~ ヒゲが倒れる前の思い出話 ~
日曜日、 初めての “ 島田美術館 ” へ
山路をくぐって、不思議な空間に、そこはあった。
キョロキョロして進むと、版画家の “ 秋山 厳先生 ” が待っていた。
ひとしきり観て回り、いつものクセで、館に併設の喫茶店に入った。
ちょっとレトロな雰囲気。
コーヒーの器や灰皿等も骨董趣味なのが良い。
店(田園)で使えそうな、染付けの手塩皿を少し買い求める。
再び会場に入る。 どれも、ヒゲの手におえる値段ではない。
そんな中で、 “ 備前焼の水指 ” の所で足が止まった。
見事な造形! なんと、備前焼作家と秋山先生との合作!
蓋の取っての形がお気に入り
今風に言えば、 “ 夢のコラボレーション ” とでも称するんですか?
値付けを見て、ヒゲは震え上がった。 ¥ 200.000 !!
とても、手を出せる額ではありません。
その時、秋山先生がヒゲにささやきました。
「 マスター! ボクの分は要らないから。 どうだい? 」
なんと、10万円の割引です! ヒゲは誘惑に負けました。
次の日の田園カウンター ・・・
「 アラー、先生 いらっしゃいませぇー 」
「 今日は、一人だからカウンターがいいだろう 」
やがて、三々五々、S村さん達も集まり、賑やかになり始めます。
秋山先生 (ニターッと笑って) 「 マスター、久保田、一升瓶あるかな? 」
「 ハイ 」
「 じゃあ、それ一本、俺に付けといて。
そして、皆であの水指の “ 筆おろし ” をやろうよ!? 」
ヒゲは、ピーンときて、水指を用意しました。
「 皆さぁ~ん! 秋山先生より、久保田・一本は入りまぁす! 」
( どこか、ホストC風なセリフ )
水指に一升酒を ドドーッと移し、ひしゃくと抹茶碗で銘銘汲み取る事に。
六席のカウンターは大盛り上がり。
ヒゲは、20万円(!)の酒器(?)が気になって、酔っぱらう所ではありません。
酒が少なくなった最後は、とうとう水指ごと天井向いて、
飲み干し上げてしまったので御座いました。
備前焼の先生、こんな使い方しまして、ゴメンなさいでした。
別の日に、秋山先生と
日曜日、 初めての “ 島田美術館 ” へ
山路をくぐって、不思議な空間に、そこはあった。
キョロキョロして進むと、版画家の “ 秋山 厳先生 ” が待っていた。
ひとしきり観て回り、いつものクセで、館に併設の喫茶店に入った。
ちょっとレトロな雰囲気。
コーヒーの器や灰皿等も骨董趣味なのが良い。
店(田園)で使えそうな、染付けの手塩皿を少し買い求める。
再び会場に入る。 どれも、ヒゲの手におえる値段ではない。
そんな中で、 “ 備前焼の水指 ” の所で足が止まった。
見事な造形! なんと、備前焼作家と秋山先生との合作!
蓋の取っての形がお気に入り
今風に言えば、 “ 夢のコラボレーション ” とでも称するんですか?
値付けを見て、ヒゲは震え上がった。 ¥ 200.000 !!
とても、手を出せる額ではありません。
その時、秋山先生がヒゲにささやきました。
「 マスター! ボクの分は要らないから。 どうだい? 」
なんと、10万円の割引です! ヒゲは誘惑に負けました。
次の日の田園カウンター ・・・
「 アラー、先生 いらっしゃいませぇー 」
「 今日は、一人だからカウンターがいいだろう 」
やがて、三々五々、S村さん達も集まり、賑やかになり始めます。
秋山先生 (ニターッと笑って) 「 マスター、久保田、一升瓶あるかな? 」
「 ハイ 」
「 じゃあ、それ一本、俺に付けといて。
そして、皆であの水指の “ 筆おろし ” をやろうよ!? 」
ヒゲは、ピーンときて、水指を用意しました。
「 皆さぁ~ん! 秋山先生より、久保田・一本は入りまぁす! 」
( どこか、ホストC風なセリフ )
水指に一升酒を ドドーッと移し、ひしゃくと抹茶碗で銘銘汲み取る事に。
六席のカウンターは大盛り上がり。
ヒゲは、20万円(!)の酒器(?)が気になって、酔っぱらう所ではありません。
酒が少なくなった最後は、とうとう水指ごと天井向いて、
飲み干し上げてしまったので御座いました。
備前焼の先生、こんな使い方しまして、ゴメンなさいでした。
別の日に、秋山先生と