峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

兄の作った人形

2006年10月14日 09時18分49秒 | 実家の話
昨日、コメント欄に3番目の兄の作った人形のことを書きました。
じつは、前からネタにしようかと思って写真は撮ってあったのですが、製作者本人の了解を得ないと…と思って今までアップしませんでした。
昨日は東京出張がてら片付けのために実家に来ていたので、電話して、
「まあ、ええやろ」 と了解をもらったのでアップします。

兄はネギです。
私はイモです。
ああ。またベタなオバンギャグに走ってしまった。

3番目の兄は、京都の由緒ある神社に勤めていて、今は禰宜 (ねぎ。神職の階級名) です。

その兄が平成になって間もなく、大きなお祭りのために東京に1年ほど出張となりました。
実家が東京だから住むとこにも困らないし。

そのとき、その祭儀の役割を果たす人々の衣装などを細かく再現した人形を作りました。

ほとんどが今はどこか別の場所に保管されていますが、何体かは実家にありました。


 トップ画像の人形も、分かり易いように役割を記した旗を立てています。







大きさは、3センチくらいかな。


兄は小学生の頃から日本史大好きで、その頃から既に歴代天皇を暗記したりしてました。
5人兄妹のうちで3番目の兄だけが左利きで、3番目の兄だけが絵が上手く、
子供の頃から馬に乗った鎧武者の絵など描くのが上手でした。
私は兄の絵の上手さと、左利きに憧れていました。

そんな兄が、ある日私の描いた絵を見ていいました。
「へえ。 おまえ、ホントは左利きなんじゃない?」
私は、よくわかんないながらも絵を褒められたのかと思って照れました。
「えー? そんなことないとおもうけどぉ」
すると兄は、いいました。
「利き腕で描いたにしては、ヘタすぎる」 



明日からまた私のヘタな絵をアップします。 











高橋まゆみ人形展 『故郷からのおくりもの』

2006年10月13日 09時12分47秒 | ○○展の話
以前、記事にしました、高橋まゆみさんの人形展が入間市博物館でとうとう始まりました。
昨日が初日でサイン会もあり、早速行ってまいりました。

写真集や高橋まゆみさんのHPでは作品を見たことがありますが、実物を見るのは初めて。
見事なんです。細部の作りまでが見事なんです。
でも、そういう技術的なこと以前に、作品の前に立つとなんかこう、波動といいますか、不思議なモノが伝わってきます。
私はそういう感性が優れているわけではないのに、それでも感じるものがあり、涙がじわっと滲みました。

高橋さんの人形にはユーモアもあります。
たとえば、おばあちゃんと、おばあちゃんの肩を叩く男の子の人形。
ただ、孝行な孫と幸せなおばあちゃんっていう人形じゃありません。
おばあちゃん、口を開けたサイフを握っています。
思わず、「そうそう、これがバアちゃんと孫の関係」 と、ニヤリとします。
おばあちゃんも、お小遣いをあげるのが嬉しいのよね。

また、私がグッときた展示に、葬式の家族6人の人形がありました。
無表情なお婆さん。もう若くはない息子。泣いている嫁と小さな子。中学生くらいのお姉ちゃんは神妙にしているけれど、ちょっと退屈そう。小学生くらいの弟は、しびれる足に我慢できなくて顔をしかめている。
人形の前には、お婆さんに視点を合わせた言葉がありました。
たしか、「途方にくれている。泣くでもなく、ただ途方にくれいている」 というような言葉でした。
(帰ってから写真集で確認しようと思ったら、載ってなかったので残念。)
亡くなったのは、お爺さんでしょう。
この言葉を見て、お婆さんの無表情の奥にある心の重さが伝わってきました。
同時に、作家である高橋まゆみさんの視点の妙 (「いうにいわれぬほど優れていること」の意) に感銘を受けました。

ほかにも、素晴らしい人形がたくさんありました。
人形の大道具として昔の家や庭などもあり、それも郷愁をそそられます。
また、ジャガイモ・サツマイモなどなどの小道具も良く出来てます。
一度見ただけではもったいないので、期間中何度か行こうと思っています。

さて、会場には高橋まゆみさんご本人がいらっしゃいました。
先日、高橋さんのブログにもコメントさせて戴いたので、
「あのぅ、ブログに時々お邪魔させて戴いております、みね…」 まで言ったら、
「ああ、峰猫さん!」 と分かってくださったので感激。
サイン会の少し前だったというのに、図々しくもしばらく個人的なお話などさせて戴きました。

しかし、驚きました。
パンフレットの写真でお顔は知ってましたが、ああいう写真っていうのは2割増し3割増しになるのが普通かと思ってたのに、実物の方が美しかった。
柔和なお顔立ちで、輝いているようでした。

高橋さんとのお話の中に、一休さん (高橋さんのブログでは「たそがれ清兵衛さん」) の話題も出ました。

ふっふっふ。
九州出張中の一休さん。
実物に会えて、羨ましいでしょ~。

高橋さんも仰っていたけど、ネットの繋がりって不思議で楽しいですね。



       10/14 追記 
昨夜、『作品集・草の道』 をよく見たら、お葬式のお人形の写真が出ていました。
一昨日は見落としてしまったみたいです。

ふたりの女子高生

2006年10月12日 09時06分38秒 | 自作品
これも高校の美術の時間に描いたものです。
モデル係ふたりを見ながら描いて、背景は勝手にイメージで描いたんだったと思います。
だって高校は東京都千代田区麹町でしたもん。山なんてありません。
これを描いたのは、例えばテレビで 『ぎんざNOW』 やってた頃かなあ。
たまにしか見てなかったけど。

高校の近くに上智大の市ヶ谷キャンパスとかいうのがあったので、下校時に南沙織とすれ違ったのを覚えています。
懐かしいでしょ。



なお、自ら申告しておきますが、右の子の手が長すぎます。
彼女、きっと 「怪物くん」 の親戚か、「ワンピース」のルフィのようにゴムゴムの実を食べたんです。


 


高校1年のときに描いた油絵

2006年10月11日 09時55分16秒 | 自作品
実家の、元・自分の部屋の押入れから出てきた絵です。

高校のとき美術の授業を選択して、生まれて初めてキャンバスに描いた油絵がこれ。
ビンと布の感じを描けるように…みたいな課題だったんだけど、全然布っぽくありません。
ビンも歪んでるし。

捨てちゃうから、携帯カメラで撮って ここに保存することにしました。



ピカール君の狂気

2006年10月10日 10時46分57秒 | 妄想

昨夜、11時半ごろ寝ようとしたら浮かんだイメージ。
執事のロバートさん』同様、深い意味はありません。

そのとき浮かんだ周りの風景は、昨日行った山の中の高校。
最初はただの坊主頭の人がナイフを持っているイメージでしたが、
すぐに頭が電球になり、「ピカール君の狂気」 という言葉がきました。

ほんとに意味はありません。

世の中を明るくできるはずのピカール君がそれをせず、サングラスして刃物を振りかざすけれど その腰つきは怯えている。
自分でも昨今のニュースを連想したけれど、まったく関係ありません。



祖父の肖像

2006年10月09日 13時46分17秒 | 実家の話
これも昨日、実家の屋根裏から埃だらけで出てきた母方の祖父の肖像画です。
どっか、然るべき場所に飾っとけばいいのに。


                 


今日は次男に付き添って、某高校の体験入学に行って来ました。
長男が中3の時も何度か行きましたが、改めて 「自然に恵まれた場所だ…」 と思う高校でした。
授業さぼって遊ぼうにも、カブトムシ取ったり 狸や野ウサギと相撲取ったりするほか、遊びようがないような自然環境。

次男はその環境に惹かれて、「ここ、いいな~」 と言ってましたが、
問題は学校の方で入れてくれるかどうか…です。
もう少し勉強してよ。

たぶん曽祖父

2006年10月08日 21時41分54秒 | 実家の話
次男といっしょに実家に行ってきました。

屋根裏 (最近の家ではロフトとか言うらしい) を片付けていたら、母方の祖父母宅に昔飾ってあった写真がありました。

じつは、私は小さい頃、この写真をアメリカのカウボーイの写真だと思ってました。
大きくなってから母方の祖父の実父らしいと聞いたのですが、
よくよく見ると、どう見ても日本人じゃん。
子供の思い込みって、面白いですね。
でも、なぜそんな突拍子もないことを思い込んでたんだろう…。



片付けませう

2006年10月07日 15時08分32秒 | 実家の話
来月、実家の引越しが決まりました。
片付け部隊として、果敢に第一線にて奮闘努力する所存であります。( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!

なんせ両親双方の先代からの物からあるので、どうすんべ。
トップ画像のような彫像とか。
もちょっと下までお見せします。
ゲージツです。ゲージツ。




こんなのもありました。
金属類を供出していた戦時中の湯たんぽ。
その名も 国策湯たんぽ
陶器でできてます。



しばらく想い出の保管場所として、ブログを使っちゃおうかな。


                 


ところで、金魚の「黒井さん」。
背びれ・尾びれ・胸びれの先に黒を残して、あとはほとんど「金井さん」になりました。
(でも、名前は黒井さん)
来年はいいことあるぞー 







9月28日の、『今時ワープロ』 記事内の黒井さんの画像を、うっかり削除していました。
再度アップしましたので、今日の画像と見比べると彼の変化がわかります。



若いお父さん

2006年10月05日 11時29分45秒 | 最近の出来事


数日前のことでした。
スーパーマーケットに買い物に行ったら、まだ若いお父さんが2歳~4歳の子をふたり連れて買い物に来ていました。

私はその様子を微笑ましく見ていました。
「うんうん、若いお父さん。子供見ながらお買い物、えらいね」

親子は、パン売り場の横のお惣菜売り場に居ましたが、やがて下の子とお父さんは別の売り場に行き、
上の子だけがいつまでもその場に残っていました。
しばらくして、お父さんが戻ってきました。

「うんうん、若いお父さん。ちゃんと呼びにきたんだね。」

お父さん、子供に 「早く来いよ」 と言いながら、
カゴに立てて売っていたビニール袋入りフランスパンをひとつ掴み、子供の頭に振り下ろしました。

「うんうん、食べ物で殴るなよ」

そして、そのパンをまた元のカゴに戻して、子供を連れて去りました。

「買っていけよーーっ




自画像 バキッ( `o´)ノ)゜3)゜∵∴ブハッ

2006年10月02日 10時36分38秒 | 自作品
昨日は、ワケあって中央線沿線の3DK新築一戸建てを、いくつか見て回りました。 
人生の大きな転機は、いきなりやってくるのね~。
私の、ではありませんが。

サプライズでしたが、それもいい。
私も頑張るからね~。 (このあたり、私信)

トップ画像は、やはり数年前に遊びで描いた絵です。
緑化魔人と同じころかな?

自画像……………です………………
すすすっ(((( √(((√‥;)√逃げるが勝ち!