田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

見識~太刀魚

2012-07-24 21:54:49 | よもやま話・料理編
我が家の買い物で、カァちゃんが嫌う第一位は、烏賊のまるごとです。
水洗いする時、墨袋を破って、流しを真っ黒くしてしまうからです。
逆に、にっこり買いは、切り身の太刀魚パックです。
このパック物は、基本的に水洗いしてあるので、文句なし。
さて、そんな便利な太刀魚。
塩を降って焼くだけですが ・・・
                        (笑)

ほんのチョットの事で、貴方の株が騰がる、インサイダー技術があります。
これが、して有ると無いとでは、彼女(彼氏)の印象が大きく変わる裏技。
地味系のヒゲが、ずいぶんな大風呂敷を広げたなとお思いでしょうが。

それは、焼く前に、太刀魚の背骨を抜くのです。
熊本の魚屋では、ヒラヒラした背ビレはザーッと切り落としてはあります。
が、実を言うと、背ビレに連接してる背骨の方が問題なんです。
先ず出刃包丁をご用意下さい。
太刀魚の背骨の上側に、出刃を1cm程差し込みスライドさせます。
身を返して、再び同じ様に出刃を滑らします。
そして、出刃の刃で背骨を押さえながら身を引くと、あら不思議!
簾(スダレ)状の背ビレ・背骨がゾロゾロと抜けるのです。

       

あくまで、これは焼く寸前にして下さい。
余り早目にしていると、この背ビレを抜いた場所は、 “  足がハヤク成る ” からです。
この、足がハヤク成るは、決してウサイン・ボルトの魔法の脚力の事では有りません。
料理用語で、傷むのがはやく成るの意です。
そんなウサ0ン臭い話は、ジャマイカの呪術師みたいだと疑われますが、本当です。

ここまで済めば、後は、塩を振って焼くだけ。
焼き上がりを、彼女(彼氏)にすすめましょう。
いつもの様に箸を入れると、アラ不思議?
身がサラサラとほぐれるでは有りませんか。
エッ! なーに?  あれ程食べづらいハズの太刀魚が ・・・
きっとその瞬間、自分の為にソコまでしてくれたと、見直される事でしょう。
所で、実は腹側にも、同じ様な小骨が或るのですが、こちらは抜くのは少々熟達の技が要るし、
まあ無視して良いでしょう。

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