ドッちを応援ショー

８／３　（日曜日）　　ＮＨＫ杯将棋トーナメント。
今日は、もっとも楽しみな対局です　～～　香川愛生女流王将　ー　熊坂学五段

一回戦、女流枠からの出場者が登場する対局は注目の的に。
前回見た、女性登場の対局は、非常につまらないモノでした。
男性プロが、勝ちにこだわるばかりの指し手を続けたからです。
女相手に、堅牢強固な鉄カブト姿の居飛車穴熊で対峙して、一太刀も浴びぬゾの出で立ち。
前のブログにも書きましたが　・・・　。
相手はビキニ姿なのに、男の方は鎧兜の万全さ。
見どころも無い、一方的な虐殺シーンで終わった。

さて、今年の女流登場の対戦。
普通なら当然、ヒゲは文句なしに女の人を応援します。
しかし、今回はチョット違った。
ビキニをまとっているのは、男の方だからです。　（苦笑）
熊坂男子プロは、ギリギリで昇段したものの、武運つたなくフリークラス転落。
これ以上負けがこむと、いよいよ　“　引退　”　の二文字がチラつく。
そう、マスコミ用語で云う、　『　崖っぷちの男　』　なんです！
一方、女性はタイトル保持者の美人女子大生。
我が世の春を謳歌する盛りです。

　　　　　　　　　　　　
ＴＶ映像がアップされると、昭和の風情を残す将棋指しが、ひょうひょうと駒を進めてます。
女子プロは、なんとミニスカート。
相手が秒読みに追われた時に、膝に被せているハンカチをパッと外しましょう。
「　アアッ？　白い太ももがまぶしい！　」　　
コレぞ、くの一忍法　～　久米の仙人落としの秘術なり。
そんなトラップまで仕掛けられて、崖っぷちの男は闘いに向かうのです。
無理もありません。
男子プロは、いよいよ後が無い人生の岐路に立たされています。
そして、ＮＨＫ杯の予選を奇跡の通過。
それをむざむざ、一回戦で姿を消すなんて出来ましょうか。

昨年の男子プロ穴熊の闘いと違い、クマさんは左美濃をチョイス。
リスクが多いのに、いさぎよい選択です。
局面は、石田流がさばけて女流ペース。
そして、４五銀打ち。　ヤバい！！
いよいよ崖に追い込まれ、クマさんの薄い髪の毛が潮風に揺れています。
２時間ドラマ風なら、犯人が自供する時間帯。
その時でした。
クマさんの放った　１二角！？　　何だこの手は？　　苦しまぎれか。

ヒゲが、なぜクマさんを応援するのか？
日本人好みの、判官贔屓（ひいき）もあるでしょう。
ヒゲ的には、努力しても武運つたなく落ちていく黄昏族への郷愁でしょうか。
或いは、女性相手に鉄カブトを外して、どうどうと斬り合ういさぎよさも。

局面は、とうとう、龍と金で討ち取られたと誰もが思った瞬間　・・・
クマさんの玉は辛うじて助かっている。
不思議な　１二角　が効いている。
逆転です！！
クマさん、二回戦もこの調子でたのんマッセ。
香川女流は、まだ春秋に富む年頃、次があるサ。

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