慈愛の空間

誰でもが安心してそこで呼吸をできる空間

どのような過去を生きてきていても

どのような今を生きていようとも

慈愛をもって受け入れられる空間

かたちに捉われず

名前も無く

そこにあるのは

何も無いという空間が在るだけ

わたしたちはそこで

与えられたものを

わかちあうだけ

わたしたちが得たものは何も無く

すべては与えられたもの

受け取ったもの

それをお返しするだけ

特別なものは何も無く

ただ

訪れた方を

慈愛のまなざしでみつめるだけ

何かに気づくことも

気づかないことも

それでよく

そこは

帰る空間

そして旅立ちの空間

慈愛の空間は

ただ慈愛のまなざしをもつだけで

創造できる

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