1月12日(日)の午後、蝋梅を見に行ってきました。蝋梅は関東平野では1月中旬~2月中旬が見ごろになる花です。埼玉県内でも蝋梅の名所と呼ばれているところが多数ありますが、どこもそれほど大きな規模ではありません。これは実を取るために栽培されている梅と大きく違う点です。もっとも梅と蝋梅は名前に同じ「梅」が付いていますが、全く別の種類の植物です。そんな中で比較的規模が大きいのが、所沢にある航空記念公園内にある蝋梅園です。まだ満開ではありませんが、もう咲き始めているというので早速出かけてきました。
航空公園の駐車場に車を停めます。公園の駐車場は2時間まで無料です。蝋梅園を見学して、更に公園内をざっと見て回ってちょうど2時間くらいです。
駐車場から緩やかな坂を登っていくと、正面に見えるのは公園のセンターにある放送塔です。ここから公園全域に各種案内の放送が流されます。
蝋梅園がありました。濃厚な甘い香りが漂っています。
整備された敷地に蝋梅が植えられています。シーズン初めなのでまだ咲き始めでした。
まん丸いつぼみがだいぶ大きくなっていましたが、満開の見ごろ迄はも少しかかりそうです。
でも、日当たりがいい辺りでは咲いている花もありました。大きなレンズのカメラを持って写真を撮っている人が多数いました。
蝋梅園から見える大きな飛行機は航空自衛隊で使われていたC-46中型輸送機です。その後方にある建物は「航空発祥記念館」という飛行機関係の大きな博物館です。
蝋梅と一口で言っても種類は様々あり、花の色や形も違ったものが植えられていました。
案内がありました。少なくても2種類の蝋梅が植えられているようです。
こうして並べて見ると、黄色の濃い花と白っぽい花があります。厚みのある花弁はビニールのような質感があり、白くて薄い花弁は蝋細工のような感じがします。
陽のひかりに透かして見ると、花弁が輝いて見えました。成人式であろう晴れ着で記念写真を撮っている人や、フィギアを並べて撮影している人がいました。楽しみ方もいろいろなようです。
蝋梅園に隣接して日本茶が楽しめる茶室「彩翔亭」があり、抹茶と高級和菓子のセットがお安く楽しめます。現在改装工事中で、入り口が変わっていました。
C-46の近くに来ました。中型輸送機との事ですが、近くで見ると結構大きいです。野外展示機ですが、大変良い状態に保たれています。
横顔はなんか大型魚類に見えます。
後ろ側に回りました。柵に囲まれていて外見だけの公開です。でも年に1回くらいは内部公開しないかなぁ。したら見に行くんだけどなぁ。
すぐ後ろの路上にはポケモンのマンホール蓋があります。航空公園内だけあり飛行機と羽のある龍です。
広場にある利用案内の看板です。最近の公園は球技全般が禁止とか、何をやって遊んだらいいんじゃい!と憤るほどに規制だらけですが、ここは流石に飛びモノ遊びに寛容で、模型飛行機や紙飛行機を飛ばしているグループをよく見ます。
園内は四季を通じて色々な花が楽しめるようで、案内看板がありました。ちょっと見まわしたところ、梅や桜の木がありましたので、春先はおおいに賑わうでしょう。
鳩ばかりが目立つ中で、シジュウカラ君がいました。
蝋梅をじっくり見て、ついでに園内を少し散策して2時間以内で収まりました。駐車場代も無料でした。