ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

『ピンクスパイダー』

2011-03-17 23:04:25 | 舞台観賞の日

ROCKミュージカル『ピンクスパイダー』を東京グローブ座で鑑賞してきました。主演は武田真治さん。

先週電車で移動中に地震が発生し帰宅難民となった身としては、会場に行くことにも勇気が必要でした。その上余震は続いてるし、様々なことに節制を求められている中、観劇をするなんてどうなんだろう・・・とギリギリまで悩みました。でも、主催者側がこんな状況でも敢えて上演を決めたのなら、私は観ることを選ぼうと思いました。観劇は私の人生のモチベーションですからね。

空席が目立ち、暖房は入っていなく、客電も暗い・・・いつもの観劇だったら開演前は気分が高揚するのだけど、今日は不安でいっぱいでした。自分は楽しめるのだろうか、こんな状況でも舞台の上でパフォーマンスは行えるのか、と。

結論は「観てヨカッタ」の一言です。ミュージカル作品として出来はどうなのか、とか、個々のパフォーマンスはどうなのか、ということは関係無し。上演を決めた覚悟とプライドが舞台上の全てのパフォーマーから伝わってきました。

そしてお目当ての真治さんですが、サックスの演奏シーンが多く、笑顔もたっぷり見れて嬉しかったです。舞台上の真治さんを見て「真治さんって役者さんだよなぁ・・・」って、つくづく思いました。今回の作品は真治さんが役者であるということを観客が感じれば感じる程、作品の中で真治さんが浮いていってしまうのではないかという危うい作りでありキャスティングです。でも、そんなところに俳優としての真治さんの真面目さや真摯さが感じられ、目が離せなくなっちゃうんですよね。

ラストに近付くにつれ「あれっ?!真治さん、声が??」と思っていたら、喉を痛めちゃったみたいですね。本人曰く「空回りしちゃった」結果のようだけど、これもナマの醍醐味ですから。でも、あの大事なシーンで声が出なくなっちゃったのは・・・う~ん、笑っちゃいけないけど笑える。

最後は「オレンジ」のジョーを彷彿させる姿で弾けまくってた真治さん。真治さんのおかげで元気が出てきました。これから起こるどんなことも乗り越えられそうな気がします。明日からの生活も頑張っていきます。真治さん、出演者のみなさま、ありがとうございました。