田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

お盆

2008-08-15 18:01:42 | カァちゃんのたわ言
我が家のお盆は七月で、実家は八月である。
戸惑いながらも、学校が夏休みに入っている八月の方が、らしく思える。
仕事の都合でなかなか行けなかった13日の迎え火のお墓参りに、今年は行って来た。

提灯・お供え等の準備をしていると、子供の頃が懐かしく思い出された。
祖母の手伝いで仏壇の磨き物
~ 持ちやすい様にぐるぐる巻いた縄に藁灰をつけて、鐘や蝋燭立てをピカピカに。
   綺麗になるのが嬉しくて、喜んで手伝った。 祖母の話も、しっかり聞きながら・・・
   『ユリの花』は金箔を汚すけん、飾らんよ。 (花粉が問題らしい。服に付いても大変!)
  観音様は、子供をしっかり守ってくれるよ。(仏壇とは別に、子供を抱いた観音様が脇にあった。)
特別な信仰心があったとは思わない、普通の浄土真宗の家なのだが、
祖父母の影響で、お経まで覚えてしまった。
墓の花は、何処の家も 『シキビ?』 だったと思うのだが、今は賑やかな色合いだ。

今日は、精霊流し。 花火も楽しみだったが、舟の上で雅楽が奏でられる風情が懐かしい。
以前の開催場所は歩いていける距離で、元の川尻港の舟着き場だった。
十数段ある長い石段は、遊び場所でもあったし、大人たちは洗濯や野菜洗いにも利用していた。

今は新幹線の高架工事が進んでいるが、蒸気機関車の音を聞いて育った。
『シュッ・シュッ・ポッポ』 が、最初に覚えた汽車の事だった。
「ポーッ」 「ボーッ」 汽笛の音で祖父は天気予報もしていた。
明るい音色で『晴れ』のイメージとか、どっしりした重さを感じる『雨』の模様とか、子供心にも解った。
そういえば、 『日和見山(ひよりみやま)』 もあったなぁ!

昔を懐かしがるのは・・・・・
いやいや、気づかなかった 『よさ』 を、改めて見つけ出してみようかな? と。   
実家から歩いて20分以内の所だけでも、城下町の歴史を感じる場所が幾つもある。
その内に、ゆっくり散策してみたいと思っている。
コメント
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