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監視の自動化、電子化をおこなうこと。

2008-06-08 01:04:39 | Weblog
トラの扉2つとも開く 京都市動物園(共同通信) - goo ニュース

飼育係死亡 借りたトラ牙むく 園内騒然 子作りペアリング暗転(産経新聞) - goo ニュース

本当に飼育員がうっかりして扉を閉め忘れたのか、
不完全ではあったが締めたのに何らかの要因で開いてしまったのか、
それとも虎の動作によって開いてしまったとか、
虎が扉を開けた可能性はないのか。

何が言いたいのか、というと、
安全チェックが「人手」によるのでいいのか、ということ。

事故の原因も状況も推測でしかない。
これじゃ対策も推測の上に推測を重ねるしかないわけで、
再発防止には程遠い。

すぐできることと言えば、
最低でも監視カメラを設置し、センターで集中監視し、記録すること。
それで飼育員のミスがあるのかないのか、分析することだ。

これは飼育員を評定しようと言うことではない。

事故があるとすぐ手順の見直しが行われ、
これなら安全と思えるように「改善」される。

しかし、往々にして事故は再発し、
「改善された」手順が守られていなかった、など
現場の責任に帰するとされることが多い。

本当にそうなのか。

大体、うっかりにせよ、故意にせよ、
守れない、守られない手順は、手順が悪いことの方が多い。

この記事を読んでいて、
「ドアを閉めなかったのではないか」とは、単に推測であり
「閉めたものは勝手に開くはずがない」という思い込みに依拠している。

ドアのロックがどういう方式なのかわからないから何とも言えないけど、
本人は閉めたつもりでも閉まっていないことがあったり、
完全に閉まったように見えても何らかの原因で開いてしまうなどはないのか。

こういうのも
当マンションの立駐機の操作盤の扉が開いていることはしょっちゅうだから。

「操作盤の扉を閉めてノブを回す」だけの簡単な操作で、
ちゃんと見ていれば閉め損なうことなどないはずだが、
ノブを回すのがほんの少し早すぎたり、
アームが曲がっているのに気付かないまま閉めて、
ラッチにかかっていないのに、閉めたつもりになって、
その後風などで開いてしまうというわけだ。

さらに現場では、
ドアが確実にロックされているかどうかがランプなどで確認できるようにする。
また動物の位置をセンサーで検知して、表示などで確認できるようにする。

そしてそれらの情報が、センターに送られ監視盤で一望できるようにする。

その次には、飼育員の位置をセンサーで検知し、
センターに通知できるようにしておく。

こうすることで、動線管理もできるし、飼育員の安全管理のみならず、
動物の行動研究にも役立つはずだ。

もちろん研究者が見ればこういう管理監視が必要と言うことがあるだろう。
そのためにはこういうセンサーやカメラや記録装置やらが必要、
と言うこともあるだろう。

アナログを全否定するつもりはないが、
飼育員の勘と経験に頼って要る時代ではないのではないか。
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