ni-tomoの日記

日々のモチベーションの源をダラダラとつづってます

K-BALLET COMPANY『海賊』

2012-06-16 23:58:02 | 舞台観賞の日

久しぶりに熊川哲也率いるKバレエカンパニーを観賞。東京文化会館で『海賊』です。

毎回、見る度に思うことは「わかりやすい」。「バレエはちょっと・・・」「難しいんじゃないの??」と、思っている人にこそ、見てほしいKバレエ公演。美しい衣装と作品の世界観を華やかに表している舞台美術の中で繰り広げられる、恋と裏切りと男の忠誠心がたっぷり詰まった冒険活劇です。

『海賊』で1番おいしい役ことアリを演じるのは、熊川哲也。哲ちゃんが見たくて今日も行ったわけだけど、哲ちゃん人気は相変わらずで東京文化会館が満員になってました。以前と比べると、「爆発」といった言葉で表せるような跳躍ではなくなり、1幕は橋本直樹さんのしなやかなジャンプにおされてる感があり、少し淋しさを感じました。が2幕は、優れたバランスと確かな技術に裏打ちされた「技有り」ジャンプと高速ピルエットの連続で、「さすが熊川哲也」の踊りを堪能させてもらいました。

1幕50分、2幕60分の作品。「あっ」という間の終幕でした。お客さんを退屈させない演出にも芸術監督熊川哲也の才能を感じます。あ~、楽しかった


劇団☆新感線 『シレンとラギ』

2012-06-13 22:22:22 | 舞台観賞の日

劇団新感線の『シレンとラギ』を青山劇場で観賞。藤原竜也クンと永作博美さんのW主演のいのうえ歌舞伎です。

20年前にシレンが毒殺したはずの敵国国王ゴダイが仮眠から目覚めたとの情報を受け、再び国王暗殺に向かうシレン。シレンに暗殺命令を出したキョウゴクの息子ラギがお供で敵国に乗りこむ。シレンに再会したことでかつてのカリスマ性を取り戻していくゴダイ、誰にも言えない欲望を胸に抱えるキョウゴク、しだいに惹かれあうシレンとラギ、果たして国と人々が向かう先は??・・・と、いうような話でした。

藤原竜也クン出演ということもあって、衣装や場面によっては映画「デスノート」や「身毒丸」が私の頭をよぎっていったのだけど、よぎるどころか頭に居座ってしまったのが白装束の集団の歌とダンス。白装束の歌とダンスが止んだ瞬間、藤原竜也クンの代わりに山口祐一郎サマが登場して「エリザベート」の「闇が広がる」のイントロが流れ出すんじゃないかと思っちゃった。これは私だけでなく、隣に座っていた友人Jも思ったそうな。

藤原竜也クンが楽しみだった今回の公演だけど、1番素敵だったのはゴダイを演じた高橋克実さんでした。声がステキで存在感があり、カリスマ性がある国王ゴダイにピッタリ。独裁者なんだけど、ただの悪役で終わらず魅力ある人物になったのは克実さんの力です。

もちろん藤原竜也クンもカッコ良かったです。お顔が小さくてねぇ・・・ビックリしました。紙吹雪や新感線の演出が映えてました。今回はクールな役だったけど、弾けた竜也クンも見てみたいです。

いのうえ歌舞伎を見ると、自分自身に「ズン」と落ちてくるようなメッセージを感じることができます。今回は、「どんな自分も受け入れて生きる理由を自分で見つける」ってことかな。笑いの中に、生への力強さを感じた作品でした。


エリザベート2012 ②

2012-06-07 21:40:33 | 舞台観賞の日

さて、今シーズン2回目のエリザベート鑑賞です。本日のトートはマテ・カマラス。エリザベートファンならばマテは見とかなきゃねぇ・・・と思いつつも、そうは言っても日本版ではイマイチなんじゃないの??という気持ちも正直ありつつ、友人Jと帝劇へ。

・・・本物でした。マテこそトート私達が見たかったトートはコレなんだよぉっっとJと2人で叫びましたよ。

当たり前だけどマテが日本語で歌い、日本語の台詞を話すわけで。まぁ、トートは黄泉の帝王なんだから、下々の人間の言葉が不自由だっておかしくないもんねぇ・・・とは言ってみたけれど、全くそんなこと気になりません。それくらい、マテトートはスゴいです。

マテのトートナンバーがロック調になることは知ってたけど、あんなに演技が上手で踊りまくる人だとは思ってなかったのでビックリ。先日のエリザ観賞時はキャラクターがやけに淡白に見えて、演出が変わっちゃった・・・と哀しくなっちゃったけど、演者が違うとこんなにも作品が変わるのかと思うほど、素晴らしかった。マテの影響か今日は主要キャストがやけにアグレッシブに見えました。

シシィの結婚式のシーンからマテの演技力は光っていて、どれだけトートがシシィを愛しているかということがヒシヒシと伝わってきます。「エリザベート、泣かないで」でシシィに拒絶された時に、あれほど感情的になったトートは今まで見たことがないし、「闇が広がる」からルドルフの自殺にかけてのシーンも、「時代を操っていたのはトート」と思える動きが随所に見られ、トートから目が離せず今日はルドルフの歌も踊りも全く覚えていない。今日のルドルフは古川クンで先日のルドルフより歌も踊りもイケてたと思うけど、マテのおかげで記憶が・・・

フランツの「悪夢」のシーンのマエストロ・トートもよかった。ナイフを指揮棒代わりにして、指揮を振るう狂気めいた姿がとにかく美しい。そして忘れちゃいけないのが、シシィの体操室のシーン。医者のふりして病気で弱ったシシィにつけこもうとするのだけど、マントを取ったら胸筋ばっちり見えるくらいの露出っぷり。あれは夜這いです(笑)。

ラストシーンのシシィとトートの抱擁とキスは「今シーズンはさっぱりし過ぎで、ホントにトートはシシィが好きなのかねぇ??」なんて思ってたけど、マテトートは違うんです。ちょっと強引な感じがキュンキュンします。愛するシシィに自分を見てほしいけど、シシィの意思で自分を選んで欲しいという切なくもオレ様的な気持ちが見え隠れして、いいんですよぉ。私は禅さんのフランツを見ちゃうと「シシィ、フランツが可哀想だよ」とフランツに気持ちが傾いちゃうのだけど、マテトートならフランツには傾かない。トート側に振りきっちゃいます

本日のシシィは瀬奈さんで、王道の瀬奈さんとロッカーなマテとは合うとは思えないのだけど、デュエットナンバーはとてもハマってました。「私が踊る時」はお互いの歌声の個性が、トートとシシィの生き方に重なり、とってもヨカッタです

久しぶりにトート中心のエリザベート観賞をしちゃいました。やっぱり、トートは歌唱力より色気ですね。あぁ、どうしよう・・・、もう1回マテ・トートが見たい


ぼんやりしてるうちに

2012-06-03 20:23:54 | 独り言の日

6月に突入してました

最近、天気予報はハズれてばっかりだし、地震がはちょこちょこやってくるし、気圧のせいか頭痛はするしで、絶不調な日々が続いてます

今年も、もうすぐ半分終了。日々楽しく過ごせるように、ここいらで気持ちを入れ替えなきゃね。

まずは、梅雨の時期を楽しく過ごせるように、楽天で雨の日用パンプスでも探そうかな