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足裏マッサージ機で窒息、疑問は氷解したが、。

2008-12-17 11:30:27 | Weblog
足裏マッサージ器で窒息死3件=布カバー外し、首に使用か(時事通信) - goo ニュース

昨日ニュースをチラ見したときは
「足裏マッサージで窒息死」と読んでしまったので、
いったいどういうこと? と思ってしまった。

「足裏マッサージ機で窒息死」でもどうやって?と言うのは変わらなかったが、
この記事を読んで疑問は氷解した。

すなわち、足裏マッサージ機は、足を乗せて使うもので、
ツボを押すボール状の突起がたくさんついたローラーが回転する仕組み。
ローラーは直接足に当たるわけではなく布製カバーの中で回る。

これを首筋に当てて肩のマッサージに使おうとしたものらしいが、
足の裏が当たっていたカバーは汚いと思ったのか、外して使ったところ、
ローラーに衣服が巻き込まれて首が締まり窒息した、と言うことのようだ。

死んでしまった人にはお気の毒だが、そんな使い方をした方が悪い、
と言うことになるんでしょうね。

とはいえ、ある程度の負荷がかかれば停止するとか、逆回転するとか、
少なくとも死に至らない工夫はできた。

開発者を責めているわけではない。
まさか、そういう使い方をするなんて想像もしなかったろうから。

しかし、消費者は時としてとんでもない使い方をするもの。

先日TVでやっていたオーディオ・テクニカのカラオケ用マイクなどは、
「他人のもの」という気楽さからか、投げたり落としたり、振り回したり、
はてはぶつけたり殴ったり、飲食物をかけたりの劣悪な使用法でも、
壊れないように鍛えられていったという。

これはある会社の社員教育でよく引用される事例だが、
パワーショベルのヘッド(アタッチメント)の接続部が折れる事故がよくあったらしい。
通常の使い方では絶対折れない強度を有しているはずなのに、と調べたところ、
ヘッドをハンマーの様にして叩く動作が日常的に行われていて、
このため、想定をはるかに超える負荷がかかっていたとわかった。
そういう使い方をするな!と言っても始まらず、強度設計をやり直して改善したそうだ。

ことほど左様に、設計者の意図を超えた使い方は往々にしてあるもので、
原因究明と対応が大切だということ。

今回の例では、首に使うことは想定できなかったとしても、
巻き込みで死亡事故は絶対にまずいので、今からでも遅くないから、
過負荷緊急停止機能くらいはつけるべきでしょう。

もちろん対応したからと言って、首に使っても安心、と言うことではなく、
仮に靴下やカバーそのものを巻き込んでも緊急停止する、ということで。
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