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たばこ価格の怪

2008-06-18 08:12:09 | Weblog
年内に議員立法も=「たばこ1箱1000円」-日本財団・笹川会長(時事通信) - goo ニュース

たばこ1箱10ドル 税金上がりNY愛煙家受難(産経新聞) - goo ニュース

この2つの記事を読み比べてほしい。

結果として同じ1箱10ドル=ほぼ1000円と言う記事だが、

ニューヨークでは
>たばこの税金を1箱あたり2・75ドル
ということだ。

つまり、(消費税や国税はよくわからないが)州税の2.75ドルを除いたら、
7.25ドル、つまり750円位になるということ。

一方の日本では、20本入り、1箱300円のたばこには
消費税を除いても、175円位の税がかかっている。
(ただし、国税、地方税、特別税の3種類の計)

つまり、税を除けば125円位だということ。

どうして製造原価が6倍も違うの?

もっとも7.25ドルの中に州税以外の税金がかかっている可能性もあり、
原価が6倍と断言はできない。
まあ常識的に考えれば、せいぜい2倍か3倍でしょう。

とすると、残りの3倍分、350円とか400円とか、
あるいはそれ以上の国税などがかかっているということかも?

「愛煙家」と言う言葉は欺瞞だと思っているが
ここではそれに言及しないこととして、
「ニューヨークふざけるな」と言う喫煙者のために言及すると、
アメリカで最も安いたばこ税(州税だろうが)はミズリー州の17セント。

これに郡の最低税4セントを足して21セント。
つまりニューヨークに対して2.5ドルしか安くない。

それで充分?

いやいやよく考えてください。
ニューヨーク=10ドルでしょ。
ミズリー=10ドル-2.5ドル=7.5ドル。
つまり、全米一たばこ税の安いミズリーですら、
1箱750円もするということです。

ヨーロッパも高いらしいしね。

つまり、海外の例を引き合いに出すと、
たばこ価格の上昇にとっては追い風になってしまうということです。

値上げを阻止したいなら、サマータイムのように諸外国ではとか、
先進国ではといった、「みんながやっているから理論」ではなく、
「日本は外国とは違うんだ論」を展開しないと難しいでしょう。


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