携帯各社が5Gサービスを始めることで喧伝が姦しい。
勿論各社が言うように5Gの利点は大きい。
しかし、5Gにしただけでは何も変わらない。
いや、変わる部分もあるのでほとんど変わらない、と言っておこう。
例えば、既にテレワークやテレビ会議などをしている人、企業にとって、高速大容量低遅延多接続は魅力だ。
多人数でテレビ会議をするとどうしてもタイムラグが生じてしまうがこれがほとんどなくなる。
大画面でも画質が荒れないし、動画はもちろん、図表などの精細さも格段に向上する。
しかし、それはテレワークやテレビ会議などをしている人にとっては大きなメリットだが、
たまにビデオチャットをする程度なら、劇的に向上したとしても全体としては効果が薄い。
そもそも低遅延、他端末接続と言ってもこちら側の機材もそれ相応のものにしないといけないし
相手側、すなわち情報提供側、つまりはサーバー側の性能機能が十分でないといけない。
また、低遅延、大容量で効果を発揮するコンテンツを提供できるのか、するのか、も問題だ。
例が適切かどうかわからないが、例えば、高速道路の制限速度を一気に時速200kmにしたとしよう。
もちろん、道路の仕様もそれに合わせたものにしてあるとする。
計算上はいままで時速100kmで移動していた人は現地到着までの時間が半分になる。
本当になるか。
いや、ならない。
カーブがきついとか、坂があるとかいった問題ではなく、道路側の問題はすべて解決していたとしても無理。
時速200kmで巡航できる車が少ないし、多くのドライバーはそれを安全に運転できる技術を持っていない。
リニア新幹線が営業開始すれば、東京大阪間は今の半分以下の時間で行けるようになる。
そりゃなる。
リニア中央新幹線の路線を走るのは、従来の新幹線ではなく、リニアモーターカーだから。
そもそもそういう車体だし、運転士もそういう訓練を受けているから。
線路や機材は速くするためのインフラであって、その上を走るコンテンツが速く走れるから速い。
昔、DVDがBDになるとき、高画質、多言語、などのほかにマルチアングル、マルチストーリーなどが
実現できると言われた。
原理的には確かにそうだ。
しかし、マルチアングルを謳うコンテンツなんかない。
出始めのころにちょろっとあったぐらい。
なぜか?
作るのが大変なうえに大したニーズがないから。
マルチアングルになれば、(撮影はしているだろうけど)何倍ものコンテンツを作ることになる。
デレクターズ・エディションや完全版を作るよりはるかに大変なのは目に見えている。
映画を見ているときにこの角度じゃなく反対側から見てみたいとか、ここはロングではなくアップでしょとか、
俯瞰で見たら違うかも、なんて思いますかね。
思ったとしても都度こちら側で切り替えるとしたらめんどくさいし、見るのも倍の時間がかかる。
テレビのデータ放送をご覧になっていますか。
最近のデータ放送の劣化度はひどい。
スポーツ中継なのにその話題は出さず、ニュースや天気予報、番組案内などの一般的なコンテンツだけの局も多い。
今映っている局アナや今日のゲストの名前すら出さないところもある。
勿論やろうと思えばできるんだろうけど、やはり作るのが大変なのとニーズがないんだろうな。
出ているアナウンサーやゲストの一覧が表示されて、それをクリックすると略歴やら担当やら、これから出る番組とかが
見れるといいのにな、なんて思うことはあるけどごくごくたまで滅多にない。
動画配信システムがなければ動画の配信はできないけど、システムがあるから良い面白い動画が配信されるというより、
その機能をうまく利用して良い動画、面白い動画を作る人が大勢いるから人気が出る。
IPv4をご存じか。
インターネットのアドレス(IPアドレス)の記述方式で2の32乗個のアドレスが記述できる。
およそ43億個。
枯渇すると言われて久しく、現存するパソコンをつなぐだけでも足りない。
そこでローカルアドレスなど閉じたネットワーク内でのみ有効なアドレスを認めるなどで見かけのキャパを増やしている。
しかし、IoT(Internet of Things 物のインターネット)ですべてのもの(端末、機材、センサーなど)を接続するのに
43億個では到底足りない。
そこで考えられたのがIPv6。
2の128乗までのアドレスが記述できる。
1兆個の1兆倍の3億倍。
事実上無限。
実現には新しい機材も必要で、IPv4との接続可能性や整合性などもきちんと決める必要があるが、
既に実用化され、あなたのPCもIPv6で動いているはずだ。
しかし、今までと同じ使い方をしていれば、PCライフには何の変化もない。
5Gと言うインフラとその機能性能を致したコンテンツが相まってメリットを享受できるわけで、
単に5Gにしても端末と使用料が高くなるだけ。
目先のメリットはなくても先々のメリットを見越して5Gインフラを導入するのであればそれでいい。
勿論、俺のは5Gだよーん、と自慢したいだけでも構わない。
勿論各社が言うように5Gの利点は大きい。
しかし、5Gにしただけでは何も変わらない。
いや、変わる部分もあるのでほとんど変わらない、と言っておこう。
例えば、既にテレワークやテレビ会議などをしている人、企業にとって、高速大容量低遅延多接続は魅力だ。
多人数でテレビ会議をするとどうしてもタイムラグが生じてしまうがこれがほとんどなくなる。
大画面でも画質が荒れないし、動画はもちろん、図表などの精細さも格段に向上する。
しかし、それはテレワークやテレビ会議などをしている人にとっては大きなメリットだが、
たまにビデオチャットをする程度なら、劇的に向上したとしても全体としては効果が薄い。
そもそも低遅延、他端末接続と言ってもこちら側の機材もそれ相応のものにしないといけないし
相手側、すなわち情報提供側、つまりはサーバー側の性能機能が十分でないといけない。
また、低遅延、大容量で効果を発揮するコンテンツを提供できるのか、するのか、も問題だ。
例が適切かどうかわからないが、例えば、高速道路の制限速度を一気に時速200kmにしたとしよう。
もちろん、道路の仕様もそれに合わせたものにしてあるとする。
計算上はいままで時速100kmで移動していた人は現地到着までの時間が半分になる。
本当になるか。
いや、ならない。
カーブがきついとか、坂があるとかいった問題ではなく、道路側の問題はすべて解決していたとしても無理。
時速200kmで巡航できる車が少ないし、多くのドライバーはそれを安全に運転できる技術を持っていない。
リニア新幹線が営業開始すれば、東京大阪間は今の半分以下の時間で行けるようになる。
そりゃなる。
リニア中央新幹線の路線を走るのは、従来の新幹線ではなく、リニアモーターカーだから。
そもそもそういう車体だし、運転士もそういう訓練を受けているから。
線路や機材は速くするためのインフラであって、その上を走るコンテンツが速く走れるから速い。
昔、DVDがBDになるとき、高画質、多言語、などのほかにマルチアングル、マルチストーリーなどが
実現できると言われた。
原理的には確かにそうだ。
しかし、マルチアングルを謳うコンテンツなんかない。
出始めのころにちょろっとあったぐらい。
なぜか?
作るのが大変なうえに大したニーズがないから。
マルチアングルになれば、(撮影はしているだろうけど)何倍ものコンテンツを作ることになる。
デレクターズ・エディションや完全版を作るよりはるかに大変なのは目に見えている。
映画を見ているときにこの角度じゃなく反対側から見てみたいとか、ここはロングではなくアップでしょとか、
俯瞰で見たら違うかも、なんて思いますかね。
思ったとしても都度こちら側で切り替えるとしたらめんどくさいし、見るのも倍の時間がかかる。
テレビのデータ放送をご覧になっていますか。
最近のデータ放送の劣化度はひどい。
スポーツ中継なのにその話題は出さず、ニュースや天気予報、番組案内などの一般的なコンテンツだけの局も多い。
今映っている局アナや今日のゲストの名前すら出さないところもある。
勿論やろうと思えばできるんだろうけど、やはり作るのが大変なのとニーズがないんだろうな。
出ているアナウンサーやゲストの一覧が表示されて、それをクリックすると略歴やら担当やら、これから出る番組とかが
見れるといいのにな、なんて思うことはあるけどごくごくたまで滅多にない。
動画配信システムがなければ動画の配信はできないけど、システムがあるから良い面白い動画が配信されるというより、
その機能をうまく利用して良い動画、面白い動画を作る人が大勢いるから人気が出る。
IPv4をご存じか。
インターネットのアドレス(IPアドレス)の記述方式で2の32乗個のアドレスが記述できる。
およそ43億個。
枯渇すると言われて久しく、現存するパソコンをつなぐだけでも足りない。
そこでローカルアドレスなど閉じたネットワーク内でのみ有効なアドレスを認めるなどで見かけのキャパを増やしている。
しかし、IoT(Internet of Things 物のインターネット)ですべてのもの(端末、機材、センサーなど)を接続するのに
43億個では到底足りない。
そこで考えられたのがIPv6。
2の128乗までのアドレスが記述できる。
1兆個の1兆倍の3億倍。
事実上無限。
実現には新しい機材も必要で、IPv4との接続可能性や整合性などもきちんと決める必要があるが、
既に実用化され、あなたのPCもIPv6で動いているはずだ。
しかし、今までと同じ使い方をしていれば、PCライフには何の変化もない。
5Gと言うインフラとその機能性能を致したコンテンツが相まってメリットを享受できるわけで、
単に5Gにしても端末と使用料が高くなるだけ。
目先のメリットはなくても先々のメリットを見越して5Gインフラを導入するのであればそれでいい。
勿論、俺のは5Gだよーん、と自慢したいだけでも構わない。
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