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歌うことを禁止するって、どうなる?

2007-03-05 16:10:08 | Weblog
川内氏「卑しい心の森とは妥協できない」JASRACに歌唱差し止め訴え(サンケイスポーツ) - goo ニュース

森進一がどんなに卑しい心なのかは、私の興味の対象ではない。

私の関心は「歌うことを禁止することができるのか」という点だけ。

私の気持ちとしては、川内氏がどんなに素晴らしい人であっても、
歌うことを禁止することができたら堪んない、という感じですね。

CDや配信で自分の曲を使うことを禁止するのはできるかもしれないけど、
歌うこと自体を禁止はできるのかな。

著作権法上であれば「演奏権」の許諾をしない、ということが考えられ、
コンサートや舞台、TV、ラジオなどで演奏することは禁止できそうだが、
(例えば練習で)勝手に歌うことまでは禁止できないはずだ。

さらにコンサートなどで他の歌手の曲を演奏することはよくあることだが、
あれも作詞作曲家のお眼鏡にかなわなければできないってことになる?

それにもし演奏権を盾に歌わせない、ことができるとした場合、
別の人物が全く別の歌詞をつけたらどうなるかも興味がある。

川内氏の権利は歌詞についてだけであり、曲は別。

今となっては不可能だが、論理的には作曲の猪俣公章がOKすれば、
詩なんか変えちゃったって構わないんじゃないの。
今は曲については誰が権利を持ってんのかな。

そうすると、
今度は歌詞と曲が一体不可分のものなのか別のものなのかという疑問がわいてくる。
さらにその解答は、どの曲でも言える普遍的なものなのか(たぶん違う)
曲の作り方(曲が先か歌詞が先かなど)によるのか、
人々に親しまれ定着したものは不可分などの条件がつくのか、
興味は別の方向へ広がる。

もっと言うと、歌唱禁止になった場合、
CDやレコードや配信は差し止めできるのか。

また、一連の曲はコンサートなどでは、森進一が歌うケースが
最も多いと思われるが、
仮に川内氏の全曲を森進一が封印したとすれば、
川内氏に支払われる権利料は減るのか、減らないのか。
JASRACはそこまでちゃんとやっているのかも興味がある。
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