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江東区、高齢者向けコロナウィルスワクチン接種の様子

2021-05-23 21:49:23 | 闘病・治療
江東区のコロナウイルスワクチンの高齢者向け優先接種が始まっている。

一次予約と開始日(5/6)の夕方には満員となったそうだ。
二次予約は5/17から年齢範囲別に順次5/21までが予約期間だった。
ここまではいずれも集団接種。
江東区の場合は6つのスポーツセンターに会場を設えての接種。

6月からは病院、診療所などでの個別接種も開始される。
場所によって、区の予約センターで予約したり、各病院、診療所に直接予約申込する
ところがあるようだ。

今のところ、接種対象となっているのは既に接種券が送られてきた区民のみ。
つまり65歳以上の高齢者になる。
65歳未満の区民の接種がいつ始まるのか、そしていつ終わるのかについてはよくわからない。

さて、実際の接種の模様はどうだったのだろう。
予約時に会場、日付、時刻を決めてあるので、その日その時刻に選択した会場に向かえばよい。

江東区北砂1丁目にあるスポーツ会館も会場の一つ。
緊急事態宣言中とあって会館自体は閉館中で、正面入り口も閉鎖。

入り口前にいるゼッケンをつけた係員が「コロナワクチン接種ですか」と聞く。
そして「スポーツ会館で間違いないですか」と聞き、入り口の方向を教えてくれる。
指し示す方向は裏の駐車場方向。
そちらにもゼッケンをつけた係員がいて左側を指し「こちらが入り口です」と言う。
また、「予約は何時ですか」ときき、時間を伝えると予約時間より少し早かったので、お待ちくださいと言って
入り口入って直ぐのところにいる係員に話し、特に問題なく入場。

入ってすぐのところのテーブルにはアルコール消毒液があり、手指を消毒。
その後左横の自立式の非接触体温計で体温を測ると、36.5度です、などと伝えてくれる。
なお、体温計はやや低めに設定されており、画面に映る自分の額が画面上の丸マークに合うように
するため少しかがむ。合っていないと体温計に「正面を向いてください」と叱られる。

左手にエレベーターがあり、3階まで進む。
3階では次の係員が「これから40分程度かかります。トイレは大丈夫ですか。心配でしたら今行ってください」
と語り、右手奥の会場に案内してくれる。

接種の案内に問診票は事前に書いてこいとあるが、書いてこない人もいるのだろう。
問診票の記入スペースも用意されている。
受付で、問診票、接種券(クーポン)と本人確認資料を見せ、氏名、生年月日の確認、予約時刻などの確認があり、
チェックに問題が無ければ医師の問診スペースに進む。

問診スペースの複数設置されているブースの一つに入るよう指示されると、医師が問診票に従っていろいろ質問をし、
接種をしても問題ないとの所見にレ点を入れ、サインをして次のコーナーに進む。

次はもう接種のブース。
10個ほどある接種のブースの一つから看護師が手招きし、そこへ行くと看護師とともにブースに入る。
看護師が腕をまくるよう指示し、駐車前に医師がいつも言う「チクっとしますよ」と言って注射針を刺す。
「手にしびれはありませんか」と聞き、ないと答えるとワクチンが摂取され、針痕に絆創膏が貼られる。
「暫く待つてください」と言って、問診票にワクチン接種のシールを貼り、15分待機するよう指示される。
また、待っている間に読むようにと資料(副作用や注意事項などが書かれた紙)を渡される。

シャワーは構わないが注射した個所は擦らないこと。また、
風呂は入ってもいいが注射した個所が湯につからない方が良いとのことだった。
あまり血流が良くなるのは却ってよくないのかもしれない。

次の部屋に椅子が100個ほど並べられた部分と、人が並んでいる列が2列ある。
係員の指示に従って椅子に座り、「今、XX分ですからYY分までここで座ってお待ちください」
「気分が悪くなったりしたら、手を挙げて教えてください」「YY分になったら列に並んでください」と言われる。

65歳以上と言っても65才もいれば100才もいるわけで、全員が元気溌剌ではない。
杖をいている人もいれば、車いすの人、手押し車に頼っている人もいる。
また、家族の付き添いも結構多い。
車で送り迎えしている人や接種する高齢者の手伝いをしている人も散見された。
特に問題のない人は15分待機だが、過去にワクチンでアレルギーがあったりした人などは30分待機になる。
接種時に何分待機化を書いた紙を渡されているので、本人だけでなく、会場の係員にも待機時間がわかる。

待機時間が終わって問題が無ければ、「最終受付」の列に並ぶ。
ここが一番時間がかかる。
また距離を取っているので列がやたら長く感じるが、実際はそれほど列の人数は多くない。
順番が回ってくると「問診票」と「予約券」を渡す。
「予約券」がら1回目のクーポンをはがし「問診票」に貼る。
その他必要事項を記入して問診票と予約券を渡してくれ、隣の列に並ぶよう指示される。

こちらはせいぜい数人の並びですぐに順番が回ってくる。
問診票を確認して棚にしまい、新たに「2回目接種時の問診票」と「予約券」を渡してくれる。

江東区では接種者全員に500円分のタクシー券が補助されるので要るかどうか聞かれる。
面倒なのかほとんどの人は要らないと答えるが、中には要ると答える人もいるようだ。
タクシー会社が限定される、自分でタクシーを呼ばないといけない、500円を超える分は自腹などで
面倒だし、そもそも来るときに車を使わないといけないような人は、家人が車で送迎しているようだ。
またスポーツ会館の駐車場利用者は駐車無料券を1階受付で渡す、みたいなことが書いてあった。

御多分に漏れず副作用(最近は副反応という)が少なからずあるようだが、痛いとかだるいとかが大半。
ただし、アレルギーがあったり、過去にワクチン接種で副作用で苦しんだ人などは要注意。
もっとも、そういう人は素直に申告していれば医師が接種不可の判断をするのかもしれない。

大抵はほとんど副反応もなく、あったとしても軽いが、注射直後のアナフィラキシーショックが無くても
その後、痛みなどを生じ、一日二日はだるいとか痛いとかが残ることもあるようだ。

注射時はほとんど痛みを感じなかったが、その後注射した付近が少し傷む。
腕を上げるのがちょっと痛く、まるで五十肩になりかけのようという人もいる。

副反応が怖い、安全性が保障されていない、などの理由で受けないという人もいるようだ。
もっと大勢が接種してそれなりの時間が経って安全性が確認できてから打ちたいという人もいるらしい。
前述のようにアレルギーがあってアナフィラキシーショックが怖いという人もいるだろうし。
国はワクチン接種はあくまで本人の希望で強制ではないとしているので、嫌なら受けなくてもよい。

とはいえ、副反応をコロナウィルスに感染して重篤化したときの苦しみや辛さ、そして死亡のリスクと
天秤にかければ、どちらが重いかは自明と思うがどうだろうか。

いずれにせよ、できるだけ多くの国民に広く早くワクチンが摂取されることを願う。

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