とんとんはうす

「住まい方塾」34周年 
築百年古民家暮らし長野
2月は石垣島+離島
 



 

地盤の調査事項~昨日の問題(復習)

2016年02月08日 | 建築学校
地盤の調査事項は、現場でよく見ているから結構強いと思う。語彙がシンプルなのでおさえておくといいよ。


H27施工07 地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.基礎の深さ――――――――電気探査

2.透水係数―――――――――地下水位観測

3.N値―――――――――――標準貫入試験

4.地盤のせん断強さ―――――ベーン試験

5.地盤のS波速度の分布―――表面波探査


****** ヒント

1、電気探査




2、透水係数
透水係数は地層の透水性の程度を示す係数。一般に粒径のそろった粗粒な地層ほど大きく、細粒で混合粒径の地層ほど小さい
透水試験
http://www.f-kaihatsu.jp/gyoumu/chousabu/chousa_2.html



  地下水位観測
地下水位の観測は、一般に既存の井戸か調査ボーリング孔を用いて行われる。




3、N値 標準貫入試験
https://www.pwri.go.jp/team/geosearch/wadai_04.html




4、ベーンせん断試験は、十字状のベーンを地盤に押込み、その回転抵抗から地盤の非排水せん断強度を求める原位置試験である。この試験は、供試体が自立しないような軟らかい粘性土の強度を求めるのに適している。一般的に、ベーンせん断試験は軟弱な粘性土地盤を対象とし、試験深度は10m以浅で行われる。ベーンせん断試験は「原位置ベーンせん断試験」の名称で地盤工学会基準(JGS1411-2003)となっている。







5、表面波探査 地盤のS波速度の分布




****** 解答

【解答2】透水係数は透水試験で調査し、地下水位はボーリング孔の孔内水位を利用して調査する。
コメント

コンクリート打放しのコーン?材齢?

2016年02月08日 | 建築学校
「型枠工事」は、私より詳しいと思うけど、現場とテキスト両方で確認しておいてね。
★せき板の厚み★コンクリート打放し★打設時気温★型枠の組立★パイプサポートの高さと水平つなぎ



H27施工08 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として用いるコンクリート型枠用合板の厚さは、特記がなかったので、12㎜とした。

2.コンクリート表面が打放し仕上げであったので、型枠緊張材(セパレーター)にコーンを使用した。

3.早強ポルトランドセメントを使用したコンクリートにおいて、コンクリートの材齢によるスラブ下の支柱の最小存置期間は、平均気温が8℃であったので12日とした。

4.型枠は、垂直せき板を取り外した後に、水平せき板を取り外せるように組み立てた。

5.支柱として用いるパイプサポートの高さが3.6mであったので、水平つなぎを高さ2.5mの位置とし、二方向に設けるとともに、水平つなぎの変位を防止した。


****** ヒントの写真

打放し


コーン


パイプサポート



材齢について
「コンクリートの強度は一般に材令28日における圧縮強度を基準とする」と規定しています。


****** 解答


【 解答5】支柱として用いるパイプサポートの高さが3.5mを超える場合、水平つなぎの高さは2.0m以内の位置としなければならない。
コメント