ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

海保、すばらしい電波探知能力。

2006-08-11 13:20:48 | Weblog
遭難信号279回、異常なし 「犯人」はコードレス電話 (朝日新聞) - goo ニュース

この記事を呼んでたいていの方は迷惑な電話だ、メーカーは何やってんだ、
と思うくらいでしょう。

遭難信号って243MHzあたりなんだ、と思う方もおられるかもしれません。
(全部じゃないでしょうけど)人工衛星経由なんだと思うかもしれません。

私が思ったのは、コードレス電話のような微弱な電波を良くぞ捉えたな、
海保すごいぞ、(海上保安庁です。TBSの女子アナではありません)
と言うことでした。

コードレス電話といえば、家の中で通じれば良いもので、
ちょっと離れると切れちゃいます。

電波法で言う小電力ぎりぎりの出力で10mW。

その到達距離はカタログには見通し100メートルと書いてありますが、
街中の屋外で、数十メートル、
ゴルフ場やスキー場といった何も無いところで数百メートル、
と言ったところでしょうか。

家の中ではもっと飛びません。
障害物が多いし、金属も多いから、方向にもよりますが、
数メートルから十数メートルではないでしょうか。

それに本来出てはいけない周波数帯ですから、
もともとの周波数の出力より弱いはずです。
ですからもっと飛ばないはず。

まあ、数メートルでも数百メートルでも大差ありません。
銚子-横浜間は直線で110キロ以上あるから。

遭難信号が衛星経由であるとすると、
アンテナは宇宙を向いていると思われます。

いくら超高性能でも、いや高性能であればあるほど
指向性が強く、よそからの電波は拾わないはずなのに、
水平方向で110キロも離れた微弱な電波を拾ってしまう。

10センチの距離に耳を近づけて聞こえる小声を、
1キロ先から聞いちゃうようなものですからね。

全部の周波数帯でそうなのかどうかは判りませんが、
相当すごい電波探知能力を持っているといえるでしょう。
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