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プレSE、「少額訴訟」 第三章 その3

2008-03-30 11:03:44 | 趣味
電車が新橋についたとき、時計は一時半を少し回ったあたりを示していた。

時間もあるし、ゆっくり行ってみるか。
六月の午後はさわやかだったので、御厨を地下鉄に乗せずに歩かせた。

ベッコウジルシビルは初めてだったが、富田の言うようにその場所は判りやすく、
十五分ほどで着くことが出来た。

双子ビルの虎ノ門から見て奥の方のビルは、
一階がベッコウジルシの受付になっていた。

テナントは、受付の横から上位階へ行くエレベーターに乗ることになる。
特に入場制限をするようなゲートなどは設けられていなかった。

日元クレジットアシュアランス、
社内略称では、日元クレジット、日元CAと呼ばれているが、
十四階はその日元クレジットの専用フロアだった。

御厨は正面の受付の入り口からは入らず、左手奥の入り口へ向かった。

そこを開けると、さらに左奥に日元アイシスのグループの席があった。

そこは十二名分ほどの島になっており、その時は七、八人が座っていた。

御厨は、顔見知りの飯田に声を掛けた。

「飯田さん、こんにちは。富田さんは。」

「あ、こんにちは。今ちょっとお客さんと打合せで。」

飯田が立ち上がって指し示した方向を振り返ると、
富田がこちらへ戻ってくるところだった。

「よう、久し振り。」

「部長、久し振りですね。ようこそいらっしゃいました。」

富田は歩きながら答えた。

***

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「プレSE奔走す」 ISBN4-434-07543-8 1200円
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