジュ)で確定し、
来季シード選手も５０人中４９人までが決まりました。

最終戦リコーカップはいよいよ明日、２４日から始まります。

出場者は、

今季優勝者：２０名（２１名のうち、三塚優子が欠場）

国際有資格者：１名（申智愛(シン・ジエ)、宮里藍は欠場）

上記以外の賞金ランキング２５位までの者：７名

合わせて２８名。

２サム/１ウェイの１４組。
組み合わせは賞金ランキング逆順です。

申智愛(シン・ジエ)はこの大会で７試合目となり、
失格でもしない限り、最低出場試合数をクリアー、
来季シード権を確保します。

野村敏京は、優勝したブリヂストンレディスが選手登録の関係で
賞金ランキング対象外となり、賞金額は６８０万円余で６８位。

国内シード権を得るには現在５３位の若林舞衣子を抜く必要があり、
５，６１０，２９０円の賞金獲得が必要です。

２８名の時の賞金分配率がはっきりしませんが、
３０名出場だった２００７年の単独６位が５６０万円なので、
野村敏京が単独６位以上なら若林舞衣子を上回ると思われます。

現在ちょうどサードＱＴが行われていますが、
もし若林舞衣子がリコーカップの結果でシード権を失った場合は、
規定により、ファイナルＱＴに出ることになります。

ドキドキですよね。

若林舞衣子は今季のシード選手なので該当しないのですが、
ＱＴの規約をよく読むと落とし穴があることに気が付きます。

それは出場資格Ａの（２）に次のようにあります。

・2011年度「大王製紙エリエールレディス」終了時点の
　LPGAマネーランキングシード選手の次点者で、
　複数年シード選手を除く上位5名の者

エリエールレディス終了時点のマネーランキングのシード選手と言えば、
５３位の若林舞衣子までの５０人で、
次点者で上位５名と言えば、次の５人になります。

５４位：姜如珍(カン・ヨウジン)
５５位：一ノ瀬優希
５６位：Ｏ．サタヤバンポット
５７位：大城さつき
５８位：酒井美紀

つまり、もし仮に若林舞衣子が最終戦の結果、野村敏京に抜かれて
５４位に転落したとしても、規定を厳密に適用すれば、
Ａ（２）に該当しないことになります。

その場合でも、今年の若林舞衣子の場合は
（１）の2011年度LPGAシード権を喪失した者
に該当しますので、
現実にはファイナルＱＴに出られなくなることはありませんが、
最終戦でシード権ギリギリの順位がひっくり返ることを
想定していない規約だと思われます。

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これは単に揚げ足取りというわけではなく、商売柄、
「想定外」の条件が発生することがとても気になるのです。