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ギャンブル依存症

2016-12-10 20:13:14 | 政治経済
IR法案。

「IR」というと、

インフラレッド(赤外線)か、
インフォメーション・リサーチとか、
インフォメーション・リトリーバル(情報検索)

投資家にとっては
インベスター・リレーションズ(IR、投資家向け広報)

一般にも企業のIR情報などとして知られる。

今回の法制はインテグレイテッド・リゾート(統合型リゾート)法案。

カジノを合法化する内容が含まれているようで「カジノ法案」ともいわれる。

一部の議員や政党は
・ギャンブル依存症が増える
・カジノは他人の資産を食い潰して儲けるビジネス
などと言って反対している。

確かにそうだろうけど。

そもそも
公営ギャンブルたる競馬、競輪、競艇、オートレースだって、
端から他人の資産を食ってる商売で、今だって依存症はあるだろう。

パチンコに夢中になり、子供を死なせた例は枚挙にいとまがないが、
あれは依存症そのものでしょう。

さらに言えば、
賭けマージャン、賭けゴルフ、高校野球トトカルチョ、
野球賭博、違法カジノ、等々。

それらの対策を取らずして、カジノさえ作らさなきゃ世の中平和、なんてありえない。
むしろ、違法カジノから合法カジノへ人が流れるんじゃ。

とはいえ、カジノができればうれしいなんて思ってないし、
既存の他のギャンブルとカジノを同等に扱えないというのも理解するし、
依存症対策は必要だけど、対策はそんなに難しいか。

例えば、カジノ利用にはマイナンバーによる本人認証が必要で、
年間利用金額に上限を設けるとか、年間負け額に上限を設ければどうだろう。
金額は年収の何%までとかしてもいいしね。

外国人旅行者と日本在住者に差をつけても良いし。

ただ、それで依存症が完全に防げるとは思わない。

昔TVでやっていた多重債務者の特集で、借金取りが来るのが嫌で、
なけなしの金をもってパチンコに行く、なんてのがいたなぁ。

家には子供を残し借金取りは当然ながら親はどこへ行ったと聞くけど、
そのなけなしの千円でも二千円でも払えばその場はしのげるんだろうけど、
パチンコで取り返すとか何とか思ってるからどうしようもない。

子供の熱中症対策では、お店側で駐車場を巡回して、
子供を車に残したままパチンコをしている親は出入り禁止になるらしいけど、
他に店に行けばわからんからね。

そういう人はカジノができたらやっぱり依存症になるでしょう。
マイナンバーだって、家族のカードを勝手に使う、人のを借りる、
はては盗む、偽造する、と切りがない。

外国客の集客に寄与するのは確かなようだ。
一部には最盛期に比べ客が減っているとか、売り上げが落ちているとか、
潰れたカジノがあるとか、カジノビジネスの未来は暗い、と説く人もいるけど
世界全体の景気後退との関連はどうなのか。

他の娯楽、映画や演劇や音楽やテーマパークやゲームや旅行や
そういうものと比較、分析はしたのか。
関連はあるのかないのか。

確かに、ギャンブルで国が潤うのはあまり良いとは思えないが、
きちんと対策を打てば、そんなに心配するほどのこともないだろう
というのが正直なところ。


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