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ここでもたびたび取り上げているが、原因と結果を取り違えている、というか
わざと結果を原因と結びつけるような面白記事は多い。
宝くじに当たりやすい星座。
星座占いを信じていることにとってこんな話題はさぞ気になることだろう。
星座占いの真贋はさておき、宝くじの高額当選者の星座を調べてみたら何か分かるかも
しれないという発想は面白い。
実際、アンケートを取って高額当選した回答者996人の星座を調べたら、
1位:おとめ座 100人、
2位:しし座 99人
3位:やぎ座 94人
4位:かに座 89人
5位:おひつじ座 87人
6位:みずがめ座 84人
7位:うお座 80人
8位:さそり座 79人
9位:いて座 74人
10位:ふたご座 72人・
11位タイ:おうし座とてんびん座 69人。
1位と最下位では3割違う。
逆に言うと1位は最下位の約1.5倍当たっている。
記事では5位から10位には触れられていないが「宝くじ長者白書」により調べた。
なお、男女差もあり、男性の1位、2位はおとめ座、しし座となっているが、3位はかに座。
女性はやぎ座、しし座、おとめ座の順となっている。
なお、元記事の名誉のために言っておくと、元記事では「購入経験の有無」「当選確率」
「使いみち」「税金」「共同購入」「宝くじポイント」などについて書かれており、
星座別高額当選者数は、「経験の有無」の中の一部にすぎない。
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確かにタイトルは「宝くじに当たりやすい星座って?」と興味を引く書き方になっているが、
本文では「当たりやすい」などとは一言も言っていない。
どの星座の人が高額当選しているかは結果であり原因ではない。
つまり、その星座だからよく当たるということが実証されたわけではない。
の場合は「宝くじに当たりやすい星座」ではなく「宝くじがよく当たった星座」「宝くじ当選者に多い星座」
などとすべきだろう
それはともかく、とにかく原因と結果を混同した、あるいは錯誤した、あるいはわざとそう誘導した話を
まことしやかに語るケースが多い。
根拠になる数字が一応正しかったりするから一見信ぴょう性があるが科学的根拠はないに等しい。
私が良く取り上げる例として「高額所得者はその年収に応じた財布を持っている」というものがある。
それが事実で、アンケートやインタビューで調査すると確かに年収と財布の価格に相関があったとする。
高額年収があればそれにふさわしい財布を持とうと考えるので自然と財布も高くなる。
うーん、正しく感じる。
しかし高い財布を持てば高給取りになれるのかというと、そんなことはないはずだが、
高い財布を持てばそれにふさわしい収入を得ようと努力するので結果として年収が上がる、
といわれると、そうかなと思ってしまう。
でも、実際のところ財布にふさわしい自分になろう、なんて思うかね。
仮にそう思う人がいてもおかしくはない。
財布に限らず、腕時計や車や、住宅など自分を奮起させるために奮発して頑張る人もいるだろう。
もし高い財布を持ったことで頑張って年収が上がったとしても、財布は単にきっかけにすぎず、
要は頑張るかどうかであり、持ってたら自動的に年収が上がると思えない。
努力せず高いものを身に着けただけで金持ちになれるなんてどう考えても胡散臭い。
星座による宝くじの当たりやすさも同じようなもの。
星座は持って生まれたものであり、努力のしようがない。
それで宝くじ当選確率が上がれば世話はない。
また、これはアンケート結果であり、全当選者を集計したものではない。
仮に星座によって高額当選のしやすさに差があるとしても、たとえアンケートであっても
星座によって高額当選を言う言わないに差がないとは言い切れない。
つまり、例えばの話だが、高額当選に星座による差は一切ない、あるいは明確にあるとしても、
高額当選したことを言ってしまいやすい星座と言わない星座があるとしたら、アンケート結果は別の意味になり、
当選確率、当たりやすさを示すものではなくなる。
星座による性格の差を信じる人なら、星座による口の堅さ(秘密の口外しやすさ)も信じないですか。
元の記事はアンケート結果だから数字に嘘はないと思うが、原因と結果を取り違えてはいけない。
わざと結果を原因と結びつけるような面白記事は多い。
宝くじに当たりやすい星座。
星座占いを信じていることにとってこんな話題はさぞ気になることだろう。
星座占いの真贋はさておき、宝くじの高額当選者の星座を調べてみたら何か分かるかも
しれないという発想は面白い。
実際、アンケートを取って高額当選した回答者996人の星座を調べたら、
1位:おとめ座 100人、
2位:しし座 99人
3位:やぎ座 94人
4位:かに座 89人
5位:おひつじ座 87人
6位:みずがめ座 84人
7位:うお座 80人
8位:さそり座 79人
9位:いて座 74人
10位:ふたご座 72人・
11位タイ:おうし座とてんびん座 69人。
1位と最下位では3割違う。
逆に言うと1位は最下位の約1.5倍当たっている。
記事では5位から10位には触れられていないが「宝くじ長者白書」により調べた。
なお、男女差もあり、男性の1位、2位はおとめ座、しし座となっているが、3位はかに座。
女性はやぎ座、しし座、おとめ座の順となっている。
なお、元記事の名誉のために言っておくと、元記事では「購入経験の有無」「当選確率」
「使いみち」「税金」「共同購入」「宝くじポイント」などについて書かれており、
星座別高額当選者数は、「経験の有無」の中の一部にすぎない。
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確かにタイトルは「宝くじに当たりやすい星座って?」と興味を引く書き方になっているが、
本文では「当たりやすい」などとは一言も言っていない。
どの星座の人が高額当選しているかは結果であり原因ではない。
つまり、その星座だからよく当たるということが実証されたわけではない。
の場合は「宝くじに当たりやすい星座」ではなく「宝くじがよく当たった星座」「宝くじ当選者に多い星座」
などとすべきだろう
それはともかく、とにかく原因と結果を混同した、あるいは錯誤した、あるいはわざとそう誘導した話を
まことしやかに語るケースが多い。
根拠になる数字が一応正しかったりするから一見信ぴょう性があるが科学的根拠はないに等しい。
私が良く取り上げる例として「高額所得者はその年収に応じた財布を持っている」というものがある。
それが事実で、アンケートやインタビューで調査すると確かに年収と財布の価格に相関があったとする。
高額年収があればそれにふさわしい財布を持とうと考えるので自然と財布も高くなる。
うーん、正しく感じる。
しかし高い財布を持てば高給取りになれるのかというと、そんなことはないはずだが、
高い財布を持てばそれにふさわしい収入を得ようと努力するので結果として年収が上がる、
といわれると、そうかなと思ってしまう。
でも、実際のところ財布にふさわしい自分になろう、なんて思うかね。
仮にそう思う人がいてもおかしくはない。
財布に限らず、腕時計や車や、住宅など自分を奮起させるために奮発して頑張る人もいるだろう。
もし高い財布を持ったことで頑張って年収が上がったとしても、財布は単にきっかけにすぎず、
要は頑張るかどうかであり、持ってたら自動的に年収が上がると思えない。
努力せず高いものを身に着けただけで金持ちになれるなんてどう考えても胡散臭い。
星座による宝くじの当たりやすさも同じようなもの。
星座は持って生まれたものであり、努力のしようがない。
それで宝くじ当選確率が上がれば世話はない。
また、これはアンケート結果であり、全当選者を集計したものではない。
仮に星座によって高額当選のしやすさに差があるとしても、たとえアンケートであっても
星座によって高額当選を言う言わないに差がないとは言い切れない。
つまり、例えばの話だが、高額当選に星座による差は一切ない、あるいは明確にあるとしても、
高額当選したことを言ってしまいやすい星座と言わない星座があるとしたら、アンケート結果は別の意味になり、
当選確率、当たりやすさを示すものではなくなる。
星座による性格の差を信じる人なら、星座による口の堅さ(秘密の口外しやすさ)も信じないですか。
元の記事はアンケート結果だから数字に嘘はないと思うが、原因と結果を取り違えてはいけない。
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