Ｕｎｗｅｌｃｏｍｅｄ Ｇｕｅｓｔ

ホワイト・ハウスの招待ディナーで、　『　招かざる客　』　が珍入して、
警護員が青ざめたとか。
その招待されてない夫婦の、超ハッピーな顔が笑わせる！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ずっと若い頃観たアメリカ映画　『　招かれざる客　』　１９６７年
　　　　　　　　　　　　　　　　　

へェーッ、自由の国・アメリカにして、この人種差別なんだなぁと思っていた。
２０００年代に入り、生きている内に、米国で黒人大統領の誕生を見ることはないなと
思っていたら　・・・　なんとビックリ！　オバマ大統領の登場！
長生きはするもんだ？
大統領は、あの映画を知っているだろうか？
好ましからざるゲストが、Ｗ・ハウスに来たと知った時、どんな表情だっただろうか？

常連のＡ●セメントさんから、予約が入った。
会長さんとやらを連れて来るから、カウンターを６名分御願いしますと。
そして、その日がやって来た。
乾杯の後、その人吉では有名建設会長が、ヒゲに　「　おい、親父　“　焼きトリ　”　ば！」
　　　　　　　　　　　　　

気を取り直しながら、　「　あっ、すいません、これがメニューでございます。　」　と
ヒゲは差し出しながら　・・・
　　　　「　ウチは、（酒の）肴屋ですので、魚料理中心になっております。　」
会長　「　なにーい　（怒）　」
招待主の方を見ると、　“　マスター、うまくやってくれよ！？　”　といった顔をなされて
おります。
会長　「　ニワトリ　（鶏）　は、なかつかい！　」
ヒゲ　「　ハァー、まかない用のムネ肉ならありますが　・・・　。」
「　そるば、串に刺して焼くとよかどが　」

しようがありまっせん。　調理場も初めての仕事です。
やっと二人前仕上げて、会長の前に差し出すと、
　　　　「なんや、コラッ　（怒）。　こっだけか！　全員の分まで焼かなんタイ！　」
調理場も、目の前でヒゲが怒鳴られているので、しようがありません。
再び、慣れない作業を続けます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

会長以外の客は、縮こまって口も開かず、メニューに手を出す事は出来ませんでした。
おそらく、焼き鳥にするには、一番合わないと思われるムネ肉。　
そのシパシパしているはずの焼き鳥だけを食べながら、時間は過ぎたのでした。
一度も、田園の酒と肴が出る事もなく　・・・　。
そして、この招待された　『　招かれざる客　』　は、御満悦の一夜を楽しまれたので
ございました。