近頃ちょっと気になる用語がある。
ハイレゾ。
少し前の話だが、TVで「『ハイレゾ』って知ってますか?」ってやってた。
そりゃ、IT系の仕事をしている人とか、PCの事がわかる人なら
ハイレゾがハイ・レゾリューションのことだってすぐわかる。
日本語にすれば高解像度、高解像。
どちらかと言うと「画質」で使われることが多かった。
でもこの場合はハイレゾ・オーディオ、あるいはハイレゾ音源。
音楽のハイレゾだ。
ご承知のように、音楽CDは44.1kHz、16bitで
デジタル化されている。
ハイレゾは高解像なのでこれよりも高周波数によるサンプリング、
あるいは高次の量子化ビット数によってデジタル化するものだ。
TVでは、ハイレゾの模式図としてアナログの原データ(きれいなサインカーブ)を
デジタル化する際に、縦横の両軸とも細かく分割することによって、
より元のデータに近づけることができると解説。
それによって、生の音に近いし、各パートの位置の違いがはっきりと分かるとを言っていた。
より原音に近いというのは原理的にそうだから理解できるが、
同じステレオ音源をハイレゾにしたからと言って各パートの位置が鮮明になるとは思えない。
件の模式図が、時間経過を表しているのか周波数分布を表しているのかははっきりしないが、
どちらにしてもより元のカーブに近くなるだけで、チャネル数が増えるわけではない。
また、もともとデジタル化する際には超低音や超高音域はカットしているし、
ハイレゾになったからと言ってその部分が取り込まれ直されない限り、
音の深みが増すわけでもない。
人間の耳は20Hz程度から20kHz程度までの音しか聞こえず、
特に高音域は加齢ともに可聴域が狭まると言われる。
生の音ではこの本来は聞こえないはずの超低音は振動として体に響き、
超高音は直接的な音と言うよりは音の厚みとか深みとして認識されるとも言われる。
仮にハイレゾで可聴域を超えてデジタル化したとしても、
これを再現できるプレーヤー/アンプとその音域が出せるスピーカーが必要で、
更にはほとんどの人には聞こえないし、深みや厚みとして認識できる繊細さ
というか認知能力がないと無駄になる。
とはいえ、DVDとBDが明確に違うように、違いはあるんだろうと思う。
おそらくはハイレゾ音源の方が価格が高いだろうが、
より原音に近い音質を求める人には有意義なものなんだと思う。
ただ、ハイレゾと言ってもその規格は様々で、
先に書いた44.1kHz、16ビットに対し、
44.1kHz、24ビット
48kHz、24ビット
96kHz、16ビット
96kHz、24ピット
などがあるようだ。
ハイレゾ音源や、ハイレゾ対応機器はこれらすべてに対応できるのか、
守備範囲があるのか、下位互換性があるのか(ハイレゾでない機器でも再生できるのか)
私自身は良くわかってないし、仮に今は規格間の相互互換性がないとしても
いずれどれかに収斂していくものなのだろうか。
ダウンロード販売の1割以上がハイレゾだと聞いて気にせずにはいられなかった。
ハイレゾ。
少し前の話だが、TVで「『ハイレゾ』って知ってますか?」ってやってた。
そりゃ、IT系の仕事をしている人とか、PCの事がわかる人なら
ハイレゾがハイ・レゾリューションのことだってすぐわかる。
日本語にすれば高解像度、高解像。
どちらかと言うと「画質」で使われることが多かった。
でもこの場合はハイレゾ・オーディオ、あるいはハイレゾ音源。
音楽のハイレゾだ。
ご承知のように、音楽CDは44.1kHz、16bitで
デジタル化されている。
ハイレゾは高解像なのでこれよりも高周波数によるサンプリング、
あるいは高次の量子化ビット数によってデジタル化するものだ。
TVでは、ハイレゾの模式図としてアナログの原データ(きれいなサインカーブ)を
デジタル化する際に、縦横の両軸とも細かく分割することによって、
より元のデータに近づけることができると解説。
それによって、生の音に近いし、各パートの位置の違いがはっきりと分かるとを言っていた。
より原音に近いというのは原理的にそうだから理解できるが、
同じステレオ音源をハイレゾにしたからと言って各パートの位置が鮮明になるとは思えない。
件の模式図が、時間経過を表しているのか周波数分布を表しているのかははっきりしないが、
どちらにしてもより元のカーブに近くなるだけで、チャネル数が増えるわけではない。
また、もともとデジタル化する際には超低音や超高音域はカットしているし、
ハイレゾになったからと言ってその部分が取り込まれ直されない限り、
音の深みが増すわけでもない。
人間の耳は20Hz程度から20kHz程度までの音しか聞こえず、
特に高音域は加齢ともに可聴域が狭まると言われる。
生の音ではこの本来は聞こえないはずの超低音は振動として体に響き、
超高音は直接的な音と言うよりは音の厚みとか深みとして認識されるとも言われる。
仮にハイレゾで可聴域を超えてデジタル化したとしても、
これを再現できるプレーヤー/アンプとその音域が出せるスピーカーが必要で、
更にはほとんどの人には聞こえないし、深みや厚みとして認識できる繊細さ
というか認知能力がないと無駄になる。
とはいえ、DVDとBDが明確に違うように、違いはあるんだろうと思う。
おそらくはハイレゾ音源の方が価格が高いだろうが、
より原音に近い音質を求める人には有意義なものなんだと思う。
ただ、ハイレゾと言ってもその規格は様々で、
先に書いた44.1kHz、16ビットに対し、
44.1kHz、24ビット
48kHz、24ビット
96kHz、16ビット
96kHz、24ピット
などがあるようだ。
ハイレゾ音源や、ハイレゾ対応機器はこれらすべてに対応できるのか、
守備範囲があるのか、下位互換性があるのか(ハイレゾでない機器でも再生できるのか)
私自身は良くわかってないし、仮に今は規格間の相互互換性がないとしても
いずれどれかに収斂していくものなのだろうか。
ダウンロード販売の1割以上がハイレゾだと聞いて気にせずにはいられなかった。
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