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カチカチやめてください

2007-08-21 15:03:44 | Weblog
川口盛之助の「ニッポン的ものづくりの起源」 会議中の“あれ”、気になりません? ゼブラのボールペンに見る「配慮する文化」の奥ゆかしさ(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

引用記事前半のトイレの話はともかく、
後半のボールペンの話は面白い。

実は先日の放送大学の面接授業の際、
講師が、実はこの方、非常に温厚で、
生徒の勝手な行動にも寛容に接しておられたのだが、
2つ不機嫌をあらわにすることがあった。

一つは、授業開始に毎回遅れる(同じ)生徒がいたこと。

その日の第1限は、まあ、いろいろ事情があろうから、
遅刻もある程度はしょうがない。

で、今回の講師は、
「次の時間は何時何分開始だから遅れないでください」とか、
「何時何分までには教室に戻るようにしてください。」とか
「何時何分には着席していてください。」と言って時限を終える。

ここで休み時間(20分、昼は50分)は大学内かその周辺にいるのだから、
きちんと自己管理していれば、時間に遅れないはずだ。
もしトイレなどでも数分以内には教室に戻れるはず。

ところが、件の彼は、毎回授業開始30分以上経過して、
講義も乗ってきたところで、入ってくる。
これが結構な巨漢で、ドカドカと入ってくる。

毎回だよ、毎回。

こっちも気が削がれるし、授業は勿論いったん中断する。
繰り返すたびに、講師も「またかよ。」と言う顔をするようになった。

当然、「次の授業開始には遅れないように」とくぎを刺して
授業を終えるが、馬耳東風とはこのこと。
またしても、30分遅れてくる。

もう一つがこのポールペンのノック音。

私の席からは聞こえなかったが、講師には非常に耳障りだったようだ。

講義内容をしゃべりながら、突然「カチカチやめてください」と言った。

これが2、3回はあったかな。

本人はおそらく「癖」になっているのでしょう。
面と向かって言われて、一旦はびっくりしたかもしれません。

しかし、そこは「癖」の恐ろしさ、
しばらくするとまたやってしまい、また言われて、
心の中では「いかんいかん」と思いつつも、
しばらくすると無意識にカチカチってことでしょう。

消音タイプ、あるいは静音タイプ、あるいはマナーモード、
癖を直す方がいいんじゃないかと思いますが、
結構売れているらしいので、積極的にカチカチと言うより、
癖になっちゃってることが多いんでしょう。

私はやりませんけど、「音」は気になりだすとなりますから、
気をつけないとね。


ところで、たまに「みみざわりのいい」と言う人がいますが、
誤用です。

手触り、肌触り、舌触りなどの良し悪しの表現が
耳障りにも誤用されたものと思われます。

この場合の「さわる」は「気に障る」「目ざわり」と同じく、
「障る」ですから、本来「みみざわりのいい」と言う言葉は間違い。

「目ざわりの良い」とはいわないでしょう。

手触り、肌触りなど「さわる」に良し悪しがあるものは、
本当に触れるもの。

耳触りが良い/悪いと言えるものは、強いて言うなら、
イヤホン、ヘッドホン、イヤーマッフルくらいですかね。
あとは綿棒とか、ピアス、イヤリングもかな。

音には触れないので、障るしかない。

まあ、「滑舌が悪い」も本来「滑舌」とは滑らかにしゃべる、
よどみなくしゃべる、(セリフなどを)はっきりしゃべる、
と言う意味なので誤用の類ですが、普通になってきたので、
音の「耳触り」と言う用法も正しいということになるかもね。
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