
場所は東宝日比谷ビルの11階、東宝の試写室。
背もたれの高いゆったりしたいすで、6人1列の席が8列。
スクリーンサイズを聞いた客はおそらく私が最初?
430×180センチ、シネスコサイズ、との御回答をいただきました。
対角はざっと180インチということになります。
開場5分後に到着し、前から2列目の真ん中に座る。
その後も客が来て、満席でさらに席が足りず(オーバーブッキングと思われる)
5つほど、いす追加。
よく見えなかったがパイプいすではなかろうか。
原作はSF小説の大御所、小松左京の同名小説。
1973年にも映画化されている。
それは見たはず、あるいは小説も(友人から借りて)読んだかも知れないが、
すべては忘却の彼方で完全に忘れている。
したがって、前作との違いはまったく判らず、指摘すらできない。
草剛、柴咲コウ、その他には、石坂浩二、大地真央、豊川悦司、及川光博など。
2時間15分の長さを感じさせない「日本映画」でした。
*
静岡県を襲った大地震。
たまたま地震に巻き込まれた小野寺俊夫(草剛)は、
生き残りの少女(福田麻由子)を助ける過程で
レスキュー隊の阿部玲子(柴咲コウ)と出会う。
この地震は、日本列島がわずか5年位で沈む前兆だとアメリカの調査隊が報告。
山本総理(石坂浩二)は、危機管理大臣を文科大臣である鷹森沙織(大地真央)に任命。
日本人救出作戦を立案させる。
鷹森の元夫で地球科学の専門家、田所雄介(豊川悦司)は独自の調査で、
日本沈没が1年以内に起こると推定、早急な対策を首相に要求、
また北海道と九州から始まる沈没の過程を予言する。
果たして、諸外国へ日本人受け入れ要請に飛び立った山本総理の飛行機が
地震に伴う火山爆発で墜落。
田所の予言どおりの沈没が始まった。
*
そんな大地震がありゃあ、何十万人も死んですごいことになるぜ、
と思ったら、いきなり北海道と九州が割れて、何百万もの人が死ぬ。
結局、人口の1/3、4千万ほどの日本人が死ぬ。
実際なら、混乱はあんな程度じゃすまないだろうなとも思ったが、
ディープ・インパクトにしろ、宇宙戦争にしろ、混乱はあるにせよ、
ほとんどの人々は静かに整然と避難していくんでしょうか。
その先が安全かどうかも判らないのに。
それこそ日本列島が割れて沈むくらい、人智を超えたとてつもない力が働くので、
土砂崩れや、ビルの崩壊や、津波や溶岩流や火砕流、
そのすさまじさは、「ポセイドン」や「デイ・アフター・トゥモロー」をはるかにしのぐ。
「デイ・アフター・トゥモロー」は地球規模なのでもっとすごい気もするが、
極東の島国に局所的に起こる地殻変動のほうがすさまじいというのは、
所詮、大気など地球表面にへばりついたわずか10キロの厚みに過ぎないからなのか。
数キロから数十キロの厚みのプレートが、数百キロの深さでマントルに沈み込む、
このときの地球表面に与える影響といったら、こりゃすごいわ。
ラブ・ストーリーあり、どうせ死ぬなら俺はここで死ぬ的な刹那感あり、
日本人って(その発祥はともかく)結局、土着民族なんだなと思う一本でした。
草剛のどこか飄々とした演技が物悲しくも真実味がありましたし、
柴咲コウも豊川悦司もよかった。
子役の福田麻由子はどっかで見たと思ったら、結構CMやTVに出てるらしい。
TVドラマは見ないもんで知りませんでした。
田中麗奈の子供の頃を髣髴とさせる顔立ち。
ミッチー(及川光博)は少し太った?
吉田日出子、柄本明もいい味出してたし、
ピエール瀧やキッチュ(松尾貴志)なんかも出てる。
そのほかにも草剛の実家が酒蔵で和久井映見が杜氏だったりするところなど、
ゆっくり見れば面白い場面もいっぱいあるのだが、ゆっくり見る余裕はなかった。
東京消防庁、自衛隊(救護関係装備も大披露)JAMSTEC全面協力。
人間模様も日本的ですが、ちゃんと書かれて「ポセイドン」の100倍面白い。
なお、もともと小松左京氏が書きたかったこの後の物語が再映画化を機に小説になるらしい。
最後に一点だけ。
東大地震研が監修しているらしいが、あの程度であの結末は無理でしょう。
もしできるとしても、中台韓が大反対するのではないでしょうか。
背もたれの高いゆったりしたいすで、6人1列の席が8列。
スクリーンサイズを聞いた客はおそらく私が最初?
430×180センチ、シネスコサイズ、との御回答をいただきました。
対角はざっと180インチということになります。
開場5分後に到着し、前から2列目の真ん中に座る。
その後も客が来て、満席でさらに席が足りず(オーバーブッキングと思われる)
5つほど、いす追加。
よく見えなかったがパイプいすではなかろうか。
原作はSF小説の大御所、小松左京の同名小説。
1973年にも映画化されている。
それは見たはず、あるいは小説も(友人から借りて)読んだかも知れないが、
すべては忘却の彼方で完全に忘れている。
したがって、前作との違いはまったく判らず、指摘すらできない。
草剛、柴咲コウ、その他には、石坂浩二、大地真央、豊川悦司、及川光博など。
2時間15分の長さを感じさせない「日本映画」でした。
*
静岡県を襲った大地震。
たまたま地震に巻き込まれた小野寺俊夫(草剛)は、
生き残りの少女(福田麻由子)を助ける過程で
レスキュー隊の阿部玲子(柴咲コウ)と出会う。
この地震は、日本列島がわずか5年位で沈む前兆だとアメリカの調査隊が報告。
山本総理(石坂浩二)は、危機管理大臣を文科大臣である鷹森沙織(大地真央)に任命。
日本人救出作戦を立案させる。
鷹森の元夫で地球科学の専門家、田所雄介(豊川悦司)は独自の調査で、
日本沈没が1年以内に起こると推定、早急な対策を首相に要求、
また北海道と九州から始まる沈没の過程を予言する。
果たして、諸外国へ日本人受け入れ要請に飛び立った山本総理の飛行機が
地震に伴う火山爆発で墜落。
田所の予言どおりの沈没が始まった。
*
そんな大地震がありゃあ、何十万人も死んですごいことになるぜ、
と思ったら、いきなり北海道と九州が割れて、何百万もの人が死ぬ。
結局、人口の1/3、4千万ほどの日本人が死ぬ。
実際なら、混乱はあんな程度じゃすまないだろうなとも思ったが、
ディープ・インパクトにしろ、宇宙戦争にしろ、混乱はあるにせよ、
ほとんどの人々は静かに整然と避難していくんでしょうか。
その先が安全かどうかも判らないのに。
それこそ日本列島が割れて沈むくらい、人智を超えたとてつもない力が働くので、
土砂崩れや、ビルの崩壊や、津波や溶岩流や火砕流、
そのすさまじさは、「ポセイドン」や「デイ・アフター・トゥモロー」をはるかにしのぐ。
「デイ・アフター・トゥモロー」は地球規模なのでもっとすごい気もするが、
極東の島国に局所的に起こる地殻変動のほうがすさまじいというのは、
所詮、大気など地球表面にへばりついたわずか10キロの厚みに過ぎないからなのか。
数キロから数十キロの厚みのプレートが、数百キロの深さでマントルに沈み込む、
このときの地球表面に与える影響といったら、こりゃすごいわ。
ラブ・ストーリーあり、どうせ死ぬなら俺はここで死ぬ的な刹那感あり、
日本人って(その発祥はともかく)結局、土着民族なんだなと思う一本でした。
草剛のどこか飄々とした演技が物悲しくも真実味がありましたし、
柴咲コウも豊川悦司もよかった。
子役の福田麻由子はどっかで見たと思ったら、結構CMやTVに出てるらしい。
TVドラマは見ないもんで知りませんでした。
田中麗奈の子供の頃を髣髴とさせる顔立ち。
ミッチー(及川光博)は少し太った?
吉田日出子、柄本明もいい味出してたし、
ピエール瀧やキッチュ(松尾貴志)なんかも出てる。
そのほかにも草剛の実家が酒蔵で和久井映見が杜氏だったりするところなど、
ゆっくり見れば面白い場面もいっぱいあるのだが、ゆっくり見る余裕はなかった。
東京消防庁、自衛隊(救護関係装備も大披露)JAMSTEC全面協力。
人間模様も日本的ですが、ちゃんと書かれて「ポセイドン」の100倍面白い。
なお、もともと小松左京氏が書きたかったこの後の物語が再映画化を機に小説になるらしい。
最後に一点だけ。
東大地震研が監修しているらしいが、あの程度であの結末は無理でしょう。
もしできるとしても、中台韓が大反対するのではないでしょうか。
ゲスト出演は、試写状にも何も事前アナウンスがなかったので
ジャニーズファン的な黄色い歓声がなかったのが
幸いでした。
映画ではあちらこちらに色んな俳優さんが何気に出ていて
そういう意味でも面白い映画でしたね。
またお邪魔させていただきます。
以前に観た予告かなんかから想像して『日本沈没』と似てるのかなと思いました。
比較に出されたってことはやっぱり似た部分があるんですね。
KGR さんコメント有難うございます
お恥ずかしいです。太陽は超新星に成るに関しての記載にご指摘有難うございます
『赤色巨星となり、ガスがどんどんはがれていって、最後は白色矮星となります』
太陽は大きくなってやがては燃え尽きる?というような理解で良かったですよね。
m(_ _;)m ぺこり早速KGR さんのご指摘として記載して訂正致します
もうチョッと人間ドラマを精査して、映画を見終えた後大きなテーマが見えてくる感じを期待はしたのですが・・・
この映画はホント、泣ける1本だったのですが、
このあと、33年前のも見ました。
オリジナルも良かったですが、こちらのストーリーは、
現在の日本の国際事情なんかに合わせて、
上手く脚色されていると感じました。
表面だけで批判している人が多くて、ちょっと、怒っています。
ここまで感じるあたしがおかしいの??