このところの東京地方は、天気がすぐれず、晴れても気温はやや低いまま推移しているが、
桜はどんどんと開花している。
(写真に撮るとぼやっと写ってしまうのは残念)
公園や散策ルートなどの桜や桜並木もなかなか見ごたえがあるが、
街中の桜も通勤の目を楽しませてくれる。
ところで、ちょっと気になることが。
それは近くの学校沿いの桜。
数年ほど前までは、入学式の時期には満開の桜、桜吹雪が美しかったものだが、
どうもこのところさえない。
華に気を取られていると気付かないが、どうも木に勢いがない。
これは近くのスポ館の桜だが、これもいまいちだ。
(左側の手前の木は桜ではなくポプラか何か。奥が桜)
半蔵門線だったと思うが、九段下駅の出口を九段坂の途中に作る際、
お堀端の桜の古木を全部切ってしまったことがあった。
その時はもったいないと思ったものだが、もう植え替えの時期だったようだ。
後には桜の若木が植えられた。
最近は見ていないが、もう20年は経つと思うので、ずいぶんと立派になったことだろう。
ご承知の方も多かろうが、
今の桜花の主流であるソメイヨシノは、江戸中期に作られた品種で(由来には諸説ある)
すべて接ぎ木ないし挿し木で作られたもので、種からは生えない。
つまり、すべてのソメイヨシノはクローンである。
ソメイヨシノ自体が自家不稔性(同じ種の木からは芽の出る種ができない)で、
別種の桜と掛ければ種はできるが、その種は雑種でもうソメイヨシノではない。
一般に、ソメイヨシノの寿命は50年とも60年とも言われ、環境変化にも弱い。
(希に100年を超える物もあるらしい)
クローンであるため、環境変化や大気汚染でやられるときは、
その近くのソメイヨシノが一斉にやられる可能性が高いようだ。
ということはある地域に一時期に植えられたソメイヨシノは、枯れるときもほぼ同じで、
弱ったもの、枯れたものを少しずつ入れ替えて、並木を維持することは難しいということ。
相当程度、気を遣って管理してやれば永らえることはできるらしいが、
街路樹の1本1本に特別の手当てをするのは難しいだろう。
美しい桜の陰で残念な事象も起きているということ。
桜はどんどんと開花している。
(写真に撮るとぼやっと写ってしまうのは残念)
公園や散策ルートなどの桜や桜並木もなかなか見ごたえがあるが、
街中の桜も通勤の目を楽しませてくれる。
ところで、ちょっと気になることが。
それは近くの学校沿いの桜。
数年ほど前までは、入学式の時期には満開の桜、桜吹雪が美しかったものだが、
どうもこのところさえない。
華に気を取られていると気付かないが、どうも木に勢いがない。
これは近くのスポ館の桜だが、これもいまいちだ。
(左側の手前の木は桜ではなくポプラか何か。奥が桜)
半蔵門線だったと思うが、九段下駅の出口を九段坂の途中に作る際、
お堀端の桜の古木を全部切ってしまったことがあった。
その時はもったいないと思ったものだが、もう植え替えの時期だったようだ。
後には桜の若木が植えられた。
最近は見ていないが、もう20年は経つと思うので、ずいぶんと立派になったことだろう。
ご承知の方も多かろうが、
今の桜花の主流であるソメイヨシノは、江戸中期に作られた品種で(由来には諸説ある)
すべて接ぎ木ないし挿し木で作られたもので、種からは生えない。
つまり、すべてのソメイヨシノはクローンである。
ソメイヨシノ自体が自家不稔性(同じ種の木からは芽の出る種ができない)で、
別種の桜と掛ければ種はできるが、その種は雑種でもうソメイヨシノではない。
一般に、ソメイヨシノの寿命は50年とも60年とも言われ、環境変化にも弱い。
(希に100年を超える物もあるらしい)
クローンであるため、環境変化や大気汚染でやられるときは、
その近くのソメイヨシノが一斉にやられる可能性が高いようだ。
ということはある地域に一時期に植えられたソメイヨシノは、枯れるときもほぼ同じで、
弱ったもの、枯れたものを少しずつ入れ替えて、並木を維持することは難しいということ。
相当程度、気を遣って管理してやれば永らえることはできるらしいが、
街路樹の1本1本に特別の手当てをするのは難しいだろう。
美しい桜の陰で残念な事象も起きているということ。
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