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映画、試写会「ワンダー 君は太陽」

2018-06-01 22:26:16 | 映画感想
2018/5/29、ユナイテッドシネマ豊洲、8番スクリーンでの開催。
全国のユナイテッドシネマ合計2500組の大盤振る舞い。

開場30分前に行き、招待券と指定席券を交換しようとしたが、
前方3列と中央はサイドのみしか案内できないと言われちょっとがっかり。
前過ぎるとは思ったが、しょうがないのでC列を選択。

後で思ったのは、何とかパスの会員に良い席を割り当てているんじゃないか、ということ。
ひがみかもしれませんが。



オーウェン・ウィルソン、ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブリー、イザベラ・ビドビッチ



ネイト(オーウェン・ウィルソン)とイザベル(ジュリア・ロバーツ)の息子
オーガスト(=オージー、ジェイコブ・トレンブリー)が主人公。

姉、オリビア(=ビア、イザベラ・ビドビッチ)の弟として生まれたが、
遺伝子異常による先天的疾患(トリーチャー・コリンズ症候群)で、
顔面の形成不全となり、幼児期に28回もの手術を受けることとなった。

それでも、「変わった顔」であることには変わりなく、小学校時期はイザベルによる家庭教育を受けていた。

10歳の時、中学校に始めて通うことになった。
(字幕では5年生だが実態は中学校。後述の学校制度参照)

事前に学内の案内は受けていたが、新学期では他クラスの生徒には避けられつつも、
クラスメイトからのいじめはなかった。

学内案内してくれた3人のうち、ジャックと友達になり、学校生活が楽しくなる。

しかし、ハロウィンの時、お面をかぶったオージーの前で、ジャックはオージーがいるとは知らずに
とんでもない暴言を吐いてしまう。
激しいショックを受けるオージー。

オージーを元気づける姉のオリビアにも家族に言えない悩みがあった。



実話ではないが、作者の体験をもとに創作した物語が原作。
元々は、自分の息子が顔の形成不全の女性を見て泣いたことから、偏見をなくさせようと書いたらしい。

その原因であるトリーチャー・コリンズ症候群は、顔の骨格の形成不全が特徴の
遺伝子の突然変異によるらしい先天性の疾患。



「障害に負けず」頑張る、というのは聞こえはいいが、実際には悩みもあり葛藤もある。
家族にだってつらいこともあり、友人にもいろいろ事情がある点はよくできているが、
終盤の展開はあまりにもうまくいきすぎる。ちょっとやり過ぎ。

本当にヤな奴だったのは、いじめっ子の母親ぐらいで、みんないい人過ぎたかも。
いじめっ子すら最後はいい子になっていた。
子供向け小説としてはそれで十分だとは思うが、薄汚れた大人(私)の目には、
きれいすぎるというか、できすぎに映った。



アメリカの学校制度は高校まで12年間は日本と同じだか、その内訳は日本の633制とは異なる。
小学校(エレメンタリースクール、またはプライマリースクール)が4年で、
5年から4年間の中学(ミドルスクール)、そして4年間の高校(ハイスクール)のケース(444)。
小学校が5年で、6年から中学校(ジュニア・ハイスクール)4年間に
高校(シニア・ハイスクール)3年間のケース(543)。

小学校が6年で、6年間の中高一貫校に行くケースなどがあるらしい。
オージー(Auggie)の中学は、スクールバスに「なんちゃらPREP School」とあった。

Wikiによれば、PREPは名門大学を目指す高校進学校を示すとのことだが
(PREP=preparatory=準備)中学でもそういう呼び名があるのかもしれない。
いずれにしても学費の高い金持ち校のようで、ジャックが奨学金を得て通っているとの発言と合致する。

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