腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



店主も忘れかけていた人気の連載企画“ROLEXの秘密”の第14弾。

先日OHをお預かりした大阪市城東区にお住まいのN様のROLEX。
まずは見ていただきたい。

こちら↓
 ROLEX チェリーニ Ref.5112

そう、今日はROLEXはROLEXでも“チェリーニ”について。

チェリーニとは...
ROLEXのドレスウォッチシリーズの名称で、ルネサンス期の芸術家であるベンベヌト・チェリーニの豪華な作風をモチーフに、クラシカルで緻密なデザインに仕上がっているのが特徴。
ノンオイスターケースを採用しており、文字盤には“Cellini”と入っています。
ムーブメントは手巻きが中心。

上写真のN様のチェリーニも薄型ケースに手巻きムーブメント搭載。18KYGにマザーオブパールの文字盤が高級感あふれます。大事にお使い下さいませ。


1930年代に一世を風靡したチェリーニシリーズの“プリンス”が一昨年のバーゼルワールド(スイス国際時計見本市)で完全復活。

こちら↓
 プリンス ゴドゥロン Ref.5441/9 18KWG 手巻き

さらにこちら↓
 プリンス クル ドゥ パリ Ref.5440/8 18KYG 手巻き

プリンスの魅力は美しいスクエア(角型)ケース。さらに、プリンスらしさの象徴でもあるスモールインデックスと6時位置のスモセコ。


デイトナ、サブマリーナ、エクスプローラーとスポーツウォッチが前面に押し出されている感のあるROLEXですが、只の筋肉バカなメーカーではございません。

一見してROLEXとわからないところにチョイ悪な(もう古い?)大人のテイストが感じられます。20代の若造には早すぎます。


嗚呼、またまた“時計欲しい欲しい病”が再発してきた腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
誰か欲しい欲しい病に良く効くワクチン開発してください。 タミフルはいやよ。

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