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試写会「三本木農業高校、馬術部」@丸の内TOEI

2008-08-20 00:13:40 | 映画感想
2008/8/19、銀座プランタンの隣、丸の内TOEI(1)での開催。

いつもに比べ、やたらスーツ姿の男性が多い。

ちょっと早めの開場で入場すると、舞台にはTVカメラが何台か入っていた。
ゲスト登場?
そのせいか、19時開演だが18時50までには席につけだの、ご託が多い。

18時50分になろうとするとき、壇上にTBSの柴田アナが登場。
VIPの来場を告げる。

そのVIPとはロイヤル・ファミリー、秋篠宮紀子妃と、眞子内親王。
2階席に入られたが、残念ながら私の位置からはまったく見えなかった。

お帰りの際も同時に出て混乱をしてはいけないからでしょうね。
再び柴田アナ登場で、ロイヤルファミリー(とその警護団)が
退場してから退場となりました。

**

映画は、実話ベースの小説の映画化。
実在する青森県立三本木農業高校。

馬術部も実在するし、高校馬術部としてはかなりの実力を持っているようだ。
主人公馬であるタカラコスモスも実在するし、
実際にタカラコスモスも映画に出演している。

松形弘樹、柳場敏郎、黒谷友香、原日出子、吹越満ほか。

**

三本木農業高校、馬術部。
2年生の香苗(長淵文音)の担当は牝馬のタカラコスモス。

競技馬としては優秀だったが、病気で左目に視力障害を持っているせいか、
気性が荒く、なかなか懐こうとしない。

馬術部は顧問の古賀(柳場敏郎)、3年の帆乃夏(西原亜希)、
同じ2年の陽子(森田彩華)、1年の高橋(小林裕吉)、
それに2年生でエースの賢治(奥村知史)。

毎年1年生は数名入部するが、練習のきつさからほとんどが辞めてしまう。

ある日、タカラコスモスを散歩に出し、連れて帰る途中、
香苗はタカラコスモスの左目がほとんど見えないことに気づく。

それからは馬に対する接し方も変わってくる香苗だったが、
タカラコスモスを種付けに出した時は、正直ほっとする。

また、3年が引退(退部)した後の練習で、
新キャプテンとなった賢治が無理をして、
エース馬を転倒骨折させ、薬殺処分となり、
自身もやる気をなくして退部する。

しかし、タカラコスモスの出産を契機に、賢治は再び馬術部に戻り、
全員が一丸となって部を盛りたてていく。

3年となった香苗は、タカラコスモスの子別れ
(仔馬を獣医畜産大に預ける)などの経験を経て、
最後の馬術大会にタカラコスモスに乗って出たいと言いだすのだった。

***

多少の誇張はあっても、話にウソはないだろうし、
感動的な展開も本当でしょう。

馬の出産も(代役馬とはいえ)本当だし、
子別れの際に親馬仔馬が鳴き叫ぶのも本当のようです。

映画中では、2年ほどの出来事ですが、撮影はほぼ1年かけて行われ、
キャストが実際に馬の世話をし、
馬術のシーンもスタントなしで行われたそうです。

その意味ではスタッフ、キャストとも大変な努力をして、
感動的な作品を撮ろうとしたことは認めます。

が、

なにせ全体にトロイ。
セリフもまどろっこしいし、タメがいちいち長すぎる。

全体に一本調子でメリハリがない。

あれだけ引っ張っておいて、クライマックスは最後まで見せないという
中途半端さも不満が残る。

ここは泣くところですよ、とみえみえなのが嫌だし、
お父さんもステレオタイプすぎる。

途中に挟まれるショートエピソードもそれっきりで
たいしたフォローがないのに、
台詞に入ってしまっているからカットもできない。

2時間を切ったこと(1時間57分)は評価しますが、
もう少し編集に工夫すればもっと良かった。

最後にキャッチコピーでは、盲目の馬とあるので、
完全に目が見えないのかと思った。

実際には左目がほとんど失明で、右目は見えたようだ。
片方が見えるとしても、競技馬にとっては致命的なのはわかるが、
「隻眼」と呼ぶべきではないのか。

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