お分かりでしょうが、DVDはSD画質、
ハイビジョンであるHD画質ではありません。
DVDの画素数としては720×480となっています。
ちょっと待って、NTSC(ハイビジョンでない普通のTV)って、
縦の走査線は、525本じゃなかったっけ?
DVDってそれより粗い?
と思ったあなた。
NTSCが525本というのは規格上それは正しいですが、
実効上は480本程度らしいです。
また、詳しい説明はしませんが、
インターレースでは330本程度に下がるそうですから、
DVDのほうがきれいと言っていいんでしょうね。
とはいえ、720×480では、PCでいえばVGA(640×480)並み。
最初のDVDが出たのがもう10年以上前、
PCでいえばWindows95の時代ですから、しょうがないと言えばしょうがない。
最近はTVも大型化し、フルハイビジョンが珍しくなくなりました。
(ハイビジョンといってもフルハイビジョンでないものもあります)
当然ですが、DVDをこれらの高精細ディスプレイで見ると、
粗が目立つことになります。
DVDの縦420をフルハイビジョンの1080に変換することを
アップコンバート、その機能をアップコンバーターと言いますが、
その「機能の出来」によって、見栄えが変わってくるようです。
とは言え、いくらアップコンバーターがよく出来ていても、
所詮、元の画質が粗いですから、限界があります。
また機材の相性によっては、ブラウン管TVのほうがきれいだった、
と言うこともあるようです。
数年前なら、フルスペックハイビジョンは高根の花。
プロジェクターもVGAかSVGA(800×600)が関の山で、
DVDで映画鑑賞もやむをえなかったのですが、
今やTVもフルハイビジョンが普通になり、
プロジェクターもフルハイビジョンのものが20万程度になりました。
50インチや100インチの大画面で「おうちで映画館」をやろうとしても、
データソースがDVDではねぇ、という状況になり、
これ以上DVDを買いためてもしょうがない、
かと言ってブルーレイでメディアも機器も揃えるには負担が大きすぎるし、
何より、過去に買いためたDVDはどうなる、といった様相です。
ところで、この「もともと粗いデータソース」を何とか工夫して、
「きれいな画質」にする努力はいろいろ考えられていて、
NECでもその技術を発表していますが、
HD-DVDを撤退した東芝が、
「DVDをHD並みの高精細に見せる技術」を搭載したDVDプレーヤーを出す
と聞いた時は、これでDVDが救われるかな、と思いました。
東芝のノートPCでは、この技術を搭載したモデルが出ているようですが、
その後に出たDVDプレーヤーと言えばSD-590Jで、
実売価格は1万ちょっとといったところでした。
これはアップコンバーターは搭載していますが、聞くところによれば
一般のブルーレイレコーダーのアップコンバーター並みかそれ以下で、
廉価なDVDプレーヤーとしてはまずまずでしょうが、
東芝の言うHD画質並みにはなっていないようです。
これは、どうなの? と思っていたら、
アメリカで、XD-E500という機種が発売されました。
ここでの「高画質化技術」を東芝ではXDEと呼んでいるので
型番はまんまそのままって感じです。
価格は150ドル程度なので、思ったより安いです。
様子を見て日本国内でも販売するようです。
年内くらいの感じでしょうか。
で、これが、
「DVDをHD並みの高精細に見せる技術」を搭載したDVDプレーヤー
かはまだわかりません。
というのも、「この技術を搭載したノートPC」の画像処理エンジンは、
ソニーのPS3で物議をかもした、Cellの技術を応用したもので、
「SpursEngine」と呼んでいる様ですが、
これとXDEは全く別物らしいから。
いずれにしても、せっかく買いためたDVDを
プレーヤーの力できれいに見えるのであれば、買いたい!
と思っている次第です。
なお、DVDにはスーパービット(またはHi-Bit)と呼ぶ高画質版もありますが、
所詮DVDですし、価格も高くタイトルも少なく大したメリットは感じません。
ブルーレイを買った方がましと思われます。
また、当分はハイビジョン、DVDとしてはブルーレイの時代でしょうが、
早晩、次の4Kの時代が来ると思われます。
4Kで記録メディアがどうなるのかは知りませんが、
ディスプレイやプロジェクターの美しさはハイビジョンの比ではありません。
4Kプロジェクターはすでに劇場のデジタル上映で使われているようですが、
価格はおそらく1千万円のオーダーでしょう。
4Kの40型ディスプレイでパネルがざっくり5百万と聞いたことがあります。
いずれにしても、1ケタ下がってせいぜいマニア向け、
2ケタ下がらないととても家庭用としては買えません。
それは5年後でしょうか、10年後でしょうか。
ハイビジョンであるHD画質ではありません。
DVDの画素数としては720×480となっています。
ちょっと待って、NTSC(ハイビジョンでない普通のTV)って、
縦の走査線は、525本じゃなかったっけ?
DVDってそれより粗い?
と思ったあなた。
NTSCが525本というのは規格上それは正しいですが、
実効上は480本程度らしいです。
また、詳しい説明はしませんが、
インターレースでは330本程度に下がるそうですから、
DVDのほうがきれいと言っていいんでしょうね。
とはいえ、720×480では、PCでいえばVGA(640×480)並み。
最初のDVDが出たのがもう10年以上前、
PCでいえばWindows95の時代ですから、しょうがないと言えばしょうがない。
最近はTVも大型化し、フルハイビジョンが珍しくなくなりました。
(ハイビジョンといってもフルハイビジョンでないものもあります)
当然ですが、DVDをこれらの高精細ディスプレイで見ると、
粗が目立つことになります。
DVDの縦420をフルハイビジョンの1080に変換することを
アップコンバート、その機能をアップコンバーターと言いますが、
その「機能の出来」によって、見栄えが変わってくるようです。
とは言え、いくらアップコンバーターがよく出来ていても、
所詮、元の画質が粗いですから、限界があります。
また機材の相性によっては、ブラウン管TVのほうがきれいだった、
と言うこともあるようです。
数年前なら、フルスペックハイビジョンは高根の花。
プロジェクターもVGAかSVGA(800×600)が関の山で、
DVDで映画鑑賞もやむをえなかったのですが、
今やTVもフルハイビジョンが普通になり、
プロジェクターもフルハイビジョンのものが20万程度になりました。
50インチや100インチの大画面で「おうちで映画館」をやろうとしても、
データソースがDVDではねぇ、という状況になり、
これ以上DVDを買いためてもしょうがない、
かと言ってブルーレイでメディアも機器も揃えるには負担が大きすぎるし、
何より、過去に買いためたDVDはどうなる、といった様相です。
ところで、この「もともと粗いデータソース」を何とか工夫して、
「きれいな画質」にする努力はいろいろ考えられていて、
NECでもその技術を発表していますが、
HD-DVDを撤退した東芝が、
「DVDをHD並みの高精細に見せる技術」を搭載したDVDプレーヤーを出す
と聞いた時は、これでDVDが救われるかな、と思いました。
東芝のノートPCでは、この技術を搭載したモデルが出ているようですが、
その後に出たDVDプレーヤーと言えばSD-590Jで、
実売価格は1万ちょっとといったところでした。
これはアップコンバーターは搭載していますが、聞くところによれば
一般のブルーレイレコーダーのアップコンバーター並みかそれ以下で、
廉価なDVDプレーヤーとしてはまずまずでしょうが、
東芝の言うHD画質並みにはなっていないようです。
これは、どうなの? と思っていたら、
アメリカで、XD-E500という機種が発売されました。
ここでの「高画質化技術」を東芝ではXDEと呼んでいるので
型番はまんまそのままって感じです。
価格は150ドル程度なので、思ったより安いです。
様子を見て日本国内でも販売するようです。
年内くらいの感じでしょうか。
で、これが、
「DVDをHD並みの高精細に見せる技術」を搭載したDVDプレーヤー
かはまだわかりません。
というのも、「この技術を搭載したノートPC」の画像処理エンジンは、
ソニーのPS3で物議をかもした、Cellの技術を応用したもので、
「SpursEngine」と呼んでいる様ですが、
これとXDEは全く別物らしいから。
いずれにしても、せっかく買いためたDVDを
プレーヤーの力できれいに見えるのであれば、買いたい!
と思っている次第です。
なお、DVDにはスーパービット(またはHi-Bit)と呼ぶ高画質版もありますが、
所詮DVDですし、価格も高くタイトルも少なく大したメリットは感じません。
ブルーレイを買った方がましと思われます。
また、当分はハイビジョン、DVDとしてはブルーレイの時代でしょうが、
早晩、次の4Kの時代が来ると思われます。
4Kで記録メディアがどうなるのかは知りませんが、
ディスプレイやプロジェクターの美しさはハイビジョンの比ではありません。
4Kプロジェクターはすでに劇場のデジタル上映で使われているようですが、
価格はおそらく1千万円のオーダーでしょう。
4Kの40型ディスプレイでパネルがざっくり5百万と聞いたことがあります。
いずれにしても、1ケタ下がってせいぜいマニア向け、
2ケタ下がらないととても家庭用としては買えません。
それは5年後でしょうか、10年後でしょうか。
東芝は画像エンジンに力を入れてますね。
Blu-Rayはまだ様子見なのかな?
いずれにせよ、アプコン付DVDプレーヤ潜在市場は小さくないと思うので大変期待しています。
パイオニアもアプコン機能付DVDプレーヤを長年出してるので切磋琢磨して貰いたいもんですね。
>パイオニアもアプコン機能付DVDプレーヤを長年出してる
SE1000の件と言い、参考になりました。
我が家でもここ何年かのうちには
AV機器買い替えのタイミングが来ると思うので
注目していきたいと思います。