シアタークリエで井上芳雄クン主演の『ウェディング・シンガー』を観賞。
初演時とキャストの変更は無かったけれど、日生劇場からシアタークリエへ、オーケストラからバンドへと劇場と音がより作品の世界観に近いものに変更になっていました。クリエの劇場キャパで日生劇場で上映した作品を展開するのは大変だったかもしれないけど、観客としては最高です。舞台と客席が近い分、歌声が響き迫力が違いますからね。
初演時よりも、キャスト全員の動きが大きく弾けっぷりもよかったので笑えるところは思いっきり笑い、曲に合わせて手拍子をして・・・と、とにかく楽しい作品。ウェディング・シンガーのロビーとウエイトレスのジュリアはお互い気になる存在になるのだけど、ジュリアには金持ちでハンサムな婚約者がいる。ロビーとジュリアは結ばれるのか??というストーリーで、陽気で明るくハッピーになれるミュージカル作品。
初演時と変わらず楽しい作品だったけど、観ている私の感覚が初演時とは違っていてラスト10分は目がウルウルしてました。先日の地震のこともあり、ミュージカルを観ることができる、楽しむことができるということは、こんなに幸せなことなんだ・・・と強く思ったのです。舞台上のキャストのみなさんが笑顔で歌い踊り、ハッピーエンドに向かっていくに連れ、素敵な時間を過ごせたことに感謝し、この幸せを当たり前のように思っていた自分の考え方を反省しました。
カーテンコールで「今日、みなさんに会えて嬉しかった」と芳雄クンが言ってくれたけれど、私も芳雄クンに会えてとってもとっても嬉しかったです。日頃のストレスを解消するために感動や刺激を求めて私は劇場に足を運びます。こんな時だからこそ、劇場は非日常の空間であって欲しいし、エンターテイメントの世界で生きている方々には頑張って欲しいと思っています。
終演後ロビーでキャストの方々が義援金の募金受付を行っていました。私は新納さんの手作り義援金箱に「私の気持ち」を入れさせてもらったけど、8センチの赤いハイヒールを履いた新納さんは色っぽくて大きくて、ドキドキしちゃいました。