激安合戦

タイム・スリップ　（　１２/１　ブログ　）　から醒めて、一人になって肴を頂き始めた。
やがて、手が空いた海王丸の大将とカウンターで飲むことになった。
「　どぎゃんですか？　最近の宴会は？　」
「　今年は、込み４千円で言うて来る所が多かつですよ！　（渋顔）　　」
「　ほんなコツ、今この辺　（西銀座通）　でも、３千５百円でする店もあってですもんね！？　」
「　ちゃんとした器を使って、まっとうな酒やビールを出して、４千円じゃ出来んですよ。　」
「　取り敢えず、今年の１２月は、試しにやってみらんですか？　」　と言ってみたヒゲだが　・・・

ヒゲの　　《　つ・ぶ・や・き　》
　　込み４千円で出来ない事はないんだが、これで人件費がどこまで出るかは疑問だ。
　　値下がり分を数でこなす　～　じゃぁ、一人で何十人の客をカバー出来るのか？
　　それに伴って増える洗い場の対策に、一人増員したら、ナーニもならなくなるし　・・・

テレビで最近よく出るネタは、　『　激安もの　』　　
一円でも安く売ったものが、王様みたいに祭り上げられるニッポン！
人件費までは出ないから、解雇やボーナス・カットに走る。
すると、又、金が使えなくなり、辛抱づくめにさせられ　・・・　
これって、日本人同士で　“　首の絞め合い　”　ゴッコさせられているように感じるのは、
ヒゲだけか？？
　　　　　　　　　　　　　　　

いち円安売り競争の　“　シワ寄せ　”　は、とどのつまり、生産者や物造り人を
搾取する事に及ばないのか？
失業者で巷（ちまた）はあふれ、若い女性は子供を産む事をためらうような、
鬱屈した空気が漂う暗黒の国、ニッポン。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そうだ、　そうだ！　進次郎先生にお聞きしよう！
「　いったい、誰のお蔭で、こんな素晴らしい国になれたのか？　（怒）　　」