田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

詰むや詰まざるや~奮闘記

2012-07-25 22:33:10 | ヒゲの盤上の世界
宗看の 『 無双 』 の一番を、ひと月も掛けて解いたヒゲ。
予定は一週間のハズでしたが、めげずに、二番に取り掛かる。
例の、Amazonさんから手に入れた東洋文庫の問題を、手作りマグネット盤に再現する
作業からスタートする。
何だ、今度はヤケに駒が多くて、配置の面積が広いナ!  (笑)

   

さて、初手は16歩。 まあこんな所だろう。
そして14玉。 ここで、ハタと考え込んだ。
13に置いてある銀はナンだろう?
ふた通り考えられそう。
攻め方が、16,15,14歩と進める為、時間かせぎの “ 餌 ” 。
或いは、14玉に、24銀成りとして、2筋におびき寄せる “ 囮 ” だろうか?

しょうがない、両方のラインを調べる。
その内、2筋に来た玉に、33銀成らずが見えた。
これはきっと、33の地点がキーポイントだろう。
銀で取って、穴を作り、直ぐに銀を成り捨てると。
これで、遠くに居る83の飛車の潜在力が増す。
後は、いかに玉をそのラインに引っ張り出し、41角成りの開き王手を散らつかせながら、
追い込むか。
これが、ヒゲの描いたストーリーだが、まるで裏切られた。 (笑)
実際は、33でなく、35の地点に銀が。
コレって、大丈夫?

   

同玉で入玉模様なんだが、詰むのかな?
とりあえず85飛成りだが、55に合い駒されて困る?
待てよ、この合い駒、飛車で取ればナントカなるのでは?
ソーや、そーや!
それじゃ、スタコラ逃げ出されたら、63の角が効いて、アラッ!
18に馬を引き付けメイト。

   

コレ何か、実戦の入玉対策に心得るべき戦術だ。
戻って、85飛成りに合い駒出来ずなら、逃げるしかない。
逃げる玉に、26桂捨て!
えーっ、駒の補充に、歩を取って25龍が常識でしょう?
更にソレから、34龍捨て! 、 33馬捨て! 何だコレは?
一生考えても思い尽かない手順だ。

   

そこ迄して、実現したい25桂跳ねとは?
なるほど、コレで13の地点の力関係が逆転する訳だ。
まあ、話は良く出来てるナー。
最後のエンディングを楽しんで、大団円。
まるでシンフォニーだ!
心地良い疲れが、襲って来る。
さあ、明日からは、第3番に取り掛かるか!

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コメント (5)
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