田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

冬の必需品

2016-01-16 16:34:41 | ヒゲの毒舌
昭和文化至上主義者のヒゲですが、平成の今、或るモノの簡便性には降参してます。

昭和四十年代、南国育ちのヒゲには、京都の寒さは異次元のものでした。
だから、チェスの例会で大阪に向かう時には、準備のセレモニーが大変です。
コタツの上に、セット物を置きます。    
普通のタバコ箱を少し縦細長くした様なサイズの、シルバーメタリックな本体。
上蓋を引き上げて、着火口を外します。
外した所に、専属のジョウゴをかませます。
燃料のベンジンを、こぼれない様に慎重に注ぎましょう。
                       
ジョウゴの上部を90度捻じると、燃料が本体に沁んでいきます。
用途・時間にあわせて、コレを繰り返します。
着火口に替えて、マッチで火を灯します。
本体上蓋をはめ、ラシャ製(?)の袋に詰めて、首から吊るして出来上がり。
アルコールの燃焼する臭いが、鼻をくすぐる。
商品名は、確か 『 白金かいろ 』 だった様な。

コレとは違うタイプのカイロもありました。
キューバ・葉巻を少し短くした様な燃焼棒。
これの先端の紙に着火して、容器に移せばOK。
着火は簡単ですが、燃えかすの片付けが少し面倒でした。

懐炉の準備が済んで、衣笠のアパートを出ます。
金閣寺前の電停で待つのですが、なかなか電車が来ません。
腹はカイロのお陰で温かいけど、安全地帯に立つ足の先は、ぼーっとする程シバれてきます。
ヒゲは、京都の寒さが、イヤでしかたありませんでした。
そして現在。     
病院・リハビリ・宴会などで外出する時には、必ずミニカイロを。
袋を破いて、シャツにペタりで出来上がり。
なんて簡単なんでしょう。
ハッキンカイロ愛好者だったヒゲには、信じられない簡便さです。
外出以外にも、実は大変助かっている時があります。
ヒゲとカァちゃんとは、体感温度が五度程も違います。
だから、ヒゲの都合で暖房を入れると、カァちゃんは汗ばンで具合悪くなります。
そんな時に、黙ってミニカイロで夫婦円満!? (笑)

さぁて、そのカイロをペタっと貼って出掛けます。
今度の月曜日 (1/18) 、 天下国家を語りに。
こんな寒い日には、熱い燗酒が最高!  
これに、珍しい肴があれば、なお文句なし。

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コメント (5)
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