総務担当のお局様より「読みなさいっ!」と渡された課題図書。本の内容はK子姫曰く「羊たちの沈黙」+「セブン」。猟奇的殺人が起こり延々と残虐な描写が続くこの本は私にしてみれば、この本を読むことが立派な拷問。・・・よ、読めない。とてもじゃないが先に進まない・・・。
「あの・・・私、怖い本が苦手で・・・その・・・」
と、勇気を出してお局様にリタイアを申し出ようとしたところ
「nitomoちゃん、エグい描写に騙されちゃダメ!あの話はねストーリーが大事なの!本質を見なさい!ちゃんと読むのよ!」
と、お局様に返り討ちにあい玉砕。
あぁ・・・どうしよう・・・、この本開きたくもない・・・返却時は絶対感想を聞かれるから、読んでないのに「読みました」とは、とても言えない・・・と、悩んでいたら同じ本を1ヶ月前にお局様より強制貸し出しをされた男性社員がやってきて
「頭の皮を剥ぐところが強烈でした、って言っとけば問題ないから。」
って言うんだけど、頭の皮を剥ぐぅっ?!これ以上読むとそんな話になるの?!さらにK子姫が
「頭に釘を刺しまくるのはイカンでしょう、って言っとけ!」
って助言してくれたんだけどさぁ・・・そんなこと聞いたら、もう読めないから。
結局どう頑張っても小心者の私が読めるはずもなく、K子姫が幼稚園児仕様のあらすじを書いてくれて、それを使ってなんとかお局様にも感想を述べることができ、本返却となったわけです。幼稚園児仕様でも、かなりエグいものはあったけどね。
月が替わって11月に入ったのに我が部署のお局様は相変わらず「読書の秋」サポート運動展開中。私の手元にも新たな課題図書が2冊・・・。
「大丈夫よ、今度のは怖くないから。」
って、お局様は言うんだけど、そろそろ開放してくださ~い。「こう見えて私はけっこう忙しいんですっ!本の好みもうるさいんですっ!」なんて言えるわけないしねぇ・・・ため息出ちゃうわ。