藤原竜也さん主演の「カイジ 人生逆転ゲーム」を鑑賞。原作はマンガということだけど、私は未読。あんまり期待しないで見たんだけど、おもしろい映画でした。
定職に就かず人生の目標もないバイト暮らしの26歳カイジが主人公。突然、202万円の借金返済を迫られ、借金を返すために命がけのゲームに参加していく。そして、このゲームの参加者がいわゆる世間の「負け組」の人間・・・・っていう話。
この映画での負け組の人間は社会的弱者ではなく、社会と戦わない人間です。劇中、ゲーム参加にしり込みする負け組に対し「勝たなきゃゴミ!!」とか「今までそうやって自分で判断をしないで生きてきた」とかキツいセリフが浴びせられるけど、「なるほどなぁ・・・」と考えされられました。私自身がまだ学生の立場だったら「お金を持ってる人がそんなにエラいのか?!」「こんな人が勝ち組なら私は勝ち組側にいたいとは思わないぞ」なんて思ったかもしれないけど、社会人の身としてはセリフの意味がわからないでもない。
自分のこと以外のことに興味を持とうとしなかったり、生きていくために必要な戦いを戦う前から放棄してしまうことが人生に対して負けを認めてるようなものなのかなぁ・・・と、思ったりしながら見てました。こんな私でも一応日々戦ってますからね(笑)。
健康な体を持て余している無気力な若者にぜひ見ていただきたい映画です。