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朝の連ドラ低迷~物事には寿命がある

2010-03-30 23:20:11 | Weblog
時間早くて?「ゲゲゲの女房」初回視聴率が最低(読売新聞) - goo ニュース

>今期から開始時間が15分繰り上がり、午前8時からとなったことが、
>視聴率が伸び悩んだ一因と見られる。

そりゃ、そうかもしれませんが、それは後付けの理由でしょう。

もともと朝の連ドラの視聴率が低下低迷傾向から脱しきれず、
その打開策として開始時間の繰り上げを行ったわけで、
それが裏目に出た可能性がなくはないけど、
視聴率最低の原因が開始時間変更のせいだとは、分析が安易すぎないか。

いつものように8時15分にチャネルを回したら、すでに終わっていた視聴者がいるとしたら、
その人たちは8時開始だと認識したら帰ってくるわけで、認知率を上げる工夫は必要としても
そんなに心配する必要はないんじゃないのか。

それよりもそういう人たちがどれくらいいたか、きちんと分析したか。

そもそも開始時間変更の認知率はどれくらいだと想定し、
初期の認知漏れによる視聴率の損失をどう見ていたか、そして実際にはどうだったのか。
その対比分析がキモで、NHKが初回視聴率だけで一喜一憂しているとは思えない。

それよりも全体としての低迷傾向をどう分析したのかも気になる。

最低視聴率を更新=NHK朝ドラ(時事通信) - goo ニュース

初回だけのことではなく、シリーズとしては、3月までの放送が過去最低。
そしてその前の最低記録が、2009/春のシリーズだというから、
やるたびに最低記録更新ということなのか。

それが果たして視聴者の生活時間帯の変遷によるものなのか。

そうだとすれば、開始時間変更は意味があるし、
変更があれば当初は変化についてこない人が必ずいるから
関東では過去最低より0.1ポイントの減で前期よりましであれば、
予想以上に好調だったということかもしれない。
もっとも関西では過去最低の前期よりさらに1.7ポイントの減は、
読み違いの可能性もある。

開始時間変更はあてずっぽうとは思えないから一つの原因であったことは想像に難くない。

しかし、それでもなお、視聴率が回復しないとすれば、
他にもっと重要な要因があるのかもしれない。

そして、その中にはこういう形式の連ドラが必要とされていない、ということはないのか。
物事には寿命がある。

一世を風靡し、一時代を築いたものであっても、
時代の変化、人々の変化に取り残されてはやっていけない。

はっきり書くと、語弊があるが、人気長寿番組で今も一定以上の視聴率を稼ぐ番組の中に
もういいんじゃないか、と思うものはいくらもある。

番組のコンセプトがしっかりしているものほど、時代の変化と徐々にずれが生じて、
もう乖離がどうしようもないところに来ている気がするものがある。

それは番組だけではなく、MCにしてもそうなのだが。

朝の連ドラは、キャストもストーリーも毎回違うわけだが、
展開は似たようなものにならざるを得ないわけで、それがもう寿命だとしたら。

中身よりも、いわゆる帯ドラがもう必要とされていないとしたら、
帯ドラそのものは良いとしても「朝の連ドラ」の役割は終わっているとしたら。

多分いろいろ検討されたことと思いますが「寿命」を悟るのは難しいですから。
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2 コメント

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Unknown (ともろ)
2010-03-31 09:26:27
時間帯から言って、8時台は今の時代苦しいでしょうね。
今は女性も働いている率が高いから、8時は通勤中か、もしくは朝の通勤準備で大忙しではないでしょうか?

一昔は専業主婦が多く、子供が学校へ行った後の一休み時間だったでしょうし。

どうせやるのだったら7時台前半の方、もしくは夜の9時台の方が視聴率取れるのではないのでしょうかと私は思います。
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ともろさんへ (KGR)
2010-03-31 10:45:01
8時ごろと言えばまさに忙しい時間帯。
おっしゃる通りどうせずらすならもっと早くへ、でしょう。
でも7:30頃となると、天気、交通、鉄道、
知りたい情報目白押し。
呑気にドラマ観ている場合じゃありませんから結局どこに移しても大差なしかも。
返信する

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