田切通信

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木崎湖秋キャンプ2024 その4 最終回

2024-10-18 07:09:20 | 旅行

 木崎湖キャンプ場は、木崎湖に面した平坦地にあるキャンプ場で、湖に突き出した桟橋が2本あります。敷地はテントを張るフリーサイトエリアとバンガローエリアに分かれていてます。近年人気が高い「高規格」なキャンプ場ではありません。近年各施設の老朽化も目立ってきたように感じます。

 その反面、バレルサウナとかイベントスペースとかが奥の方に新設され、またサップボードのスクールが営業するなど、新しい観光客の誘致にも熱心です。キャンプブームもあり、おしゃれなキャンプ道具をそろえたキャンパーが増えたと感じます。

 

 キャンプ2日目(13日)の朝起きたら、湖面が霧に包まれていました。幻想的な景色です。

 

 桟橋の先に湖面から立ち上る霧が見えます。

 

 白馬方向の山にも霧(雲)が掛かっています。

 キャンプ場の奥、隣接する神社に近い方に、バレルサウナが出来ています。水風呂は前に広がる木崎湖です。

 

 駐車場の方に何やらゲートが建てられて、飾られた通路がありました。

 

 その先にはステージのような物があります。写真右手の小屋ではドリンクやスナックを売っています。(朝早いのでまだ開いていませんが)

 

 こんな飾り付けもありました。羽衣みたいですね。湖面の霧もあって幻想的な景色です。

この施設で昨日(12日)の午後、ウエディングパーティーが開かれていました。湖畔でのガーデンパーティーで、ケータリングが入っていました。そんな使い方もあるのか・・お洒落になったものだ。

 

 このように霧が出ていたのは12日の朝方の陽が高くなるまででした。その他は晴天に恵まれた3日間でした。早起きしているキャンプ客もいて、スマホで動画撮影などしていました。

 

 湖から見える小熊山。山頂付近のはげたところ(写真中央上部)はパラグライダーの発進場です。あそこまで上がれば木崎湖全体を見下ろすことが出来ます。でも、そこまで至る林道が一カ所崩れていて、小型車でやっと通れるくらいになっていたとの情報があり、今回は行きませんでした。

 

 このようにキャンプは2泊するのが(出来れば3泊だって4泊だってしたいけど)お薦めです。何もしない丸々1日があるのは大変贅沢です。心も身体もリフレッシュできました。

 

 おまけ。

 今回は雨に降られなかったので装備が濡れませんでしたが、それでも仕舞い込む前には乾燥手入れが必須です。帰ってから荷物を降ろしました。食器などは別になっているので、これでも全部じゃありません。片付けも楽しめない人はキャンプに向きませんね。

 最近は冬も通年営業するするキャンプ場もありますが、木崎湖キャンプ場は11月初旬でシーズンオフ(閉鎖)になります。次の来訪は春の営業再開の頃かな。


木崎湖秋キャンプ2024 その3

2024-10-17 07:52:57 | 旅行

 キャンプでの食事は重要な要素です。特に僕らは飲酒もするので、一度キャンプ場入りすると追加の買い出しは出来ないから、きっちり献立計画を立てて抜かりなく準備する必要があります。
 今回は2泊3日のキャンプで、キャンプ場での滞在可能時間を考えると、1日目の夜、2日目の朝・昼・夜、3日目の朝の計5食になります。
そこで立てた献立計画は、
12日 昼 現地のレストラン「樹の実Ⅱ」でランチ
   夜 1.関西風すき焼き
13日 朝 2.パン&ソーセージ
   昼 3.カレーライス
   夜 4.海鮮BBQ
14日 朝 5.ホットサンド
   昼 経路上の立ち寄り温泉で入浴&ランチ
です。通常キャンプでの食事係は全て僕が担うのですが、今回1.2.の2食は別の参加者に任せました。メニューも任せたました。なぜなら料理を気にしないで気ままに酒が飲みたかったからです。

 

 大町にあるレストラン「樹の実Ⅱ」です。ⅡとあるからにはⅠもあると思われますが、確認されていません。ここの駐車場に12時に集合してキャンプ場入りする前に昼食をとります。地元の人たちに人気がある店でランチタイムは満員になります。ラーメンと何か一品がセットになったランチセットが、量も味も値段もなかなかイケてます。

 

 キャンプ場入りして最初の食事は「関西風すき焼き」との事で、出来上がったのがこれです。料理を任せた以上は口出しは一切しません。キャンプ場の様な調理環境が貧弱な場所で、温かい食事が出来るだけで幸せです。食べ物に何かと一言意見を言う(だいたいは悪い意見ですね)人もいますが、「だったら自分でやって見ろよ」ですね。因みに関西風と関東風の違いは僕には良く分かりませんでした。

 

 一夜明けて2日目の朝は、ソーセージをフライパンで焼いて、ロールパンとあわせて食べました。写真がない。昨日の酒が少し残っているので、軽めの食事がありがたいです。

 

 昼食からは僕が調理担当、メインはチキンカレーです。チキンは前日から玉ねぎとリンゴのすりおろしに浸けて軟らかくなるように下準備してあります。燻製バターもたっぷり入れて、バターチキンカレー風に仕上がっています。ライスは、飯盒でジャスミンライスを炊くのがベストですが、今回はパックライスをボイルして済ませました。カレーなべの左にあるボールにはポテトサラダが入っています。粉末マッシュポテトで作りました。7人前の調理なので、きちんと作り込む部分と手を抜く部分を適度に組み合わせて、手際よく食事の準備をします。カレーはキャンプでの定番料理ですが、人数が多いうえに子供が混じっている時には甘口で作ります。カレーを辛くする素が売られているのでそれを用意して、カレーは辛くないとダメな人は自分の好みに辛くして食べます。

 

 昼食が終わったら、夕食までの時間は思い思いの時間をすごします。今回のキャンプには知り合いが遊びに来てくれました。写真中央の日本酒2本は差し入れです。うれしいですね。

 

 さて2日目の夕食です。夕食と言っても酒盛りの席での食事ですから、食卓上の食べ物が切れないように、逐次調理を進めます。写真はエビとソーセージを焼いているところ。他にイカ、ベビーホタテなどを焼き、合間に昼のカレーで残った(残しておいた)ライスを炒めて、チャーハンもどきを作りました。

 

 3日目の朝、キャンプ場での最後の食事はホットサンドです。食パンに具材を挟んでホットサンドメーカーで焼き上げたら出来上がりです。ホットサンドメーカー3台をフル回転で調理します。写真はそのうちのリンちゃんホットサンドメーカーでの焼け具合です。具材は豚肉を甘口のたれで焼き上げたものとチェダーチーズでした。ホットサンドに挟む具材は、火が通らなくても食べられるポテトサラダとか焼そばとかか、既に火を通したもの、今回の焼肉などにしないとえらい事になります。どうせ焼くから大丈夫などと軽く考えて、火が通っていないソーセージとかハンバーグとか挟むと、外側のパンだけ焦げて、中身が生!で食べられません。

 写真はないですが、この他にはドイツパンを薄くスライスして、クリームチーズとリンゴンジャム(リンゴジャムではないです)を乗せた物とか、飯盒プリンも作りました。炊事棟があって、調理や片付けができるキャンプなので、少々料理には凝ってみました。当然酒も進み、ずらっと並んでいた一升瓶は全て滅びました。

 

 キャンプ場を引き払って、最後の食事は立ち寄り温泉「坂北荘」で温泉に入ってから、付帯する食堂で食べました。これは僕が食べた「特製ソースカツ丼」です。

 

 ソロキャンプで一人分の食事だけ作ればいい状態なら、もっと凝ったものを作るかもしれませんが、今回は男7人のキャンプですから、男7人が食べる量の食事を一度に作る制約があります。それを考慮して献立を考え、調理の下準備をして、片付けをして次の食事に備える。これもまたキャンプの楽しみでした。

 もう少し続く。


木崎湖秋キャンプ2024 その2

2024-10-16 07:37:45 | 旅行

 キャンプ場内の風景を少し紹介します。

 僕たちがキャンプ場にいた3日間にキャンプ場の駐車場で見た痛車は3台でした。かつての痛車は全面ラッピングされた派手なものが大半でしたが、最近はステッカーが後ろの窓ガラスに貼ってあるだけ程度の大人し目の車ばかりです。

 

 この車が一番派手でした。ラッピングステッカーは背面のみでした。

 

 ゆるキャン△の交通安全ステッカー(お守りかな?)、他のステッカーも交通安全のお守り関係です。キャンプ場に来るアニメ好きの人に人気の作品ですね。

 

 それほど目立たないステッカーの車です。ガルパン(ガールズ&パンツァーと言う名のアニメ)ファンのようですから、我々とも仲良くできたかもしれません。

このように控えめな痛車はありましたが、これに乗っていたであろうと思われる人は確認できませんでした。

 

 

 管理棟の受付カウンターで寛いでいる猫の人。キャンプ場には猫の人が多数住んでいます。夜になると場内見回りに来て遊んでくれます。チュールをあげて仲良しさんになりました。

 

 駐車場に止まっていたキャンピングカーの中にいる白い猫ちゃんに盛んにアタックしているキジトラの猫の人。凄く甘い鳴き声で呼びかけていました。窓越しのロミオとジュリエット状況でした。

 

 トイレ棟の横にある「玉無さんの墓」です。玉無さんとは大分前にキャンプ場にいたキジトラの猫の人です。人懐っこい猫さんでした。夏草が繁茂していたので、管理人さんに声をかけてから草むしりをして綺麗に整備しました。

 

 さてさて、何でガルパンの痛車の人と仲良くなれたかも?かと言うと、自分たちがドイツ軍だったからです。これは2日目夕食のBBQを作っている自分です。

 

 その3に続く。


木崎湖秋キャンプ2024 その1

2024-10-15 06:47:00 | 旅行

 長野の北部、信濃大町から大糸線で北上すると「仁科三湖」と呼ばれる湖があります。青木湖・中綱湖・木崎湖の3つの湖で、木崎湖は一番南にあります。2002年に放送されたアニメーション「おねがい☆ティーチャー」の舞台となり、ファンのいわゆる「聖地巡礼」の対象となりました。2002年と言えば今(2024)から20年以上前という事で、昔風に言えば「カビの生えた・・」、今風なら「オワコン」とでもいう作品となりますか。オワコンなどと言うと一部の熱狂的ファンから非難の嵐になるやもしれませんが、巡礼華やかかりしころから知っている自分としては、往時のファンの賑わいは無くなったと実感しています。木崎湖キャンプ場は作品内で重要な場面の景色として出てくることもあり、大変多くのファンが撮影に訪れたり、キャンプしたりしていました。それと分かるのは駐車場に「痛車」がずらっと並んで停まっていたり、コスプレしている人が闊歩していたからです。

 

 爽やかな秋の晴れ空の下、木崎湖キャンプ場から北の方向を臨む。この先に中綱湖と青木湖があります。さらに北上すれば糸魚川に至ります。

 

 この桟橋がアニメの背景になりました。かつてはコスプレで撮影しているファンが多数いましたが、今回のキャンプ中には見掛けることはありませんでした。

 

 秋キャンプを行ったのは10月の三連休、12~14日の3日間で、つまり2泊ですね。2泊3日のキャンプのいい所は、「中日に何もしなくていい!」事につきます。初日はキャンプ場のチェックインがそもそも13時なので実質的に半日しかないうえに移動と設営作業がある。最終日は昼までチェックアウトしなくてはならないから実質的に半日で、撤収と移動がある。中日はそれらが無いうえに、丸々1日何をしてもいいし、何もしなくていい贅沢な時間をすごせます。

 木崎湖キャンプ場は木崎湖畔に面した、それほど大きくないキャンプ場で、フリーサイト(どこにテントを張ってもいい)とバンガローのエリアに分かれています。近年は端の方にバレルサウナ等のお洒落な施設が増強されています。

 

 我々は今回おっさん6人と子供1人の計7人の男だけキャンプです。バンガローエリアの2階建てバンガロー(中にロフトがあって2階建て構造)に陣取って3日間住み着きました。バンガローエリアの入口にある炊事棟の前で炊事に大変便利です。しかもトイレにもバンガローとしては一番近い。おっさんには大変都合がいい立地です。寝泊まりはバンガローなので、設営は宴会場だけだからだいぶ楽です。10月なのでタープの軒にパンプキンの電球とガーランド(三角形の小旗)も飾りました。

 

 上の写真の一部を拡大したものです。一升瓶サイズのワイン、日本酒の四合瓶、白馬級ウイスキー(ホワイトホース)がずらっと並んでいます。どんだけ飲むんだよこのおっさんたち!キャンプ中にバンガローの宿泊客が通りかかる度に驚いたような顔で我々を見ていたんですが、理由の半分がこれだと思われます。

 

 カトラリー(ナイフやフォーク)は米軍仕様、カップや皿は琺瑯製、その他食器は飯盒等々、つまらない拘りの詰まった男だけキャンプです。カトラリー奥の小瓶は自家製のドングリコーヒーです。

 

 さて、木崎湖まで足を延ばしてキャンプをする理由は、ここが聖地巡礼地であったから滞在中にコスプレで過ごすことに寛容だからです。その昔はアニメやゲームのキャラクターの格好をしたキャンプ客が多数いました。しかし、ここ何年かコロナ騒ぎを転換点にしてほぼ絶滅しました。代わりの道具立てが立派なお洒落キャンパーだらけになったように感じます。そんな中で我々だけはコスプレキャンプを続けています。他の宿泊客が通りかかる度に驚いたような顔をする理由の残り半分がこれです。

 続く。

 


ドングリコーヒーを作るのだ 2回目 その1

2024-10-11 12:11:22 | グルメ

 ドングリコーヒーを作るのだ、の2回目です。初回はシイの実で作りましたが、2回目はカシの実です。ドングリと言っても種類は多く、実の大きさや形などがだいぶ違います。

 

 シイの実に比べると、だいぶ小さなカシの実。これもシイの実を取った公園に生えていたカシの木から取りました。水に浸けて浮き上がる虫食いドングリを取り除いたら、そのまま水に浸けて一晩おき皮を柔らかくします。

 

 例によって愛用のピンクザウルスで、少し柔らかくなった皮を剥きます。実が小さいので作業が細かい。1時間半ほど休みなく剝いていたら、親指の爪が割れて作業がし難くなったので一旦終了します。

 

 半分くらいは剥くことが出来ました。実が小さい事もあり、かなり根気のいる作業です。

 

 残りの実はフリーザーバックに入れて取っておきます。爪が生えたらまた作業しよっと。

 

 剥けた実を水洗いして、流水に浸けてアクを取ります。カシの実はシイに比べるとアクが少ないような感じです。

 

 ドングリコーヒー作りも2回目なので、そこそこ手際よく作業が進んでいます。実の違いがそのまま味の違いとなるのか?楽しみですね。