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e-Tax ID・パスワード出張発行

2020-09-12 15:28:02 | IT




e-Taxをこ存じか。
国税庁のオンライン税申告サービス。
個人にとっては確定申告ぐらいしか関係がないと思われるが、もう何年も前から確定申告は電子申請で、
言われており、最初のうちは面倒だった手続きもだんだんと便利にはなっている。

ただ、本人確認を厳密にやらなければ、ドコモ口座のようなことが起こってしまう。
申請者が本人であることを証明するには、以前は住民基本台帳カードなどが必要だったはずだが、
今はマイナンバーカードが必要で、申請するPCにマイナンバーカードを読ませる。

これが意外と面倒。
未だ普及が芳しくないマイナンバーカードを取得することはもちろんマイナンバーカード対応の
カードリーダーも必須で、カードリーダーは自分で用意し、ソフトのセットアップも自分。

「面倒」の声を受けて、セットアップにかかる手順が簡便化されているようではあるが、
新型コロナウィルスでの定額給付金の手続きでもわかるようにマイナンバーカード取得者にとっても
手続きの利便性には疑問符が付く。

何よりマイナンバーカード自体がまだまだ普及せず、銀行口座にマイナンバーカードを紐づけるとか
(マイナンバーカードに銀行口座を紐づけるのとはわけが違う)
マイナンバーカードがクレジットカードになるとか、健康保険証になるとか、利便性を謳えば謳うほど
そのトレードオフとしての危険性を危惧せざるを得ないし、そこまで政府(いわゆるお上)に日常の行動を
把握されることを良しとするか否かでも意見が分かれるのではないか。

そこで、と言うわけでもあるまいが、マイナンバーカードがなくても手続きができるように
ID/パスワードを発行してくれるらしい。

官製のIDでパスワードをセットで発行してくれるケースは幾つかあって、最初のログインはそのパスワードだが、
その後は自分でパスワードが変更できるものとできないものがある。

大概は大文字小文字を区別した英数字になることが多いが、多分パスワードの堅牢性は保証されていると思うが、
ランダムな文字列であればあるほど覚えにくく忘れやすい。それほど頻繁に使うものでないだけになおさら。

自分でパスワードが変更できる場合は、覚えやすく忘れにくいが、使いまわしや安直なパスワードによる
漏洩の危険性が高くなる。この種のトレードオフはある程度やむを得ない。

さて、今回のID/パスワード発行について、やろうとは思っているが、本人が行かなくてはいけない。
安全性を考えるとやむを得ないが、家族分を代理でと言うわけにはいかないのでちょっと悩む。

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