田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

クルーズ珍道中~和食ディナー①

2019-02-18 20:58:53 | よもやま話・料理編
昼食は、ゴディバのスイーツだけで済ませて、夜のディナーに備えます。
今夜は、ドレスコードがフォーマルじゃなく、カジュアルなのが嬉しい。

今夜のダイニングも、窓際のテーブルに。
殆どのお客さん達が席に付いている脇を通り過ぎて行くのは、少し気が引ける。
ヒゲは早速、『 今夕のおすすめ酒 』 のメニューをのぞく。
     
さあ、燗付けの酒は何にしようかなぁ~ 🎶
なになに、この冷酒グラス “ のみ ” の表示は?
これじゃあ、燗付け酒の選択肢はひとつしか無いじゃん! (怒)
せめて、船中ハ策の純米ぐらい置いてあれば!?
「 船中散策のお後は、船中ハ策の熱かんが美味い! 」 
なんて、親父ギャグがウケたりして? (笑)

フィリピンのギャルソンに、恐る恐る尋ねる。
「 陸奥ハ仙の熱かんってえ、出来ますか? 」
ヒゲは、理解してもらえるだろうかと心配していた。
日本人のバイト学生は、燗付けを知らないのが多いからです。
それにしても、この100cc 単位の価格附けは?
銭を飲むみたいな、喉につっかえそう! (爆笑)

そして、いよいよ愛媛の天然真鯛の登場。
今朝の丸窓の光景が思いだされます。 
         
しまなみ海道の近く、まるで川が流れるような潮流でした。
         
その流れにサオ差して踏ん張っていた数隻の漁船。
ひょっとしたら、あの時の釣果か!? 
              
ひと口食べただけで、分かります。
同じ天然でも、熊本・天草近海ものとは随分違うことが。
歯応えが、筋肉質なんです。

食べながら思い付いた小噺。
主人公は、愛媛の天然真鯛に初めて挑む “ なーんちゃって今どき板場 ” 。
降ろし始めて間もなく、座礁したように出刃が動きません。
なーんちゃって板 「 親方!コレッ、駄目ッすね! 奇形物だから使えませんワ。 」
親方  「 どうしてだい? 」
ナ板 「 だって、この尾っぽの骨に大きな瘤(コブ)があって、包丁が進みません。
     こんな変なものは、お客に出せないから捨てますヨ。 」
親方 「 バカ、お前は養殖鯛しか扱ったことがないのでしょうがないが。
     ええか! こんな来島海峡みたいに海流が激しい所で育った天然真鯛は、
     潮流に負けない様に踏ん張って泳ぐ!
     だから、コブが出来るのだ。
                       
     この部分は、出刃の先をカールする様に動かすんだ。
     そうだ! お前たちみたいな、温室育ちの促成養殖のなーんちゃって料理人も、
     この来島海峡に放流すると、ちょっとはマシになるのだが ・・・ (笑) 」
ナ板 「 げえ~、マジッすか? 親方、ご勘弁を! 」

  
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コメント (2)
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