2011/1/27、(社)日本映画製作者連盟(MPPAJ)は、
2010年の映画興行成績について発表を行った。
それによると、
2010年に公開された映画は、邦画408本、洋画308本の計716本。
昨年は764本だったので微減だが、本数は毎年変動が結構ある。
観客動員数は1億7435万8千人で、1975年以来の活況となった。
興行収入の合計は2200億円を超えて過去最高。
1957年~1960年には毎年10億人を超える人々が映画館に通っていたが、
平均入場料金は62円~72円であり、興収は700億円前後である。
なお、今の通常の一般料金は1800円だが、総興収を総入場者数で割った
平均入場料金は1266円で、これも過去最高となった。
2010年に公開された映画の興行収入のベスト25は次の通り。
(2009/12に封切りされ、2010/1月以降も公開された映画を含む)
まずはベスト3。
1位:「アバター」156億円、FOX
2位:「アリス・イン・ワンダーランド」118億円、ディズニー
3位:「トイ・ストーリー3」108億円、ディズニー/PIXAR
100億円超はこの3本だけ。
以下、興収の億円を省略して数字のみ記述する。
4位:「借りぐらしのアリエッティ」92.5、東宝/ジブリ
5位:「THE LAST MESSAGE 海猿」80.4、東宝
6位:「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ」73.1、東宝
7位:「カール爺さんの空飛ぶ家」50.0、ディズニー/PIXAR4
8位:「ワンピース フィルム ストロングワールド」48.0、東映
9位:「劇場版 ポケットモンスター ダイアモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアークE」48.0、東映
10位:「バイオハザードⅣアフターライフ」47.0、ソニー
11位:「のだめカンタービレ 最終楽章 前篇」41.0、東宝
12位:「告白」38.5 東宝
13位:「のだめカンタービレ 最終楽章 後篇」37.2、東宝
14位:「SP 野望篇」36.3、東宝
15位:「インセプション」35.0、ワーナー
16位:「名探偵コナン 天空の難破船」32.0、東宝
17位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」31.6、東宝
18位:「ハナミズキ」28.3、東宝
19位:「オーシャンズ」25.0、GAGA
20位:「LIAR GAME ザ・ファイナルステージ」23.6、東宝
21位:「大奥」23.2、松竹
22位:「ナイト&デイ」23.1、FOX
23位:「シャーロック・ホームズ」21.6、ワーナー
24位:「おとうと」21.0、松竹
25位:「ソルト」20.5、ソニー
20億円を超えたのはこの25本だけ。
ちなみに、ベスト3は洋画に譲ったものの、邦画15本、洋画10本と邦画が健闘。
10億円を超えた映画は、邦画が29本、洋画が19本だった。
*
このベスト25の中で私が見たものを上げると、
ベスト10内では、1、2、3、4、6、7の6本。
11~25位は12、14、15、22、23、25の6本の計12本と、48%。
10億円以上の48本では、邦画7本、洋画15本の22本、約46%だった。
邦画が少ないが、邦画のベスト29の中には、ワンピース、ポケモン、コナン、
ドラえもん、仮面ライダー、プリキュア、クレヨンしんちゃん、銀魂、ナルトと
私が見ないジャンルの映画が合計11本入っているので、ある程度やむを得ない。
その他の映画を含めて私の2010年の映画鑑賞は、邦画22本、洋画46本なので、
比率的にはこんなものか。
*
ここで少し視点を変えてみよう。
716本の映画で2207億37百万円の興収を上げており、
平均興収は3.08億円となる。
観客動員数は、平均34万3500人。
ところで前述の10億円以上の映画、48本の合計興収は1577.2億円。
とすると、残り668本で630.17億円を稼いだことになり、
この10億円に満たない映画の平均興収は1億円に満たず、94百万円余りとなる。
10億円に満たないまでも数億円の興収を叩きだした映画もたくさんあるだろう。
仮に平均5億円稼いだ映画が10億円以上と同程度あると考えて、
50本が平均5億円稼いだと考えると、残りは618本で380億円、
平均は6千万円ほどまで減ってしまう。
80~90%前後の映画は数千万円稼ぐのがやっとなのだろう。
かなり厳しい世界だ。
2010年の映画興行成績について発表を行った。
それによると、
2010年に公開された映画は、邦画408本、洋画308本の計716本。
昨年は764本だったので微減だが、本数は毎年変動が結構ある。
観客動員数は1億7435万8千人で、1975年以来の活況となった。
興行収入の合計は2200億円を超えて過去最高。
1957年~1960年には毎年10億人を超える人々が映画館に通っていたが、
平均入場料金は62円~72円であり、興収は700億円前後である。
なお、今の通常の一般料金は1800円だが、総興収を総入場者数で割った
平均入場料金は1266円で、これも過去最高となった。
2010年に公開された映画の興行収入のベスト25は次の通り。
(2009/12に封切りされ、2010/1月以降も公開された映画を含む)
まずはベスト3。
1位:「アバター」156億円、FOX
2位:「アリス・イン・ワンダーランド」118億円、ディズニー
3位:「トイ・ストーリー3」108億円、ディズニー/PIXAR
100億円超はこの3本だけ。
以下、興収の億円を省略して数字のみ記述する。
4位:「借りぐらしのアリエッティ」92.5、東宝/ジブリ
5位:「THE LAST MESSAGE 海猿」80.4、東宝
6位:「踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ」73.1、東宝
7位:「カール爺さんの空飛ぶ家」50.0、ディズニー/PIXAR4
8位:「ワンピース フィルム ストロングワールド」48.0、東映
9位:「劇場版 ポケットモンスター ダイアモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアークE」48.0、東映
10位:「バイオハザードⅣアフターライフ」47.0、ソニー
11位:「のだめカンタービレ 最終楽章 前篇」41.0、東宝
12位:「告白」38.5 東宝
13位:「のだめカンタービレ 最終楽章 後篇」37.2、東宝
14位:「SP 野望篇」36.3、東宝
15位:「インセプション」35.0、ワーナー
16位:「名探偵コナン 天空の難破船」32.0、東宝
17位:「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」31.6、東宝
18位:「ハナミズキ」28.3、東宝
19位:「オーシャンズ」25.0、GAGA
20位:「LIAR GAME ザ・ファイナルステージ」23.6、東宝
21位:「大奥」23.2、松竹
22位:「ナイト&デイ」23.1、FOX
23位:「シャーロック・ホームズ」21.6、ワーナー
24位:「おとうと」21.0、松竹
25位:「ソルト」20.5、ソニー
20億円を超えたのはこの25本だけ。
ちなみに、ベスト3は洋画に譲ったものの、邦画15本、洋画10本と邦画が健闘。
10億円を超えた映画は、邦画が29本、洋画が19本だった。
*
このベスト25の中で私が見たものを上げると、
ベスト10内では、1、2、3、4、6、7の6本。
11~25位は12、14、15、22、23、25の6本の計12本と、48%。
10億円以上の48本では、邦画7本、洋画15本の22本、約46%だった。
邦画が少ないが、邦画のベスト29の中には、ワンピース、ポケモン、コナン、
ドラえもん、仮面ライダー、プリキュア、クレヨンしんちゃん、銀魂、ナルトと
私が見ないジャンルの映画が合計11本入っているので、ある程度やむを得ない。
その他の映画を含めて私の2010年の映画鑑賞は、邦画22本、洋画46本なので、
比率的にはこんなものか。
*
ここで少し視点を変えてみよう。
716本の映画で2207億37百万円の興収を上げており、
平均興収は3.08億円となる。
観客動員数は、平均34万3500人。
ところで前述の10億円以上の映画、48本の合計興収は1577.2億円。
とすると、残り668本で630.17億円を稼いだことになり、
この10億円に満たない映画の平均興収は1億円に満たず、94百万円余りとなる。
10億円に満たないまでも数億円の興収を叩きだした映画もたくさんあるだろう。
仮に平均5億円稼いだ映画が10億円以上と同程度あると考えて、
50本が平均5億円稼いだと考えると、残りは618本で380億円、
平均は6千万円ほどまで減ってしまう。
80~90%前後の映画は数千万円稼ぐのがやっとなのだろう。
かなり厳しい世界だ。
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