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今朝の東京スカイツリー(2021/12/3)

2021-12-03 15:13:30 | 東京スカイツリー
今朝の撮影時刻は8:10頃。

快晴。

このところ地震が多い。
今朝の山梨で震度5弱(M4.8)は少し驚いた。

何より驚いたのが震源が深度10kmと浅かったから。
2つのプレート境界で起こる地震は、プレートがぶつかる地点から下になるプレートは概ね45度で沈み込むので、
プレート境界からの距離と震源深度がほぼ同じになる。
通常東北の太平洋側を震源域とする地震は太平洋プレートが北米プレートに沈み込むプレート境界型地震が多く、
その場合、山梨で震源の深さが10kmということはあり得ない。

プレート境界型でないとすれば何かな? と考えていたら、
フィリピンプレートが北米プレートかユーラシアプレートに沈み込むプレート境界型の地震だった。

和歌山でも午前中に地震があったが、こちらの深度は18km。
フィリピンプレートがユーラシアプレートに沈み込む地点に近く、ユーラシアプレート内で起こった地震だそうだ。

この他にも地震発生にはいくつものメカニズムがある。
どこかの地震学者が何年か前に地震を予知したとして話題になったが、学者が予測したのは、普通の(というのも変だが)
プレート境界型地震で、実際に起こったのは超深深度地震だった。
原理もメカニズムも全く違う地震を予測したと言うのには当たらないと考えられる。

また、地震の規模を示すマグニチュードは「2」違えば、地震のエネルギーは1000倍違う。(Mが0.2違えばほぼ2倍違う)
M3.5とM5.5では5倍10倍ではなく千倍のエネルギーの差があると言うこと。
M5.5でも結構大きい地震だが、これがM7.5になるとさらにその千倍。
M3~5程度の地震が多少群発したところで大型地震のエネルギーが少しずつ解放されて軽減されるとは考えにくい。
逆に言うと、M3~5程度の地震で南海トラフ地震や首都直下地震などの予兆だと騒ぐのはやや早計かもしれない。

そうは言うものの、東日本大震災から10年、ドラマ「日本沈没」の人気などもあって地震が気になることは確か。
ある程度の覚悟と、備えは必要と思われる。

そんなこんなの12/3。
今朝の撮影時刻は8:10頃。

朝8時の気温は7.5度、湿度55%、北の風、1m/s。
PM2.5は10μg/立米、SPMは3μg/立米でした。


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