育児、協力、分担。

子育ての時に夫にやって欲しいことランキング - goo ランキング

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子育ての時に夫にやって欲しいことランキング

1	子どもと一緒に遊ぶ
2	お風呂にいれる
3	一人の時間を作れるようにして欲しい
4	できるだけ早く帰宅
5	夜泣きに対応する
6	愚痴を聞いて欲しい
7	おむつを替える
8	子どもに注意する/怒る
9	家の掃除・ごみ捨て
10	ミルクを飲ませる/食事を食べさせる

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この件では、御大層なことを書くつもりですが、
基本的には全部やってたという自負があります。
程度の差はありますけど。

ただ、３番目と６番目は、育児を分担したり、協力してやっていれば、
そんなに大きな声として上がってこないんじゃないか。
特に３番は、かみさん任せにしていることの裏返しだ。

というのも、以前、放送大学の社会学の講義で、
まあ、欧米諸外国と比べると、日本人男性の育児時間は極端に少ないんだが、
女性陣から「育児を手伝ってもらうと一人の時間ができる」との意見が出た。

一見もっともらしい意見で、現状は確かにそうなんだろうけど、
じゃあ欧米の男性の育児時間が多い国々ではどうかというと、
実は女性の育児時間は日本と比べて短くない。

むしろ、日本より長い国もある。
男性の育児時間は日本よりはるかに長いのに、だ。

これはどういうことか。
つまり、欧米諸国では「夫婦一緒に」子育てをしているが、
日本は女性に一方的に育児を任せている、ということ。

一緒にやっていれば、育児でへとへとということもないし、
たまには自分ひとりの時間がほしい、のはその裏返しでしょう。

旦那が帰ってきたら、赤ンボだけでも大変なのに、
旦那の世話もしなくちゃなんないし、
つらいのはちっともわかってくんないし、

俺だって仕事で疲れてるんだ、
誰が稼いでると思ってんだ、
誰に食わせてもらってると思ってんだ、
ときたら、カチンと来ないわけはないでしょうね。

私だってのんびりしたい、
あなたは家でのんびりできるでしょうけど、
私には休まる時間がない！
少しは分担してくれ！
これは当然かもね。

平日の昼間は会社で物理的に育児はできないにしても、
帰宅したら少しは一緒にやれよって。
休みの日もね。

「子供と遊んで」が１位はちょっと意外。
奥さん方の意見は、旦那は子供と遊んでるけど
いやな役回り、つらい役回りはやんないで、
楽しいところだけ、子供に受ける部分だけやる、
と不評だったからだ。

現実には遊ぶことすらできないのかな。
だとしたら、不幸じゃないか。

このランキングを見ていると、旦那に育児を「分担」してほしいと読める。
しかし、私はこの「分担」にはあまり賛成しない。
分担というのは、どっちかの役目と決めつけることの
延長線上にあると思うから。

もちろん、分担すらしないのは論外だが、
「協力して」「一緒に」やる方がいいと思うから。

「協力して分担」するというケースもあるよ、
ミルクを準備する間、あやすとかね。

男性が育児も家事も共同作業だ、という観点に立たないと
やってあげるという気になってしまう。

その意味で気になるのは、あるＣＭで、
「妻の誕生日に洗濯機を隅々まで掃除してあげる」というセリフ。
本来、洗濯は妻の仕事であり、
その仕事のツールである洗濯機の清掃も妻の役目、ということでしょ。

だから「してあげる」ことになる。
妻の仕事を軽減するために「やってあげる」いい旦那、
とは、いかにも家事なんかやらない男性視点。

自分も洗濯を分担する、協力する、一緒にやるんであれば、
清掃も「してあげる」じゃなく「する」でしょ。

このランキングを見る限り、
男女の役割分担意識は強いんだな、と思います。

それがすべて悪いとは言いません。
男は仕事、女は家庭という価値観もあって然るべきです。
育児は大変なので、男性も協力すべきものですが、
一段落すれば、家庭は女性に任せるという選択肢もあるでしょう。

でも毎度言いますが、
その場合は、定年などで仕事を辞めたら、旦那も家事をやるべきです。

そうでないと、「旦那は隠居、妻は一生家事労働」になる。