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給湯器、壊れるのは混合水栓だった

2021-01-28 21:24:48 | 観察
「湯音を低くすると給湯器が早く壊れる」とのタイトルに「えっ、そんなことがあるの?」
というのが正直なところだった。

しかし、記事をよく読んでみると、壊れるのは給湯器ではなく、混合水栓だった。


混合水栓で温度設定したときに水栓(サーモ水栓と言うらしい)が温度を検知して水量を自動調節するが、
その機構(SMAバネ)がバカになってしまうらしい。

親切な方がその機構(SMAバネの仕組み)を詳しく図解してくれている。


給湯器の温度と混合水栓の出水温度は別々に設定できるが、混合水栓自体が
「給湯器の高目の温度のお湯に混合水栓側で水を混ぜて湯温を調整する」ことを前提に作られているので、
元々の給湯器の温度設定が低いと「高温のお湯に水を混ぜて調整する」ことができない。
それを長く続けていると壊れるらしい。

うちの風呂の混合水栓も「少し温度を下げると水になってしまう」ようになったことがある。
その時は、給湯器の故障だと思い、ガス会社に来て調べてもらった。
結果は「湯沸かし器は壊れていない、壊れているのは混合水栓」と言うことだった。
混合水栓も壊れるんだ、ぐらいにしか思わず、とりあえずは混合水栓の水を止める(=温度調整ができなくする)
応急処置をしてもらった。
しかし、まさかこういうことがあるとは思いもよらなかった。

ただ、記事を読むとこういう故障が発生するのは、蛇口の近くに温度設定のダイヤルがあるサーモ水栓の場合で、
水とお湯の量を自分で加減して水温を調整するタイプの水栓では起こらないようだ。

手元で湯温を数値で設定できるのは便利で楽。
しかし、便利なものは使い方を間違えると早く壊れると言うことなのかもしれない。

ネットの記事には業者さんは湯沸かし器の温度は高めにして水栓で温度調節するよう説明していると言うことだが、
風呂の取説にそんなこと書いてあったかな。あったとしても読んだ記憶がないような気が。

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