腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



世界最大の時計見本市“バーゼルワールド(スイス・バーゼルにて)”が3月26日から4月2日まで開催され、各時計雑誌でもメーカー新作モデルの特集が組まれたりしてます。

先週『腕時計王』、昨日は『WATCH NAVI』を購入しました。
ついでに『1Q84』も買ったのは言うまでもない。


スイスの時計見本市は大きく分けて3つ。
一つ目は上記の“BASEL WORLD”。
バーゼルフェアとも呼ばれ、世界各国359社が出品する世界最大の見本市。
代表的なメーカーにはパテック・フィリップ、ブレゲ、ブランパン、ROLEX、スウォッチグループ(オメガ、ロンジン、ハミルトン、ラドー、ティファニーなど)、タグ・ホイヤー、ゼニス、ブライトリング、コルム、ショパール、シャネルなどなど、数え切れない。
もちろん我が日本のSEIKO、シチズン、カシオも参加。

2つ目は“SIHH”という通称ジュネーブサロン。
こちらはバーゼルより早く1月19日~23日にレマン湖畔のジュネーブで開催。
リシュモン・グループをメインとしたフェア。
参加メーカーはヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、IWC、パネライ、ジャガー・ルクルト、A・ランゲ&ゾーネ、ジラール・ペルゴ、ヴァンクリーフ&アーペル、ボーム&メルシエ、ピアジェ、ロジェ・デュブイなどなど。

こちらも蒼々たるメーカー。

そして“WPHH”。
SIHHと同時期に開催。
フランク・ミュラー ウォッチランドが中心となるフェア。
上記2つのフェアと比べると規模は小さいが、なかなか個性的なメーカーが集結。
フランク・ミュラー、ピエール・クンツ、マーティン・ブラウン、クストス、ロドルフなどなど。

店主の好みから言うと、SIHHが一番ワクワクしそう。
もちろんバーゼルもいいが。

メーカーに強力なコネでもない限りなかなか簡単に参加できるフェアではないが、死ぬまでに一度行ってみたい。

というか、ヨーロッパに旅行したい。

アメリカでもいい。

韓国に焼肉食べに行きたい。

美ら海水族館...いや、香川にさぬきうどんでいいや。


話はバーゼルに戻って、今年のROLEXの新作、何ですのアレ!?

ラグジュアリー感UP、と言えば聞こえはいいですが、宝飾品ギラギラで派手派手しく、しかもピンクの花柄文字盤まで登場。

ここ数年のROLEX、どんどん下品になっていくような気がしているのは店主だけでしょうか?

花柄って...(><)
ファッションウォッチじゃあるまいし。
(どんなデザインかは雑誌を購入するか、立ち読みでもしてください)

やはり時計はシンプルでいて堅牢なものが一番。

しかし、この100年に一度と言われる不況下でダイヤが目一杯散りばめられたギラギラ腕時計を買う人いるのかね?
アラブの石油王か防塵マスク製造会社の社長くらいではないの?
マスク会社の社長さんが見ていたらお気を悪くなさらないで。
冗談ですので。


ま、とにかく香川にさぬきうどん...ではなく、スイスの時計国際見本市に行ってみたい店主です。


では、修理品のご紹介。
こちら↓
 ROLEX デイトジャスト Ref.16233 自動巻き

沖縄県那覇市在住のS様所有。
12時側フラッシュフィット(弓カン)交換しました。

フラッシュフィットとは時計本体とブレスを繋いでいるパーツのこと。
ROLEXのものではないが、この部分↓


S様のROLEX、真ん中の金が剥離してましたので、新しい物と交換。
S様、大事にお使い下さいませ。


どなたか来年のバーゼルかSIHHにご招待してくれたら、素晴らしいレポートを書く自信がある腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
セルジオ越後さんの解説か、ピーコのファッションチェック級の辛口コメント書きます!(笑)
というわけで明日は定休日です。
水曜日も高速代1000円にしてくれたら香川まで行くのに...


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