九段会館と試写会

九段会館は由緒ある建物です。

公演会や、映画試写会、そして映画撮影などで
何度訪れたかわからないくらい、何度も行きました。

しかし、その造りは古く、音響もよくなく、
何より座席の大きさ、配置は最悪です。

これがまだ講演や演奏会だったら、舞台の足元が見えまいが、
舞台の袖の様子が見えにくかろうが我慢できます。

しかし、映画でスクリーン下部が、前席の人の頭で遮られ、
どう座ろうが見えにくさは変わらず、
自分が後ろを気にして低い姿勢を取ろうにも、
足がつっかえて自由が利かない。

本当にどうしてもと言うとき以外、映画の試写会場として、
九段会館を選択することはありません。

もちろん私が試写会場を決めるわけではありませんで、
九段会館を会場とした試写会には
よほどのことがない限り応募しない、ということです。

もし、そういう人が大勢いれば、
逆に九段会館開催の試写会の当選確率が上がりますし、
応募数が極端に少なければ、
スカスカで座席にも余裕が生まれると言うものですが、

今週のｇｏｏ映画の試写会募集３件が３件とも九段会館と言うのは、
いったいどういうつもりだ！と声を荒げたくなります。

小柄で足は短めで、座高には自信のある方、
そして痩せていて、左右の窮屈さを感じないような方。
そういう方には九段会館は穴かもしれません。

逆にちょっと横幅があって、自分もきつい上に
普通のホールでも隣に嫌がられてしまうような方、
九段会館は選ばない方が賢明です。